亀山郁夫のレビュー一覧
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「アリョーシャがそんなことするなんてっ!!」カラマーゾフを読み始める前は、全然こんな本「ケッ」って思ってたんだけど、読み終わったら、ぜひ買わなくては読まなくては、と思った。書かれなかった第2の小説。それがどんな展開になるかを科学的(?)に分析。どうなるの?どうなるの?と思ってさくさくと読めました。特...続きを読むPosted by ブクログ
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まずは約2週間かけて読破できた自分を褒めたい。非常に充足した気分。
振り返ると、第一部は非常に苦しかった。正直面白くなかった。全く知らない登場人物の詳細がないまま会話ベースに話が進んでいく。誰が、どんな気持ちで話しているか読み取るのが非常に困難だった。
第二部の大審問官は実は読み飛ばしてしまった。が...続きを読むPosted by ブクログ -
第一部、第二部となかなか読みにくかったが、第三部にして一気にスピードガンが出て読み応えが出てきた。
各登場人物の動き、背景が少しずつ合わさってきて、最後まで一気に読み終えたくなってくる。Posted by ブクログ -
5巻ってほんのちょっとなんだね…
ドミートリーやイワンがその後どうなったか、知りたかった
アリョーシャは宗教とどう関わっていくのだろうか。
全体を通してみると、まぁ緻密な物語。
カラマーゾフたちの性格が、最後の裁判にどう繋がっていくのか、いつか再読してたしかめたい。Posted by ブクログ -
亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」を長い間積ん読してきたが、遂に全5巻一気に読み終わった。
詳細を読み込むと到底一回読むだけでは理解できない膨大で難解な小説。とは言え、大まかなあらすじを追った読み方でも十分に楽しめる。完璧に読み込むととても骨が折れると思う。各巻の巻末に「読書ガイド」が付いていてあらす...続きを読むPosted by ブクログ -
新訳だからか思ったより読みやすかった。アリョーシャが今時の男の子っぽく、フョードルが昭和の飲んだくれ親父のように思えた。
この先何が起こるのかワクワクする展開ですねPosted by ブクログ -
この3巻から物語が大きく動いた。一気に疾走感溢れ、ページをたぐる手が止まらない。
野蛮人のようなイメージだったミーチャの屈辱と嫉妬。だけどどこか真面目で憎めない奴でもありますね。だから彼の話をじっと聞いていたい気持ちになる。
グルーシェンカは今ひとつ何考えているか分からない。
アリョーシャとイワン...続きを読むPosted by ブクログ -
5よりの★4つです!
もー、あれやこれや事件が多く起きすぎます!
ただ③巻は「あっ!」という間に読み終えてしまいました。。咀嚼できるだろうか。
『罪と罰』通してのヒットワードは“しらみ”です。Posted by ブクログ -
イワンの物語詩「大審問官」とアリョーシャの「ゾシマ長老の談話と説教」が対を成し、神は存在するのかしないのか大きな命題を突きつけられたような壮大な第2巻。
壮大な宗教の経典を読んでるような重苦しさもあったが、巻末の読者ガイドが親切で理解も深まった。
「自分の苦しみは他人にはわからない」「人間誰しも全...続きを読むPosted by ブクログ -
読書として長い旅だった。数十年前は分からなかったことが少しはうなづけるようになり、ドストエフスキーの生涯と解題を読んでさらに理解が進んだ。
キリスト教と社会主義、農奴解放後の混乱という19世紀のロシア特有の空気と、著者が実生活で持つ背景が作品に及ぼす強い影響。ミーチャ、イワン、アリョーシャという3兄...続きを読むPosted by ブクログ -
威勢のいい会話、特に気の良い(いい人すぎてつらい) ラズミーヒンの存在が思いのほかこの作品を明るくしていて、個人的には「カラマーゾフの兄弟」よりも大分好き。犯罪前、現場、事後の嫌な感じをずっしりと追体験できる点で、無茶なことに走りかねないような状況に陥った人にぜひ読んでほしい。Posted by ブクログ
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243ページ、第三編までは「何でこの人達は下らないことでこんなに熱くなって、こんなに醜悪なんだ?」しか頭に浮かばず、面白さを感じないまま苦行のように読んでいた。そのまま止めたって良かったけれど、その「何で」の先が知りたい気持ちになる、させる絶妙な会話運びと、冷ややかにも思えるほどの作者、ドストエフス...続きを読むPosted by ブクログ
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マイ“ドストエフスキーブーム”の中で、亀山郁夫さんのこの新刊に出会えたのはラッキーだった。亀山先生はNHKの「100分de名著」でもドストエフスキーを解説された専門家。温厚そうなお人柄と語り口調がそのまま著作にも表れている。とにかくドストエフスキー愛が半端ではない方だ。
ご自身の持論だけではなく、様...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わった。この本は、何をテーマにしていたのだろう。多くのことが思い起こされるが、人生と同じく、一度は考え、悩むことがたくさん盛り込まれている。そこに、裁判という小説としてのエンターテイメントも加えられている感じがした。
伝えたいのは、ドストエフスキーの思想。それをエンタメ作品にのせて吐き出した?...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒットワード連発の巻でした!
「いかがなもんです、いかがなもんです!」
“さくらんぼのジャム”
「一粒の・・・」
後はゾシマさんの話が染み入ります。Posted by ブクログ