中村航のレビュー一覧
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簡単に書けるかどうかはともかく、創作初心者が最初に手に取る手引書としてかなり良い。
精神論に逃げず、具体的な構想の立て方や文章の書き方をロジカルに説明してくれている。これから小説書きたい人はたぶん買って損はない。Posted by ブクログ -
とても静かな気持ちになる小説でした。
大切なのは、客観的な事実ではなくて、その瞬間瞬間を生きた本人同士の感じたものだと感じました。
100回泣くこと。泣いた先に見えた主人公の決意や生きる覚悟に静かな勇気をもらいました。Posted by ブクログ -
この世はまぐれと気まぐれ
ピュアな不倫のはなし
障害物がある方が恋って盛り上がるのかな?広末涼子を思い浮かべながら読んでた。(?)
そのカップルだけのノリとか合言葉みたいなのが散りばめられてた。理系の大学院生で研究とか大学の感じが詳しく書かれてで良かった。
木戸さんは結局なんだったの?
最後は年...続きを読むPosted by ブクログ -
勢いのある若者の恋のお話。自分たちはなんでも出来るんじゃないかという全能感に溢れていて、双方どうしようもないくらいにお互いのことが好きで、、、共感はできないけど微笑ましくなる作品です。文体も読みやすかったのでおすすめです!Posted by ブクログ
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鳥人間コンテストが舞台の青春小説
練習はめちゃくちゃきつそう。
だけどそれを乗り越えた飛ぶ瞬間は格別なんだろうな〜
誰でも経験できることじゃないし
これから鳥人間コンテスト見る上で参考になりそう。
ただ物語の展開としてはド定番な感じ。Posted by ブクログ -
読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
本...続きを読むPosted by ブクログ -
ふわりと淡く優しい印象な作品でした。
オーソドックスと言えばそんな感じも、しかしながら最初から最後まで雰囲気は崩さず、淡く甘酸っぱいお話に、おっちゃんは惹かれました。
淡い黄色、ないしは黄緑色な色彩を思わせる本作、またしておっちゃんのお気に入り候補にあがる著者様を見つけました。
涼しくなりつつ...続きを読むPosted by ブクログ -
ゆったりと時間が流れていくような感じ。読んでいて心地よい。
少し重たい話になるが最後は救い?のような展開になってよかった。
自分も主人公に倣ってtodoリストを作ってみようと思った。Posted by ブクログ -
2023/7/21
食事を摂る人々の短編集。
不倫やワンナイトを狙う男たちが若い女を連れてやってくるワインと寿司の店。
そこへ赤子を抱いた女が「卒乳祝い」にひとりやってくる。
柚木麻子「エルゴと不倫寿司」がインパクト強かった。Posted by ブクログ -
あの時、こう選択すれば良かった!
良い意味で懐かしさを思い出す作品です。
学生のころに読むのか、大人になって読むのかで全く感じ方が違う非常に楽しめる物語でした。
自分は覚えていない行動も、他人からすると鮮明に覚えている、あるあると思いながら読みました。
学生のころは人との距離感、相手の感情がわからな...続きを読むPosted by ブクログ -
決して許される関係ではないけれど
育まれてた愛だけは
『本物だ』って思いたい作品。
2人は一緒になる事は出来ないけれど
せめて健やかに
よく眠れるようにと願う男の気持ちは
ずっと胸の中にあり続けるんだと思います。Posted by ブクログ -
じんわり心があたたくなる作品。
切ないんだけど、学生時代とは違う現実と向き合っていることに共感した。
第二章で、白原さんからの視点で語られるのがすごくいい。
普通のことをしていたのかもだけど、誰かにとっては特別なことだった。素敵。Posted by ブクログ