瀧羽麻子のレビュー一覧
-
音とか匂いって自分の頭の中にあっても人に伝えられないのがもどかしいなといつも思うけど、伝えられなくてもわたしの中にはあるし、うまく思い出したり言語化したりはできなくても、またその音を聞いたり匂いを嗅いだりすれば今まで忘れてたのが嘘かのように記憶が鮮明に蘇る。そういう経験を思い出す本だった。Posted by ブクログ
-
「若い恋人たちに負けず劣らずぴったりとくっついているのは、愛情のしるしというよりは、足もとの安全を確保するためだろう。いや、互いの安全を慮っていることこそが、愛情なのかもしれない。」
「誰もが一位になれるわけじゃない。ここはそういう世界だから。でも、一位のなるためだけに弾くわけでもないのよ。」Posted by ブクログ -
児童書。
友達に誘われて、さほど興味がないのに入った天文部。
なんとなく居心地の悪さを感じていた千春だが、だんだん星の面白さに気付いたり、仲間との絆を深めていく。
その様子が中学生らしい初々しさで良い。
Posted by ブクログ -
天体と恋愛、そして失恋。天文部に入った少女千春の青春物語。
小学生でも読みやすそうな本。恋愛だけでなく星についても詳しく描かれていたため、興味深かった。Posted by ブクログ -
昨夜は双子座流星群を見た!
流れ星を見たのは人生で2回目くらい。
深い深い濃紺の空をじーっと、ぼーっと見るのは集中力とゆるりだらりが混ざって、考えごとしたり頭が空っぽになったりして、なかなかよかった。
そして、流れ星は空の色に映えてきれいだった!
主人公の香澄や友人栄子が森へハイキングし、頭と心を...続きを読むPosted by ブクログ -
転職したいと昨年から考えていて、実際に何回か面接に行ったりしていたので、興味深いテーマで手に取りました。
読み終わって素直に、私は転職の仕方を知らなかったな。自分のことをちゃんと理解してアピールできていなかったな…と反省。
なんの取り柄もないパート歴の長くなった私にもエージェントがつけば成長できるの...続きを読むPosted by ブクログ -
7つの優しい物語。
オルゴールから聴こえるのはどんな音楽なのか。それを聴いてどう感じるのか。このお店でそのオルゴールに出会えた人達に起こる出来事。
温かな気持ちで読み終えました。Posted by ブクログ -
うさぎパンに続き瀧羽さんの本を連続で読みました。
いつもなら、同じ作者の本は続けて読むことは少ないのですが、瀧羽さんの文章が好きになってすぐ読みました。
結果、ネバーラもとても好きな文章でした。
うさぎパン同様、小説だと分かっていても、実在しているように感じるくらい、登場人物の描写が細かくてイメー...続きを読むPosted by ブクログ -
ゆうこの日常を美味しいパンと一緒に穏やかに楽しむ本かと思っていたら!!
途中のスパイスに えっ?! と声が出てしまった
私もパンが好きなので、アトリエに行ってみたいと思いましたPosted by ブクログ -
読み返すのは4回目。
大きな波風がなく穏やかな物語で、舞台となる京都の町並みや染め物の描写が魅力的。
何かに影響を受けることを「染まる」と表現する日本語の美しさを、読んでいて再発見したような気持ちになる。
Posted by ブクログ -
主人公で高校一年生の誠は、幼なじみの小夜子と二人で個人的なネット関連の問題を解決しています。誠が依頼を受け、小夜子がパソコンの能力を駆使して実作業を行っています。学校の裏サイトへの悪意ある書き込みを誰が書いたか突きとめたり、誤って送信したみられたくないメールを削除したりしています。ただ、誠は次第に自...続きを読むPosted by ブクログ
-
その人の心の中に流れている音楽を聴きとって、オルゴールを作ってくれるお店が、南の島でNew Openしていました。
悩みや迷いを抱えている人の背中をそっと押してくれる音楽。それで全てが解決するわけではもちろんないけれど、一歩踏み出す勇気をくれる。 そういうものを求めている人ってきっと多くて、老若男女...続きを読むPosted by ブクログ