【感想・ネタバレ】ロシア紅茶の謎のレビュー

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Posted by ブクログ

はぁ、面白かった!
火村&アリスの2人に、またしても楽しませてもらいました。
暗号、密室、ダイイングメッセージ、読者への挑戦状。
終わりが近づくと読み終えるのがもったいなくて先に進めない…そんな気持ちにさせてくれる作品でした。
有栖川さんの国名シリーズ、読み進めて行きたいです。

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2023年10月29日

Posted by ブクログ

ミステリー短編集いいですね。
エラリー・クイーンのように読者への挑戦が挿入された『八角形の罠』、国名シリーズ『ロシア紅茶の謎』など、6篇が収録された本格ミステリー短編集です。
もちろん、私には全く謎解きできませんでした。
せめて、犯人だけとかトリックだけとか、一点でも推理できれば万々歳なんですが、、
まだまだミステリー初心者なので、これから精進していこうと思います。

他の収録作品です。

『動物園の暗号』 知っている地名が出てきたのにまるでちんぷんかんぷん。でもこれはちょっと分からない。
『屋根裏の散歩者』 こんなの思いつく⁉︎ と発想力にびっくり。
『赤い稲妻』 犯人はこの人しかいない、と想像はできました。論理的でスカッとします。
『ルーンの導き』 ルーン文字が何を表しているか……の方向へ誘導されてしまうかも。

火村氏と有栖川氏のかけ合いもおもしろいです。
短編は、隙間時間で気楽に読めるのがいいですね。

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2023年03月03日

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『動物園の暗号』『屋根裏の散歩者』『赤い稲妻』『ルーンの導き』『ロシア紅茶の謎』『八角形の罠』の六篇が収録されたミステリ短編集。『屋根裏の散歩者』は犯人の一歩手前まで解けた。表題作『ロシア紅茶の謎』は犯人が毒を仕込むトリックに驚いた。『八角形の罠』は現場見取り図、読者への挑戦付き。全く犯人を当てることはできなかった。

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2023年02月05日

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ネタバレ

 流石有栖川有栖だなぁと思いました!同じくエラリークイーン好きとして、自分の国名シリーズがこんなに面白く作れたのならいいのにと作家さんの才能が羨ましいです...!
 動物園の暗号 んんん!火村先生シリーズをはじめて読んだので、登場人物たちの様子がわかって楽しかったです。というか、作中の「有栖川有栖」ってあの月光ゲームの!?ええ〜、江上先輩といい、IQ高い人とばっかり会いますね(笑)
 屋根裏の散歩者 へえ!実際そんなことしてる人がいたら怖すぎます。
 赤い稲妻 正直この作品以降からが面白いなぁと思いました!成る程、イヤリングね。火村先生の観察眼が凄いです。
 ルーンの導き これは面白い!普通の推理小説だとダイイングメッセージに凄く特殊な知識とかを入れたがるけど、これは被害者が出版社の人間ならあり得るものだし、石に書いていた文字までこの著に印刷されているのに、結局石自体の意味は関係なかったっていうところもいいです。エラリーの、題名は忘れてしまったんですけど、宝石店だかなんだかで男が宝石を掴んだまま息絶えてて、実はそれは犯人が偽装したものだったとかなんとかの話に、結論は違うけど推理の過程が似てるなーと思いました〜。
 ロシア紅茶の謎 んー、大胆!それでいてちょっと切ないですね。 
 八角形の罠 これが1番面白かったです!まず舞台設定が面白くてローマ帽子の謎を思い出しました。けれど内容は全然違くて、エレベーター!って最後の推理が暴かれる時の高揚感はエラリーの小説を読んでいる時と一緒でした。タバコに触れるタイミングや注射器を捨てるタイミングの演繹的推理はXの悲劇さながらですね!まあ、有栖川有栖の小説はそれで一味違って面白いんですけどね!

