小松左京のレビュー一覧
-
角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐...続きを読むPosted by ブクログ -
SF小説の名作だけあって、映画の大作を観ているように、とても迫力のある作品だった。
技術者や政治家たちの、対応についても、リアリティが感じられた。約半世紀も前に書かれた小説とは思えず、今読んでも十分楽しい。Posted by ブクログ -
近年、再評価の小松左京氏。
短編と中篇の間の小品を、無理矢理くっつけたっぽい一冊。
でも感謝したい、こうして書籍化していただけたことに。
それだけ二作共に楽しかったです。Posted by ブクログ -
角川ホラー文庫ベストセレクション。というだけのことがあって、本当にもうどれをとっても大傑作のホラーアンソロジーです。お気に入りがどれかだなんて選べません。もう全部大好きすぎる作品でした。
ほぼ既読だったので、雰囲気に浸りながらじっくりと再読。福澤徹三「五月の陥穽」だけ未読だったかな。これ、凄まじく怖...続きを読むPosted by ブクログ -
知り合いが「日本なんて住む所じゃない。早く海外に移住しよう。」って冗談抜きに言ってたのを思い出す。田所博士とは真逆。
果たして今の日本政府は、有識者から本作同様の事態が発生する可能性を示唆されたとき、劇中の極秘D2計画のように動いてくれるのだろうか。と思っちゃったなぁ、、
Posted by ブクログ -
深海潜水艇の様子がリアルすぎていきなり引き込まれる。その後も展開が気になる気になる。
地震発生のメカニズムなどの学術的説明部分はあり得る話なのか?
これだけリアリティをもって書くのにどれだけ勉強したんだろう、、好きのレベルが凄い。Posted by ブクログ -
東日本大震災を目の当たりにした今、1つ1つの描写がリアルで、また1970年代にそれをイメージして書かれているという驚きを同時に感じました。
そして、日本人論と言えばいいのでしょうか。
最後にはそのような深い洞察もされていました。
今だからこそ、読んでほしい作品だと感じました。Posted by ブクログ