平川克美のレビュー一覧
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中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
前大阪市長の平松邦夫が立ち上げた「公共政策ラボ」主催のシンポジウムの模様をまとめた一冊。この本を手に取った理由は、ほかでもない内田樹が討論をリードしているから。早くから橋本徹の教育に関する施策に異議を唱えていた内田樹が、その橋本徹に選挙で敗れた平松邦夫とタッグを組んだわけだから、ちょっと見過ごすこと...続きを読むPosted by ブクログ
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このレベルの本が一番わかりやすい。厭世的な世の中で、誰も意思決定をしない状態が続いている。日本を正常な形に戻すべきだね。その方法論は今国会で審議されている改憲論ではないことだけはわかってる。頑張れるかな、戦争も安保も知らない世代が。問われてるね。この世代の役割が。Posted by ブクログ
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2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。Posted by ブクログ
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中高生ではないが読んだ。
白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。Posted by ブクログ -
副題「中高生に伝えておきたいたいせつなこと」とあるように、中高生へのメッセージとして書かれた本。
難しい内容でも平易な文章で書かれていて、著者が読者に伝えようという真摯な姿勢を感じた。
高校生ごろに出会うととてもいい本のように思う。
未来の日本を憂いて、どうにかしたいと真面目に思っている大人もいるん...続きを読むPosted by ブクログ -
高校生が文章を読むに当たり、基本的な考え方をあたえてくれる、良本。
平川克美「人口減少社会について根源的に考えてみる」ではグラフの見方とともに、当たり前のようにように言われている言説について批判的な見方を示唆する。
仲野徹「科学者の考え方-生命科学からの私見」ではパラダイムシフト、疑う、シンプルに考...続きを読むPosted by ブクログ -
【読書メモ】
p185
・何のために勉強するのですか?
自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです。山本義隆
p190
・同じことを、違った側面から考える視点を与えてもらうためにディスカッションをするのです。当たり前のことですが、自分は自分の考えに染まりきって...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の頭で「考えること」を、導いてくれる本だと思います。▼言葉というものは両義的、反対の意味を持っている。人間の存在そのものが両義的であるから。/「こうすれば、ああなる思考」(養老孟司)というリニア的思考に人生は従わない。/「考える」とは反時代的、反社会的な行為である(立教大学総長吉岡知也)。/一つ...続きを読むPosted by ブクログ
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インプットに対して、予想していたアウトプットが出ない。予想外のアウトプットが出るというのが人間の一つの特徴…
自分で考えるというのは、誰も考えたことのないことを考えることではなく、どんな些細なことであっても、誰も考えたことのないようなやり方で考えるということ…Posted by ブクログ -
言葉と詩について書いてある本書の内容に共感できる。引用する詩は難しいものが多いが、筆者の視点が分かりやすい。▼「嘘」(P164~)……後ろめたさという制御……この人(安倍総理)の言葉には何か決定的に重要なものが欠落しているとしか思えないのです。いつも、自分というものを棚上げにしたところで、相手を打ち...続きを読むPosted by ブクログ
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ブルキナファソの友人がいる
彼の話す言葉はフランス語とジュラ語
もちろん、
私は話せない
でも、出逢った時から
なにか惹かれるものがあり
「言葉」にかんしては
それほど苦労したということがない
むしろ、うまく伝えられないところを
楽しむほどのところだったような気もする
日本語で話し合える友人がいる...続きを読むPosted by ブクログ -
年代はあるにせよ転換期ということは認識しなければいけない。
何でも吸収できる学生時代の脳は、なくした今になってほしくなるもの。無い物ねだりです。Posted by ブクログ -
内田樹氏と平川克己氏・名越康文氏3人の鼎談
内田氏と平川氏の著作はよく読んでいますが
その内容が会話として出てくるという感じ。
内田氏と平川氏の関係や、大田区や荏原中延
等々力、武蔵小山とか、私の今の生活圏内である
場所の話がでてきて、いつもにも増して、
内容のみならず面白く読めました。Posted by ブクログ -
肩の力が抜けるエッセー(だと思っている)
固定観念に縛られているなと痛感しました。
あまのじゃく、とは単に右向け右に対して左を向くことではなく「右向け右!なぜそうしなければならないのだろうか?」のように(←これは私の解釈ですが)根源的なことを考えること。
そんなものの見方、スタンスで生きていく...続きを読むPosted by ブクログ