やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫)

やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

4.5

『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』――。日本SF史に輝く傑作の数々を遺した小松左京の原点は、戦中戦後の動乱期を過ごした旧制中学・高校時代にあった。また京大人文研とのつながりから、大阪万博にブレーンとして関わった顛末とは。幻の自伝的青春小説と手記によって、そのエネルギッシュな日々が甦る。若き日の漫画家デビューなど、新事実も踏まえたオリジナル編集版。(解説・小松実盛、加藤秀俊)

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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    近年、再評価の小松左京氏。
    短編と中篇の間の小品を、無理矢理くっつけたっぽい一冊。
    でも感謝したい、こうして書籍化していただけたことに。
    それだけ二作共に楽しかったです。

    0
    2021年04月30日

    Posted by ブクログ

     小松左京氏のといえば、日本SF界の巨匠、ベストセラー作家とか知の巨人とか称される。その小松氏がまだ若かりし頃のお話。
     
     この本の前半は、蛍雪時代に掲載された「やぶれかぶれ青春期」。旧制中学、旧制高校、そして新制大学の学生時代を振りかえっている。連載当時は、戦争体験者というか実際に戦場に赴いた人

    0
    2020年06月01日

    Posted by ブクログ

    筆者である小松左京の、エネルギッシュで熱量溢れる書きっぷりが感じられます。
    戦中時代を生き抜いた筆者による回顧録と体験談で、万博の裏事情がよく分かった。

    0
    2020年01月16日

    Posted by ブクログ

    前半は、戦中期を中心とした学生時代の話。正直あまり愉快な話ではないが、旧制中学時代のエピソードなどからは、著者の怪物ぶりが伝わってくる。漫画家としてのエピソードが一切出てこないことは、ご子息の解説にもあるが、ブルドーザーとも称される著者の意外な屈託が感じられ、興味深い。後半の万博の話は、大阪万博の影

    0
    2019年01月02日

    Posted by ブクログ

    巨人、スーパーマン小松左京の肉声の雰囲気があふれでる。北杜夫『どくとるマンボウ青春期』に通じる終戦直後の高校生のドタバタ青臭さと、高度成長期に京都学派の重鎮たちと未来を刻印しようとするコーディネーターあるいはプロデューサーもしくはエバンゲリストとしての顔。SF小説家という括りにいれるには大きすぎる小

    0
    2018年10月11日

    Posted by ブクログ

    SF界の怪物、小松左京を形成したものはこの戦中戦後の動乱期の経験にあることを確信した。また、御子息がなぜか漫画家小松左京の話を封印していることについての身内ならではの解説が必見。

    0
    2021年03月21日

    Posted by ブクログ

    小松左京。「日本沈没」があまりにも有名なSF作家。漫画を描いたり、サブテーマ委員等で1970年大阪万博に深い関わりを持った万能の人だった。万博を単なる国際見本市にするのでなく、理念を大切にした。2025年開催が決まった大阪万博を進めるにあたっての遺産となった。多忙な中で、著者含め仲間たちがエネルギッ

    0
    2020年03月12日

    Posted by ブクログ

    SF作家として有名な小松左京さんの本。
    前半は戦争中の話が中心。
    後半は大阪万博の話。
    前半の方が圧倒的に面白い。
    後半はどこそこの誰それと何しをした〜みたいな、よくある交遊抄風。
    でも、時代性もあり、興味のある人には参考になるのでは?

    0
    2022年09月24日

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