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ゾシマの死に呆然とするアリョーシャ。しかし長老の遺体には、信じられない異変が起こる。いっぽう、第2巻で〈消えて〉いたミーチャは、そのころ自分の恥辱をそそぐための金策に走り回っていた。そして、ついに恐れていた事態が。父フョードルが殺された! 犯人は誰なのか?【光文社古典新訳文庫】
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Posted by ブクログ
物語は遂に動き出します。ゾシマ長老の遺体の異変という不穏な事件。金策に走る長男ミーチェの滑稽さと人々の悪意。ポーランド人を巻き込んでの異常かつ緊迫のドンチャン騒ぎ。読みどころ満載の3巻は優れたエンタメ。 2巻の「大審問官」のあとは娯楽要素が強くなったような気がします。
③巻はサスペンス仕立てでした。 最初は「小さな葱」が面白く、途中でトロイカ大疾走。 ずっとサスペンスドラマが脳内で流れるも、①、②巻と違い トロイカに乗って最後まで勢いよく読み切れました。 がんばれ!ミーチャ!!
長老の遺体による腐臭騒ぎで、迷いが生じるアレクセイ。一方、ドミートリイは愛人のため金策に走り回っていた。 グルーシェニカの人柄と背景がよくわかる深掘りと、アリョーシャ(アレクセイ)の信仰が新生する第7編。第8編ではミーチャ(ドミートリイ)が奔走するなか、ついに事件が起こってしまう。続く第9編では、...続きを読むジャンルが変わったのかと思うほどミステリー小説な展開に。疾走感のあるこの第3部で物語は一気に加速した感がある。相変わらず会話文の分量が多く、読みやすいが長い。とはいえ、思想性や哲学性の高かった第2部と比べるとよりエンタメ性が増し、それぞれの人物への感情移入も深まって、夢中で読み切ってしまった。 アリョーシャは誰にも好かれる主人公的な人物だが、ミーチャの複雑な人間性はかなり独特な魅力がある。欠点によって嫌われるか、逆に愛されるか、きわどいラインの個性を持っているのだ。グルーシェニカの心変わりにも心洗われるし、ますます各キャラクターが好きになった。
全5冊の中で最も読みやすい巻。初見の読者もここまで辿り着ければ後はイッキだと思う。ミーチャの視点になってからはドライブ感、グルーヴ感と呼ぶべきようなスピーディーな展開が待っている。不意打ちで襲いかかるシリアスな笑いに思わず噴き出すおそれがあるのでお家で読もう。
3巻を読み出してすぐ これがドストエフスキーの凄さだなと思った。 他の古典的名著とは一線を画している。 長老の腐臭の話だ。 人間のこのあざとさをここで書くとは…。 凄まじいことだ。
やっと3巻まできて話の流れを掴めた。それにしても、ロシア人というのは話している途中でこんなにも激昂したり、ヒステリックになったりする人たちなのか?近年はプーチン大統領のイメージが強すぎるのと、身近にロシア人の知り合いがいないために想像がつかないが、どうにも主人公達の感情の上下についていけない場面が多...続きを読むい。葬式の泣き女状態の人たちの会話をずっと聞いている(実際、彼女達は泣くだけで話をせず、商売だけに冷静なのだろうが)ような変な疲れを感じるのは否めない。
4部構成の3部、転に当たる本巻。いよいよ殺人事件が起こってしまい、カラマーゾフ家に激震が走る物語展開。あえて経時的配列を取らず、多少の時間的前後をもって描かれる見せ方が絶妙で、さすがに世界観に引き込まれる。更に良いことに、これまでの1部や2部で繰り返された、宗教観などをめぐる論争みたいなのが今回は無...続きを読むくて、それも個人的にはポイント高し。あまりに幼稚な長男の言い訳が嘆かわしいけど、え、これってホントに彼が犯人じゃないとかあり得るの?その回答を含む、ここからのクライマックスに期待。
第1部、第2部に渡って神はいるか、いないか、などを挙げ、宗教面を引き合いに出したりアリョーシャを通して相関関係を我々読者が(カテリーナの件についてを除いて)説明的に理解していたったのは全てこの第3部のためにあったと感じた。 また、第3部まではアリョーシャが軸となっていたわけだがゾシマ長老の件があっ...続きを読むてからは彼の中で何かしらの変化が現れ始めていることは誰もが感じ取っていたと思う。物語を最後まで読まないと分からないが、ある面においては最初はドミートリー、イワンを見つめるアリョーシャという構図になっており、あくまで正義の、正しい心の持ち主というアリョーシャのまなざしによってカラマーゾフの血がいかに卑劣かを表現されていたが、そのアリョーシャにも卑劣とは言わないが何かに侵食されてきている感じは今後の展開にもよると思うがもしかしたらアリョーシャも変わることによって絶対的なカラマーゾフ家の血が表現されるのではないかと感じた。第3部ではドミートリーが主軸であったが、段々ドミートリーの悲劇的なまでに思い通りにいかない彼の行動には読者としては最後まで落ち着かずにはいられなかった。また、村上春樹の現在の文体には少なからずドストエフスキーが影響している要素があることを感じた。
ドストエフスキーの真骨頂とも言うべき、「魂の相克」、善と悪のが同居。分裂する自我。いや善と悪という観念は人間が勝手に作り上げたもの。 ドスト氏はその上を喝破する。人間の奥深さ、不可解さに驚愕。 そして第3部はとにかくミーチャの滑稽さ過剰さに爆笑させられた。
この3巻から物語が大きく動いた。一気に疾走感溢れ、ページをたぐる手が止まらない。 野蛮人のようなイメージだったミーチャの屈辱と嫉妬。だけどどこか真面目で憎めない奴でもありますね。だから彼の話をじっと聞いていたい気持ちになる。 グルーシェンカは今ひとつ何考えているか分からない。 アリョーシャとイワン...続きを読むはこの後どう絡んでくるのだろう? あと一瞬、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の一節が出てきて驚いた
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ドストエフスキー
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