• 吾輩ハ猫デアル
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    旧かなづかいが

    なかなか読みにくい

    1
    2012年07月25日
  • 姑獲鳥の夏(1)【電子百鬼夜行】
    購入済み

    人生設計を変えた驚愕の一冊

    10数年前、ノベルスで読んだ。そして10年ほど前、文庫で読んだ。
    そしてまさかの電子書籍化!スマートフォンで京極夏彦を読む時代が来ようとは。

    刊行から20年近くたつのに、まったく古びていない。
    強烈なキャラクターを縦横無尽に描き、圧倒的な博覧強記で現実認識をひっくり返すその剛腕。いやはや素晴らしい。
    同じ剛腕でもどこかの口だけ政治家とはまるで違うよな。

    なにせ、陰陽師の古本屋と、ノイローゼの文筆家と、エスパー探偵と、屈強強引刑事が関わる摩訶不思議事件を舞台とし、ほとんど落とし所のない暴走ストーリーを論理の超絶アクロバットで一件落着させてしまうのだ。
    凄すぎるぞ、夏彦!

    5
    2012年07月07日
  • 銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談
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    薬屋でもあり○×△□でもある

    と、作品の説明文に記してあるということは、ネタばれ禁止ということですな。
    では、そのことは明かさずに感想を。

    一見児童書かと思う表紙に、女性作家特有のやわらかい文章。
    各キャラもなかなかに美男子ぞろいで、ほのぼのした雰囲気の作品・・・。

    まあ確かにそうなんですが、この著者かなり意地が悪い。
    ストーリー展開は冷徹で、善人も容赦なく不幸に。
    ワガママな主人公が、やられキャラをズブズブ追い込む描写はなかなか秀逸です。
    そして○×△□。

    さすがメフィスト賞。一筋縄ではいきません。

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    2012年07月06日
  • ばいにんぶるーす
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    ギャンブルで食っていきたい

    競馬やパチンコにはまったことがある方なら、誰でも一度くらいそう願ったことがありますよね?
    浅田哲也の作品には、そんなバクチ打ちたちが幾人もでてきます。そしてやっぱり思うこと。自分には無理だよなぁ。

    勝つためにカマをかけ、頭を絞り、虚勢を張り、ギリギリの世界で生きていく人たち。
    負けがこむと、胃はキリキリと痛み、身は細り、時には文字通り血を吐き、それでもバクチから離れられない人たち。

    ある意味、人格破綻者ともいえる彼らですが、それでも浅田作品に登場する彼らが、とても愛おしく感じるのは何故でしょうか。
    それはきっと著者の人間観が作品に反映されているからだと思います。

    若い

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    2012年07月06日
  • スティーブ・ジョブズ I
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    安らかに眠れ

    はじめてのパソコンにMachintoshを選んだ人。それは残りの半生を縛られて送る、ということを意味していた。

    まだインターネットも無いころ。ジャーン!という立ち上げ音にわくわくして、アイコンのかわいらしさに微笑み、フリーズの爆弾アイコンにも苛立たず「しょうがねぇなぁ」とやさしく再起動していたあのころ。
    Appleの業績が落ち込むと食欲も落ち込み、シェアが減少するとイライラは増大し、マイクロソフトは悪の帝国だと信じていた。(今でも半分くらいそう思っているが・・・)
    たとえ今がどんなにボロボロでも、いつかはAppleの時代がくると信じていた。

    結局それは、ジョブズの人生をずっと見

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    2012年07月06日
  • ロシア紅茶の謎
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    パズラー、集まれ!

    事件があり、謎があり、推理があり、解決がある。
    ストーリー展開はほとんどなく、ただ読者に謎を提示し挑戦するだけの、まったく無駄のない短編集。
    各短編をじっくり考えて楽しむことをお勧めしたいが、一気読みしても大丈夫。
    シリーズ作品なので、まだまだ何冊も楽しめます。

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    2012年07月06日