中野京子のレビュー一覧

  • 怖い絵
    3回目くらい。何度読んでも面白い。
    中野京子さんのわかりやすく端的な解説が大好き。絵画の楽しみ方を教えてもらった感謝すべき一冊。
  • 怖い絵
    本を読む面白さとアートの面白さを教えてくれた本。大塚美術館に行ったとき、この本に載っている怖い絵を元にしたツアーがあったけど、当日知ったのでツアーに参加できず、本を買ったらどっぷり美術館の沼にハマることになった。
    大塚美術館も大変素晴らしい美術館なのでみんな四国に立ち寄ることがあれば行ってみて。
  • 災厄の絵画史 疫病、天災、戦争
    タイトルのとおり有名な疫病・天災・戦争について絵画を使って歴史を説明されている。説明がわかりやすくて世界史に詳しくない人でも理解しやすいし、説明が簡潔でボリュームが多すぎないため読みやすい。
    ただし紙の本では絵画の印刷が見開きにまたがる場合に間が見えづらいのが残念。絵画の解説で見開きの合間の見えない...続きを読む
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語
    ハプスブルク家、ブルボン家、この辺りの西洋史がすごく好きで、中野京子さんとあいまってとても面白く、このロマノフも気になっていたのにずっと読めていなかった…思いがけず後輩が貸してくれて、久しぶりに読んだ中野京子の名画と歴史、相変わらず切れ味抜群で面白い!
    作者の他の本で知っている部分もあったけど、今の...続きを読む
  • 怖い絵
    このシリーズが大好きです。
    絵画の知識はほぼゼロですが、読んでいるとどんどんのめり込んでいきます。

    制作された時代や描かれた人の人生、他の絵画との関連まで詳しく紹介してくれています。世界史もほぼ受けてこなかったので検索しながら読んでいますが、検索すると該当の絵画の詳細まで見られるのでおすすめです。...続きを読む
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語
    エリザベス女王の崩御とチャールズ王の即位のタイミングで読んだ。イギリスを中心とした王室の歴史が、肖像画を見ながらダイジェストで学べて、興味深かった。
    複雑な家族構成、他の国の王室との国際政略結婚、身内ですら脅威になり幽閉したり暗殺したりと、ドラマチックだ。
    有名な人しか知らなかったが、歴代の王や女王...続きを読む
  • 名画の謎 陰謀の歴史篇
    怖い絵とコラボしたプラネタリウムに行ったことで、ひさしぶりに中野先生の御本が読みたくなり再読しました。

    西洋画を見るのがとても好きですが知識は殆ど0、難しい本が読めない私でも楽しめます。まるで推理小説やゴシップを見ているような気分で絵画を鑑賞することができます。

    グロスの項で「時代が求める才能と...続きを読む
  • 怖いへんないきものの絵
    会話形式なので、語尾にしょっちゅう!が付いてテンション高めな早川さんと冷静な中野さんの差が面白い。
    編集者の友人のゲイの方によるそっち方面の解説も必見。
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語
    面白かった。先日読んだ「残酷な王と悲しみの王妃2」に重なる部分もあり、興味深かった。
    知っている絵がイリヤ・レーピンくらいしかないのが残念。でも彼の「イワン雷帝と息子」や「公女ソフィア」は圧巻だし、エピソードも凄いので忘れられない絵だ。ロマノフは他のブルボンやハプスブルク、イギリスと違って、よく言え...続きを読む
  • 欲望の名画
    入門にいい
    語り口が軽快で読んでいて楽しい
    自身の感想と比較するように読むと鑑賞のトレーニングになると思う
  • 絵の中のモノ語り
    表紙の絵が凄いぜ。女性が抱えたバジルの大きな鉢の中にはこの女性の恋人の首が入っているのだ。怖い。勿論、中野京子さんは、なぜそんな絵なのかこの絵の説明をしてくれるし、その背景や作者についても的確に語ってくれる。その語り口の巧みなこと!時々入る自己ツッコミも絶妙。絵の中に描かれた生活用品や食べ物、動物、...続きを読む
  • 中野京子と読み解く フェルメールとオランダ黄金時代
    ある種、オランダの歴史書。オランダ人画家の作品解説を通し、当時のオランダの世相・風俗を伝えている。
    宗教画が発達したカトリック国家(カトリック教会は絵画の大口発注者)と異なり、簡素なプロテスタント国家であるオランダで何故著名な画家が多数輩出されたのか。勉強になった。
  • 展覧会の「怖い絵」
    中野京子さんの絵画解説はとても面白い。
    展覧会でもガイドがあるとより楽しめるようになって世の中進化したなと思うが、通り過ぎてしまう細かな部分の因果関係まで解き明かし推理小説のよう。

    絵画が素晴らしいのは最もだけど中野京子さんの解説でより掘り下げられ成る程と思うものだ。
    アンニュイについての表現があ...続きを読む
  • 展覧会の「怖い絵」
    件の「怖い絵」展は実際に観に行ったし、あの重くて分厚い図録も買って帰った組だが、新たな発見も多い一冊だった。
    こうして改めて展覧会後の反応等を交えて絵を振り返る、この楽しさと興奮よ。
    当時本物の絵を間近にした時の感動を追体験しつつ、更なる解説に興奮しっぱなしという。
    (図録の解説は中野先生ばかりでは...続きを読む
  • 名画で読み解く イギリス王家12の物語
    とにかく分かりやすくて面白い。テューダー朝、スチュアート朝、ハノーバ朝と変遷したイギリス王室の歴史がよく分かる。現在のウィンザー家はハノーバ家がドイツ系であるために第一次世界大戦後、邸宅があるウィンザー城にちなんで家名変更したなど知らないことばかり。イギリスとドイツの関係の深さには驚くばかりだった。...続きを読む
  • 残酷な王と悲しみの王妃
    中野京子さんの本は、膨大な歴史と芸術に関する知識をテーマ縛りで解説してくれるので大変わかりやすく面白い。

    この本も、王と女王の関係をテーマにオムニバス形式でまとめられている。

    プリンセスと聞いてディズニー映画を想像したらとんでもない。

    ハプスブルク家の血縁結婚、幽閉される王女、イワン大帝の顔の...続きを読む
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語
    世界史、西欧の歴史
    複雑に絡み合い栄華を紡ぐ。
    代表的なハプスブルク家の物語を中野京子さんが語るこの書。
    史実に基づき淡々と語るものの中には、なかなかレアなものもあったり、何より語り口が毒舌混じり。
    そこがたまらなく好きだしより興味を持つ。

    ハプスブルク家はマリアテレジア、マリーアントワネット、エ...続きを読む
  • 名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語
    つい最近、ミュージカル『エリザベート』を鑑賞したこともあり、フランツ・ヨーゼフがパルスブルク家最後の皇帝だったのは衝撃的だった。
    また、絵の描き方から画家の考え、モデルの印象などが込められているのだと分かり、とてもいい勉強になった。
  • 印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ
    絵の実物をたくさん入れてくださってありがとうございます!中野京子先生の本全部読みたい!
    浮世絵は印象派ほどはやらなかった、版画だし紙は保たない、なにより宣伝が下手…etc
  • 名画と読むイエス・キリストの物語
    キリスト教について浅い知識しかないけれど、なぜだか興味はひかれる私のような人に向けて書かれた一冊。

    著者の方はあとがきで「自分はキリスト教徒ではない」と書かれていて、それがこの本の良さを生んでいると思う。もし敬虔なクリスチャンの方が同じテーマで本を書いたら、神の子ではなく人間としてのイエスにここま...続きを読む