阿佐田哲也のレビュー一覧
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細かい場の進み具合は理解できなかったけれど、そんなことは全く関係なく面白かった!!博打一筋の男達が、騙し騙され勝ったり負けたりする中で友情を育むのかと思いきや、最後強敵の一人が死んだ後、身ぐるみはがしてドブに捨ててしまったのには笑った。Posted by ブクログ
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競馬やパチンコにはまったことがある方なら、誰でも一度くらいそう願ったことがありますよね?
浅田哲也の作品には、そんなバクチ打ちたちが幾人もでてきます。そしてやっぱり思うこと。自分には無理だよなぁ。
勝つためにカマをかけ、頭を絞り、虚勢を張り、ギリギリの世界で生きていく人たち。
負けがこむ...続きを読む -
これぞまさしく無頼小説。
巧みな文章表現も、華美なレトリックもそこまでは見られないが
それでも香ってくる終戦直後の混乱期に起こるサバイバルの雰囲気。
ガン牌の清水が死ぬ場面、チン六が騙されて沈む場面、
ドサ健が大負けして女を売る場面、出目徳が絶命する場面。
どれをとってもゾクッとくるほどいやらしい。Posted by ブクログ -
麻雀の手が結構細かく出て来るので麻雀知らないと面白くないだろうと思われる。が、麻雀好きならかなり楽しい。名前だけは知っていた出目徳とかドサ健とかが、ようやく理解できた。Posted by ブクログ
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小説にエンターテインメントを求めるなら,これを外すことはできないでしょう。
男の子なら一度は読むべき。ここでは一巻しか挙げていませんが,もちろん続巻もお勧めです。Posted by ブクログ -
あくまでも番外編。3までのような緊張感はない。坊やも足洗ってるし。でも、いくところのなくなった博打打ち、というのが描かれていてまたおもしろい。ギリギリの勝負は、全てを失うリスクがあってこそ。僕らにはできない。だからこそ読んでいておもしろいし、没頭してしまう。そういう作品だった。Posted by ブクログ
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漫画の『哲也』は読んでたけどね。こっちの方がおもしろいかもよ。麻雀の話だけど、こう、ミリ単位の人間関係の物語で。人間の心理の微妙な位置関係がおもしろくって。(二)も早く読みたい。Posted by ブクログ
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ヤバ市ヤバ町雀鬼伝三〇〇分一本勝負《阿佐田哲也》(小学館文庫)86年に上梓された阿佐田哲也氏晩年の博打小説「ソープランド」なんて言葉が出てきてびっくり。名作「麻雀放浪記」は戦後の混乱期を舞台にしたものだが、バブル景気に浮かれ始めたこの頃でも博打打ちは同じ。動いている金は「千点百万円。三万点通しでハコ...続きを読むPosted by ブクログ
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麻雀小説といえばやはりこの方!でしょう。
映画のほうは随分昔(麻雀覚えた頃?)にTVで見ていたけれど‥。
あの映画でも名シーン「天和!」ってやつが出てきてたりして。
今読んでも充分面白いv続きも読みたい。Posted by ブクログ -
1ページが濃かった。人間一人一人が濃かった。たまらん。麻雀を知っていなくても圧倒されるが、知っていればもっとなんだろうなあ・・・というわけで☆4。Posted by ブクログ
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麻雀放浪記の1巻目。
激動の戦後を自らの力のみで生きていこうという主人公の心意気に惚れる。
麻雀小説でありながら、それ以上に悪漢小説であり、男の小説であると思う。Posted by ブクログ -
「麻雀放浪記」で世間並みの生活に背を向け、博打だけによりかかって若年期を過ごした主人公のその後が描かれる。かつては「坊や哲」として恐れられる賭博師だった哲也も、頭の禿げ上がった立派な中年になり、親の家で居候みたいな暮らしを続けている。「麻雀放浪記」の時のような勇姿はみじんもない。色川武大名義で書かれ...続きを読むPosted by ブクログ
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「最終的に金を払わなけりゃ負けじゃねぇ」ってぐらい、卑怯もここまでくれば痛快。このテの漫画によくあるような、こじつけたような仁義や人情がほとんど無い分だけ逆に面白く読める。Posted by ブクログ
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麻雀に興味なくても凄く面白い!楽しめる。後に真田広之主演で映画化もされたが、こちらもいい出来映えでした。あのムツゴロウさんの愛読書としても有名。。Posted by ブクログ