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東京五輪招致成功から3年。アベノミクスが失敗と言われるなか、成長戦略としての五輪開催は破綻している。新競技場建設、膨れ上がる費用など問題山積のまま。開催万歳の同調圧力に屈しない痛快座談会に、最新語り下ろし鼎談を加えての文庫化。
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Posted by ブクログ
久しぶりの内田本(といっても対談集)。結果的に、誰も予想し得なかった形で五輪はポシャッた(あ、まだ延期か)訳だけど、このタイミングだからこそ読みたい一冊。皆がいったん、五輪どころではなくなり、そっちの方面に関しては冷静になれている今だからこそ、本当に、どうしてもやる価値があるものなのかどうか、改めて...続きを読む見つめ直すべきではないか。もう、あらかたの設備投資金は積み上がりきってしまっているのかもしれないけど、それを更に積み増して、来年開催という博打に打って出るのが正しい判断なのか。昨今のこれだけ大きな有事に及んでなお、きな臭さが漂いまくる現政権が、一部の熱狂を背景に推し進めてきた事業、という側面を忘れてはならない。
2014年に単行本として出されたときに 読んでいて、 そりゃあ そうだ と 何度も賛同しながら 読んでいた そして それから五年経った 今、 本書で予測されていたことが そのまんま いたるところで噴き出していることに 納得するよりも ますます唖然としてしまう いくら考えても やはり 東京五輪は ...続きを読むいらない!
2020年のオリンピックが東京で開催されることが決定されて以降、反対意見がほとんど聞かれなくなったという言論状況そのものについて問題提起をおこなった鼎談です。 元来近い立場にある三人の座談会なので、おたがいの意見を戦わせるような場面もなく、緊張感に欠けるのはいたしかたないのかもしれませんが、語られ...続きを読むている内容そのものには賛同できることが多く、著者たちの発言に膝を打ちながら読みました。 もっとも、いくつか違和感をおぼえるところがあったのも事実です。私自身は、内田がさまざまな著作で展開している身体論や、『日本辺境論』(新潮選書)で語られているこの国についての言説には、すこし危ういところがあるのではないかと以前から感じていたので、やや過敏になっていることは自覚しているのですが、「自己アピールが下手」な日本人というイメージや、「健さん的無口さ」を日本人は美徳としてきたといった発言には、なにか引っかかるものを感じてしまいます。
農民と武士の西南戦争の話。つい、150年前は日本人はそういう状態だったんですね。 そう考えると織田信長の長篠の戦いはすごいですよね。本題とは関係ないですが…
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