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2022年10月20日

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ネタバレ

犯罪臨床学者火村英生とミステリ作家有栖川有栖が様々な事件を解決する短編集。

知ってるけど読んだこと無かったシリーズを見つけたので呼んでみた。

短編なので読みやすい、かといってミステリもライトなものかと思ったら捻りが効いたトリックばかりで楽しく悩みつつ読めた。

やっぱり赤い稲妻とロシア紅茶の謎が印象に残った。

アリスが火村の話についていけてなかったり読者目線なキャラなので取っ付きやすい。

長編やシリーズの続きも読みたいなあ。

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2024年05月15日

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短編だと急展開でついていけない時があるけど、このシリーズ短編は主人公が同じように置いてけぼりにされるから、同調して読める。

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2024年04月25日

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短編集。どれも推理可能だけれど解らないほどよい難易度の推理小説で読んでいておもしろかったが、長編のほうが映えるシリーズだと思う。

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2024年04月22日

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国名シリーズ1作目。表題作を含む六編を収録。
長編も好きだけど、短編ならではのコンパクトかつ良質な構成、読みごたえがあって満足感の強い短編集だった。

特にお気に入りは「赤い稲妻」。
ドラマとかでもありがちな、向かいのマンションのベランダから転落する女性を目撃してしまうお話。転落する瞬間は見ていないが、確かにもう1人そのベランダにいたはず。玄関には鍵がかかっていて、突き落とした(?)犯人が逃走した形跡はなし。どうやら転落した女性は、とある有名弁護士と不倫関係にあり、弁護士の妻も同時刻に踏切事故で亡くなっていた…。この二つの事件に関係性はあるのか…。ベランダの人影は何処に消えたのか…。

痴情のもつれは現実でも良くあるトラブルの一つ。
不満が爆発すると激情に囚われてあらぬ犯罪を犯してしまう、人間の心は脆い…。流石に犯人の行動にはドン引きしたけど、、犯人の必死さと手口の奇抜さ、非道さがよく釣り合っていると思う。もし意識があってそのまま…だったらすごい怖いし、無念だろうなぁ。最後の火村先生のキレッキレの一言が好き。

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2023年11月22日

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「国名」シリーズ

暗号ありトリックありとオーソドックスでありながら多種多様な方法で事件を発展させる様はページを捲る手を止まらせない

その上で1作を50ページ程度にまとめあげそれが複数作読める短編集って凄くね?

想像以上に面白く読んだ甲斐があった

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2023年11月12日

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最後の短編がお馴染み「読者への挑戦」を含むので、本気で解きたくて時間あるときに読もうと残してたんですが、無事犯人と証拠隠滅の一部は当てました✌️看破しきれなかったところはちょっと悔しいね
屋根裏〜の短編が個人的に気に入った。クイーンらしさを感じるわけではないが、"解ける"ミステリとしての自信に溢れた傲慢さとでも呼ぼうか、それに満ちていて楽しい読書だった。

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2023年10月03日

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表題作がピカ1で良い。

余計なことを書いておくと、「読者への挑戦」的なものが含まれている小説集という認識で手に取ったが、それは最後の一本だけなので要注意!
なぜわざわざそんなことを?というと、別にがっかりしたとかそういう話ではなくて、1作目だけはおそらく現在何も調べずにそのまま作中の謎を解こうとしても多分不可能だから!謎が出た瞬間にそれを見つめて「うーん」って(私のように)やるより、ちょっと先まで読み進めてヒントをもらっていくべきだと思いました!!

