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争い、信じ、裏切る人々……刺激的な絵画エッセイ
初々しい恋の始まり。
だが、この後まさかの嫁姑問題勃発――。
カバーを飾るのは、フランソワ・ジェラールの『プシュケとアモル』。
王の娘プシュケの美貌は天界にまで鳴り響き、美の女神ヴィーナスの怒りを買う。
女神は息子アモルに命じてプシュケを不幸の底へと落とそうとしたが、
アモルはたちまちプシュケに恋してしまい……。
「怖い絵」シリーズなどで大人気の絵画エッセイの名手が
西洋絵画に潜む人気ドラマを描き出す人気シリーズの第3弾。
知的でスリリングな刺激にみちた17篇を収録。
ダヴィッド『マラーの死』、ミケランジェロ『デルフォイの巫女』、
レンブラント『エマオの晩餐』、ドガ『ベレッリ家の肖像』、
ブリューゲル『悪女フリート』、ゴヤ『マドリード、1808年5月2日』など、
名画31点をすべてカラーで掲載。
※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本『中野京子と読み解く 運命の絵 なぜ、ままならない』の文庫版を底本としています(文庫化にあたり改題)。
Posted by ブクログ 2023年08月12日
どの絵もとても綺麗でただ見ているだけでも良いのですが、中野さんの解説があるとより彩をまします。
西欧の歴史にも特に精通され、絵の背景にあるものが浮き彫りになります。
決して上っ面だけで絵を見ているのではありませんが、絵の巧さに気を取られていると、本当はどんな絵なのか気がつかないものです。
上部だけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月01日
なかのさん、のうかがくは、べんきようになったじきがあった!しゃとうや、ばっかすや、ぎりしやしんわ、さいならない、みさかいなけ、しやひつひやふつ、いぶのしき、いぼいじめ、あかぎれやら、あびたあやら、あひるが、どうのこうの、ふりんまちびいびりががくはりいやぶりなどおしばなのせかいや、せかちゆういじめがと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月09日
たぶん<怖い絵>を読まないと中野京子さんの本質は分からないのだろうが、<怖い絵>は苦手なのでスルーしてた。
本書は表紙の絵(フランソワ・ジェラール『プシュケとアモル』)が奇麗なので手に取ってみた。
だが、ページを捲ると最初の作品が殺害された死人の絵。次が娼婦と男の絵。
3番目が、表紙の絵。
ア...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月02日
『怖い絵』シリーズは、ある1枚の絵の対するエピソードを語っていくスタイルだったと思うが、この本はあるテーマやエピソードに対して複数枚の絵を紹介していくスタイル。
例えば男性のロマンティシズムを皮肉ったエピソードのときは、『新曲』を書いたダンテとベアトリーチェを描いた絵と、生き様がダンテに似てしまった...続きを読む
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