新麻雀放浪記 申年生まれのフレンズ

新麻雀放浪記 申年生まれのフレンズ

641円 (税込)

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4.3

かつて“坊や哲”などと恐れられ、バクチ稼業に明け暮れていた私もすっかり中年男になって、ハラはふくれ、頭も禿げ上り、誰も昔の雄姿を信じてくれぬ。そんな私がふとしたはずみで入った留置場でバクチ好きの学生に出会った。それがきっかけで、私にも往年の闘志が甦ってきた。麻雀、サイホンビキ、牌ホンビキと、この申年生まれの相棒と日本各地にマカオにと遠征。嵐のようなツキ、私は人生を賭けた大勝負に出た……。人はなぜギャンブルをやるのか――その心理をいきいきととらえた娯楽長篇。

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新麻雀放浪記 申年生まれのフレンズ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ギャンブルの極意は投資にも通じるところあり(損切りは早く、利益はなるべく伸ばす等)、ブラックジャック、ルーレットでカジノ側(ディーラー)と自分の運気の波を感じ取り、自分有利な時に大きく賭けて勝ちを増やし、そうでないときは少額の張りか見(張らずに観察)で負けの絶対額を減らし、通算成績で負け越してもトー

    0
    2013年10月12日

    Posted by ブクログ

    『麻雀放浪記』の番外編。
    主人公の阿佐田哲也が博打から遠ざかって10年くらい経って、すっかりおっさんになっちゃった後のお話。

    色川武大の純文学らしさがもっと押し出されつつも、娯楽小説で、爽やかなエンディングになっていて楽しかった。

    0
    2011年07月10日

    Posted by ブクログ

    「麻雀放浪記」で世間並みの生活に背を向け、博打だけによりかかって若年期を過ごした主人公のその後が描かれる。かつては「坊や哲」として恐れられる賭博師だった哲也も、頭の禿げ上がった立派な中年になり、親の家で居候みたいな暮らしを続けている。「麻雀放浪記」の時のような勇姿はみじんもない。色川武大名義で書かれ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    中年になった坊や哲。
    あいかわらずバクチシーンはルールがよくわからず充分には楽しめない。
    ラストシーンに著者の人生観、価値観、凝縮されてる感じするね。

    0
    2009年10月04日

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