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我々は、何に魅入られ 何を恐れてきたのか――?
人獣、モンスター、天使と悪魔、妖精、異様な建造物から魑魅魍魎まで――。
一見して奇異で不穏、そしてメッセージ性に富む「異形のもの」の美術作品は、画家の「書きたい」という意志をも凌ぐ「見たい」という大きな需要によって支えられてきた。
それら絵画はなぜ描かれ、なぜ鑑賞者に長く熱く支持されてきたのか。
神への畏れ、異性への恐怖、淫欲と虚栄、人間本性への疑義、薄れゆく信仰心……描かれた怪の中に人間の本質を読む、「怖い絵」シリーズ著者待望の最新刊!
Posted by ブクログ 2022年02月14日
果物や野菜の寄せ絵で有名な
アルチンボルトの
「水」
ぎゃー これはめっちゃ怖い!!
果物や野菜の時は
ギリギリ可愛さがありましたが
これはグロいです
勇気のある方だけ みてください
異形のものが書かれた背景から
紹介される各絵の簡単なポイントが
載せられていて とても見やす...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月05日
はじめに「「それまで気づかなかった新たな美」「怪の中に人間の本質を見出し」と著者は書いている。観る方としてはそうだが、画家たちは、どうかなあ。ほとんどの画家は、そんなことは考えずに、心から楽しんで描いているような気がする。ボスやブリューゲル、アルチンボルドなんて、特にそうだよ、絶対に。
①人獣ー人魚...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月27日
昔から妖怪とか怪獣とかが好きだったので、結構楽しめた。怪物は、人間の部位(目、手足等)を増やしたり、減らしたり、別の動物をくっつけたり、してるものが多い。怪物で表現したいことによって、女性的か男性的かは変わってくる。
ヒエロニムス・ボスの絵はごちゃごちゃしてて、色々なクリーチャーが描かれていて、観る...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月25日
絵画に描かれた“怪=異形のもの”がなぜ描かれ、時代とともに変化しながらも描き続けられてきたのかを解き明かす一冊。宗教や文化的背景を理解していないと西洋絵画の面白味は半減してしまうが、その辺りも含めての説明でとても分かりやすい。ただ、本のサイズ的に仕方ないのかも知れないが、絵と解説が別ページになってし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月27日
古今東西、描かれてきた、異形のものたちの姿。
「書きたい」と「見たい」を中心に絵を読み解いてゆく。
第一章 人獣 第二章 蛇 第三章 悪魔と天使
第四章 キメラ 第五章 ただならぬ気配
第六章 妖精・魔女 第七章 魑魅魍魎
本書に登場した主な画家の一覧有り。
それは画家の突飛な想像力の産物であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月05日
ウルトラマンシリーズにライダーシリーズ。敵役の怪獣・怪人に夢中になるのは男の子。本書に女性画家が1人しか登場しないのも肯ける?いえいえ、本書の著者が女性では?幼きころを懐かしみながら、異形の姿に赴きを感ずる一時。興味を持つのは子供だけではない。だから、こうして様々な作品が描かれてきた。動植物と身体を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月14日
天使や悪魔、蛇に妖精、魑魅魍魎。
中にはそんな具体的なものは描かれていなくても「空間」「建物」に異形性を感じるものも。
そんな「怪」を感じる絵を集めて解説した一冊。
中野先生の著作を読んでいるとお馴染みの作品も多く(「怖い絵展」で見かけた作品も多数)完全なる新鮮味は少ないかもしれないが、ジャンル分け...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月01日
中野さんの執筆は、外れ無し。ダントツに面白い。
今回の作品は「知識」は主で従に美術。
美術ファンからしたら、この意見違和感ありと反論起きそうだけれど、行間迄余すところなく(むろん絵へのコメント迄も)「知らない事」が多いせいもあり、終わるまで、もうお腹いっぱい・・いい意味で。
美術作品をアトリヴュー...続きを読む
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