瀧羽麻子のレビュー一覧

  • うさぎパン
    ゆうこの日常を美味しいパンと一緒に穏やかに楽しむ本かと思っていたら!!
    途中のスパイスに えっ?! と声が出てしまった

    私もパンが好きなので、アトリエに行ってみたいと思いました
  • いろは匂へど
    読み返すのは4回目。
    大きな波風がなく穏やかな物語で、舞台となる京都の町並みや染め物の描写が魅力的。
    何かに影響を受けることを「染まる」と表現する日本語の美しさを、読んでいて再発見したような気持ちになる。
  • ハローサヨコ、きみの技術に敬服するよ
    主人公で高校一年生の誠は、幼なじみの小夜子と二人で個人的なネット関連の問題を解決しています。誠が依頼を受け、小夜子がパソコンの能力を駆使して実作業を行っています。学校の裏サイトへの悪意ある書き込みを誰が書いたか突きとめたり、誤って送信したみられたくないメールを削除したりしています。ただ、誠は次第に自...続きを読む
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    その人の心の中に流れている音楽を聴きとって、オルゴールを作ってくれるお店が、南の島でNew Openしていました。
    悩みや迷いを抱えている人の背中をそっと押してくれる音楽。それで全てが解決するわけではもちろんないけれど、一歩踏み出す勇気をくれる。 そういうものを求めている人ってきっと多くて、老若男女...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    転職エージェントの女性の話。垣根さんのシリーズの女性版という感じで話はイメージ通りだけど、料理は瀧羽さんらしいかな。私は真摯で好きです。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    シリーズ2作目。
    前作は北の街が舞台だったのが、今回は南の島に。
    場所が変わるだけで、流れる空気感がゆるやかになった気がする。
    住民400人の島なので、登場人物も短編の中でかぶってくる。
    前作での登場人物がまた現れたりもするので、面白かった。
  • 虹にすわる
    「虹に『すわる』」という作品名で椅子作り工房が舞台の物語。
    仏壇職人の家に生まれ、物語の中では実家で修理屋をしている徳井。
    徳井の後輩で椅子作りへの情熱はあるが、就職先の工房を飛び出し、徳井の所へ転がり込んできた魚住。
    この二人が椅子作り工房を営んでいく様子が描かれている。
    日常の物語が穏やかに流れ...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    転職エージェント、キャリアアドバイザーの話
    珍しいテーマで自分がかつてしたいた仕事が主題になった小説ははじめて読んだ

    ある意味すごくリアルというか、ほとんど全く起こりうることしか書いていないので
    自分の気持ちを重ねながら読んでしまった

    経験したことがない人が読んでどう思うかはわからないけど
    私に...続きを読む
  • 乗りかかった船
    ひさしぶりに、正統派のお仕事小説を読んだ感じです。悪者が出てくるわけでなく、みんなそれぞれ頑張って生きている様子に、ついつい自分を重ね合わせてしまいます。続きがぜひ読みたい作品でした。
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    一組のカップルとその両親、6人の視点で語られる結婚に至るまでとその後のお話。現在と過去、そして未来もあり想像しながら楽しめる。母親の美奈子さんは少し自分に似てるようにも思えて親近感もあり。少し変わっているけれどパートナーはとても理解あり羨ましい。最後になんの問題もないと思った真衣ちゃんにも辛い過去が...続きを読む
  • 虹にすわる
    こじれたアラサー男子二人が椅子職人になろうといきあたりばったりで進んでいく話。
    行きあたりばったりでも、お互いが互いの苦手な部分を上手くフォローしている。
    調子に乗るタイプと慎重派タイプ。
    サクサク読めた。
    ☆3.5かな。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    誰にでも大切な思い出が詰まった曲が心にあるもの。その曲を誰かと共有できたり、素敵なオルゴールとして曲が流れていたら、その曲を支えにまた人は歩けるのかも知れないって思える作品です。
  • 黒い結婚 白い結婚
    若い頃は恋愛の先のゴールが結婚で
    とても幸せなことだと思っていた

    時間をかけながら夫婦や家族の形が変わっていく
    夫婦の数だけ形もあって
    結婚の意味がある
    それはまさにこの短編集の最後の
    「いつか、二人で。」の一節にあったように
    夫婦の最後にならないと結婚の意味は分からない

    この本は黒い結婚と白い...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    面白かった。
    転職エージェントのお話って珍しい。
    自分の心に刺さる言葉もあったりして…。
    ソフィアに是非是非お会いしたいところ。
  • あなたのご希望の条件は
    日々折り合いをつけながら、働いているけれどよぎる瞬間も多い本のテーマ。現実にあったら、私もピタキャリアを利用してみたい。
    そして、ソフィアに適性職を教えてもらいたい。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    初めましての作家さん!
    音楽モノってどうかなーって思って読んでみたらどハマりしました。
    オルゴール屋さんが舞台で、その人が大事に思ってる音楽に関する短編集。
    読んでてほっこり。2冊一気に読んじゃった。

    親子愛、大人の愛、夫婦愛などなど、色んな形の愛が溢れた小説で読んでてすごく元気出た。

    音楽って...続きを読む
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    前作「ありえないほどうるさいオルゴール店」では北国が舞台でしたが、今度は南の離島に場所を移し、様々な人の心の音に耳を澄ませた心温まるストーリーでした! 前作を読んだ方にはサプライズな展開もあり胸熱でした!
  • 左京区桃栗坂上ル
    おとなしくのんびりした性格の上原璃子。
    父の転勤で、璃子が4歳のとき一家は奈良へやってきた。
    住宅地にある公園で、璃子は同い年の果菜と友達になり、三つ歳上の「お兄ちゃん」が、時々遊びに加わってくれた。
    商店街のはずれで両親が青果店を営んでいる兄妹。「お兄ちゃん」とは、すなわち安藤くんである。
    その後...続きを読む
  • 左京区恋月橋渡ル
    左京区シリーズ第二弾は、大学院生になった山根くんが主人公。
    相変わらずの寮生活が続いています。
    バイオを専攻している、食べ物が大好きな安藤くんに加え、三次元ゲームの開発に携わっている後輩の寺田くんや、ダニを研究している川本くんも登場します。

    工学部工業化学科、花火が大好きで、小柄でメガネをかけた艶...続きを読む
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    小さなレストランをめぐる2つの家族の物語。家族それぞれの思いと美味しいご飯。お腹すいたー!と読んだ後に笑顔で思える。