小松左京のレビュー一覧
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言葉を失う展開
悲しみと絶望が錯綜する中、それでも日本人としての誇りを持って生き延びようとする者、沈みゆく大地と心中する者、様々な人間模様が垣間見れる
それらは全て「日本人」であるからこその行動である
アイデンティティの本質を考えさせられる気がしたPosted by ブクログ -
第二部が書けなかった理由に納得。本だからという「傍観者」視点を持った読者に、傍観者であることの恥ずかしさをダイレクトに説くという、真っ向勝負。本の中でも本の外でも主張がすごい作品でした。Posted by ブクログ
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下巻は日本沈没に向かって、地殻変動から火山の噴火、地震、津波とありとあらゆる天災が起こる‥壮大なスペタクル要素がぎっしりつまった内容。多少読みにくい感はあったけど、ラストは日本人として生きてることに感謝したくなるような‥そんな作品でした。第2部、読むのが楽しみです。Posted by ブクログ
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澤村伊智、岩井志麻子、鈴木光司さんの作品は既読だったので、それ以外の作品を。こういう感じの怖さか、という作品が多かったけど、中では鳥の話が面白かったです。短編は手っ取り早く面白くていい。Posted by ブクログ
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小松左京ホラー短編集。「くだんのはは」最恐
くだんのはは:凶事を予言する牛頭の怪物
まめつま:赤ん坊の夜泣きの原因の妖怪。
影が重なる時:ドッペルゲンガー。
保護鳥:ハーピー。女面鳥身。
霧が晴れた時:人が消えていく話。Posted by ブクログ -
SFというより哲学小説、とても興深い作品。作者は渾身の力を込めている。
「岬にて」
孤島の岬で人生の終盤を迎える人々の姿に、宇宙とのつながりを見られるのか。
「ゴルディアスの結び目」
恐ろしいほどねじれてしまった心の闇、その固く複雑な結び目をほどくにはどうするのか、
時間をかけてほどいていくのか...続きを読むPosted by ブクログ -
表題「再生」は伊藤潤二の「富江」のような不気味さがあり、
それを受け入れてしまう語り手もまた気持ち悪すぎる。
「鳥の巣」の結末にもひんやりとさせられた。
「依って件の如し」
「ぼっけぇきょうてぇ」でも読んだけど
今読み返しても岩井志麻子の作品はこの作品集のなかでも圧倒的だと思う。
明治時代(?...続きを読むPosted by ブクログ -
「自選恐怖小説集」と銘打たれている。収録作は1963(昭和38)年から1976(昭和51)年に発表された15編。
2011年に亡くなった小松左京さんの本は、1,2冊しか読んでいなかった。良いSF作品で、印象も残っているけれども、何となく多くは読まずに来た。日本のSFを牽引してきた大家である。
「恐...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでる間もリアルで地震があったり、本当に何十年も前に描かれた作品なのかと思うほどのリアリティ、瑞々しさがあり面白かった。第1部完結とは、なっているもののこれ以上、2部が描けなかったのも解説を読んで理解できた。ちなみに、今日の日本は快晴で、とても良い天気。Posted by ブクログ
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若干SF要素を交えたホラー短編集。
『くだんのはは』をはじめ、全部で十五もの話が収録されている。どの話も面白かったが、その中でも『逃ける(ふける)』が一番心に残った。ポン引きの話なのだが、思わぬ結末に主人公と同様、してやられた感が強かった。Posted by ブクログ -
とうとう読み終わりました。もし本当にこんなことがあったら…。なんて読むと、恐ろしい物語です。さすがに大ベストセラーになるだけあって、十分な調査と、登場する人たちの様子が細かく描かれていて、リアリティ抜群でした。それだけに、ますます恐ろしい。Posted by ブクログ