中野京子のレビュー一覧
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文庫版が出版されて、早速購入しました。
ネット書籍は、単行本も文庫版も、サイズを気にせず読めるので、文庫版の登場は、ありがたいです。
内容は、知っているものも、知らないものもあり、とても面白いものでした!
資料絵画の解像度もほどよくて、画面で見ても十分鑑賞出来るレベルでした。
欲を言えば、取り上げた...続きを読む -
なかのさん、のうかがくは、べんきようになったじきがあった!しゃとうや、ばっかすや、ぎりしやしんわ、さいならない、みさかいなけ、しやひつひやふつ、いぶのしき、いぼいじめ、あかぎれやら、あびたあやら、あひるが、どうのこうの、ふりんまちびいびりががくはりいやぶりなどおしばなのせかいや、せかちゆういじめがと...続きを読むPosted by ブクログ
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該博な知識を吸収して、より人類史の本質に近づく。
そして人を楽しませる。
知識欲を持った人というのはすごいです。
なんでそんなにインプットできるのか…美術品の扱われ方も、時代が違えば全然雑でびっくりする。
上から塗りつぶすとかありえないから!
絵画と向き合うときは可能な限り知識を有していた...続きを読むPosted by ブクログ -
17世紀のオランダの文化、生活、暮らし、戦争、事件などを40点近い絵画とともに、細部まで説明されている。
絵画なんてお金持ちの家にしかないと勝手に想像していたら、昔のオランダでは、庶民の家にも飾られていたらしい。オランダ人の間では、「人生の目の歓び」として絵を飾ることは当たり前だったらしい。素敵だ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった〜
残酷なエピソードの方が人の心を惹きつけやすいのは自然の摂理!
中野京子先生の語り口が最高。
人間というのは結構古くから「生きづらい」と感じてきた生き物だったのかもしれない。
だってすごい変なことしてるし、変なことに異様なほど執着するから。
「ハーメルンの笛吹き男」の摩訶不思議な...続きを読むPosted by ブクログ -
中野京子さんの名画解説はこの本に限らず奥深く絵画へ導くよう。
この本の特徴は、絵の中にいる人やものがどんな仕事の人かに焦点をあて、絵画の描かれた背景や歴史について紐解いている。
この本の出なければ知ることが出来なかった事柄も多く、この先の中野京子さんにもまだまだ期待してしまう。Posted by ブクログ -
面白かったしやっぱり文章の勉強になる〜!
こんなに美しい日本語使う人知らないから…どうやったらこんな日本語を使えるようになるのでしょう。
あとこの知識欲。
なんでも知ってる!
この人はともかくものすごい勢いでインプットして、やることなすことスケールがデカいのですね。
さすがです。
かっこ...続きを読むPosted by ブクログ -
このシリーズにはずれはない。ロシア王家(ロマノフ王朝)については名前以外は知らなかったので大変勉強になった。そもそもイワン雷帝というのがいつの時代の人かも知らなかったので、イワン雷帝自体はロマノフ王朝の前の時代の人間(間接的には血統は繋がっているが)ということを恥ずかしながら初めて知った。ヨーロッパ...続きを読むPosted by ブクログ
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絵はただ鑑賞するもので背景までは気にしてませんでした。
でも背景や時代背景を知ると辛いし怖くもありますね。
まさに女性がモノ扱い。
やっぱり中野さんの本はおもしろいなぁ。Posted by ブクログ -
世にも奇妙な人の歴史…やはり語り部として中野京子先生は最強。
想像を絶する人類の歴史や美術などの解説を聞いていると、コロナ禍なんてハナクソじゃねーかって気がしてくる。
やはり私たちはいい時代を生きていますね。
中野京子さんはどのような方法で知識を仕入れているのだろう。
どのように振る舞えばあ...続きを読むPosted by ブクログ -
中野京子さんのヨーロッパ絵画を裏の物語から見ていくシリーズですが、いかにもこのタイミングらしいテーマでの連載をまとめた本になります。厄災なのでテーマ的には怖い絵に通じるものがあるのですが、同じ作品を取り扱う時も怖い絵とは違う切り口で話を進めるのは流石です。
やはり今のパンデミックでも新たな芸術が生ま...続きを読むPosted by ブクログ -
ギリシャ神話を題材に扱った名画について著者の視点や歴史的背景を交えて解説。
読んでいて視野を広げることの大切さについて考えたり「なるほど」と思いながら神話の世界に想いを馳せたりといろんな楽しみ方ができる一冊。
ただ、オリュンポス12神の名前をローマ神話や聞き覚えのある名前に変えて解説していたけども、...続きを読むPosted by ブクログ -
「怖い絵」シリーズのうち、私のデフォルト。周辺から絵に矢印で解説がつくのが、別出版社版との違いか。解説は、この生活人新書のものが一番好き。
元々このテーマを扱ったNHKの番組で、ベックリンの「死の島」をバージョンごとに比較していたのを見て興味を持ち買ったものだけど、この生活人新書版には5バージョンが...続きを読むPosted by ブクログ -
いつもの中野京子さん。絵画と歴史を紐付けて解説してくれるので、世界史に無知な私にはとても有難いです。オランダってかなり特殊な国ということがわかり、行ってみたくなりました。Posted by ブクログ
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このシリーズはこれで全部読んだことになるが、あまり真面目に考えたことがなかったヨーロッパの王室について、各王家のつながりも含めて理解するのに最適な本だった。ブルボン王朝がたかだか200年程度の王政で、しかしながら現在のスペイン王家がブルボン家の分派とは全く知らなかった、スペインハプスブルク家が滅びた...続きを読むPosted by ブクログ
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怖い絵、といってもオカルトや呪いの類ではない。絵が描かれた時代背景や、当時の鑑賞者の背景を学ぶことで絵が映し出す生の人間の凄み、怖さを知ろうという本である。
読みやすい文体で、ほぼ事前知識がなくても描かれた当時の風俗事情を知ることができ、歴史読み物としてだけでも面白い。
ハプスブルク家など、当時...続きを読むPosted by ブクログ -
フェルメールなどの1650年頃の絵画を通して、絵や画家の解説だけではなく、当時の人々がどのような暮らしをしていて、どのような世界情勢で…というのを説明されています。レンブラントと徳川家光は同世代の人で2歳違い(レンブラントは1世代下)。鎖国時代の貿易相手オランダに思いを馳せ、絵がまた面白くなりました...続きを読むPosted by ブクログ