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2023年08月16日

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ネタバレ

短編集。

私は赤い稲妻が一番面白くて、読んでてよくそんなことが出来るなと怖かったけど後味の悪さがいい。

ロシア紅茶の謎もある意味大胆なやり方には驚いた。

八角形の罠も面白かったけど、ちょっと凶器の隠し方が気になって…
私だったら喋れる余裕あるならこれを言うなあとか考えてしまう

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2023年06月18日

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ミステリーはホームズやポアロを読んでいて、日本の本格ミステリを読んでみたくなり
知念実希人さんのガラスの塔の殺人の中で出てきていた有栖川有栖さんに興味が出て、本書を手に取りました。
暗号系が多く、読みながら考えるのがすごい楽しい。
謎解き要素が強くて、その解決の爽快感を味わっているとすぐに1作終わってしまいます。
作者が登場するのもユニークで面白かった。
次はこの作者の長編で味わいたくなるので、入口にぴったりな作品でした。

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2023年03月15日

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私は特に「八角形の罠」が面白かったです!
(イベント見てみたかったです!)
散らばるヒントを元にトリックはこうかな?あの人が犯人では!?と考えながら読めました。
他の作品も読んでみたいなと思いました。

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2023年03月02日

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20年以上前に読んでいた作品。再読でしたが、見事に全て忘れていました。
ミステリー小説は登場人物の背景や関係性等の描写が深く書かれているものが好みなので、自ずと長編作品を読むことの方が多いです。
この作品は短編であるため、そういった描写はやはり浅いのですが、トリックがしっかりしていて、大変面白かったです。

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2023年02月26日

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彼の作品は学生時代から好きでたくさん読んできたなかでも、質の高い短編集だとオススメできる。犯人がわかるものがあっても、トリックまでは分からず、作者から突きつけられた挑戦状にはまだまだ答えられることが出来ないなと痛感。トリックが分かっても手元に置いて読み返したくなる作品、あっぱれ。

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2022年12月20日

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トリックは非現実的なところもあるけど、伏線もしっかり敷いてあって挑戦しがいがある…!個人的に江戸川乱歩を踏襲した「屋根裏の散歩者」がお気に入り。国名シリーズほかも読みたい!

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2022年08月15日

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ネタバレ

久々に有栖川作品を手にしてみましたが、いやぁ〜ハマりそうです♪

国名シリーズ(ん?どこがで聞いた気が...)第1弾となる短編集。

巻頭におさめられていた「動物園の暗号」でガッツリ虜になりました。

短編とは思えない謎解き。

犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビ、今後も活躍が楽しみです♪



説明
内容紹介
国名シリーズ、第1弾! 奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む!
内容(「BOOK」データベースより)
作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。
著者について
1959年大阪市生まれ。同志社大学在学中より推理小説研究会に所属して創作等で活躍。処女作は『月光ゲーム』(東京創元社刊)。他に『マジックミラー』『46番目の密室』(以上講談社文庫)などがある。最新刊は『英国庭園の謎』(講談社ノベルス)。

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2022年06月21日

購入済み

トリックが秀逸

殺人に至るまでの心理描写を緻密に…というヘビーなものではなく、トリックを見せるためのライトな短編小説。
「赤い稲妻」だけは被害者のアレの有無を確認してないと解けなかったけど、それ以外は読者に挑戦状を叩きつけるかのような(実際「八角形…」では挑戦状が出るが)火村同様、作者のニヤッとした顔が思い浮かぶ。
おいおいここまでヒント出してんのにわかんねぇのかよ?と言われそう。
むしろ言われたい。

どのトリックもどこかで使えそう(?)なのでメモ必須。

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2016年05月04日

購入済み

パズラー、集まれ!

事件があり、謎があり、推理があり、解決がある。
ストーリー展開はほとんどなく、ただ読者に謎を提示し挑戦するだけの、まったく無駄のない短編集。
各短編をじっくり考えて楽しむことをお勧めしたいが、一気読みしても大丈夫。
シリーズ作品なので、まだまだ何冊も楽しめます。

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2012年07月06日

Posted by ブクログ

作家アリスシリーズ第3弾にして、国名シリーズ1作目。
火村とアリスのコンビが軽快に謎を推理します。
6つの短編が入っており、どれも本格ミステリ。
謎解きが楽しめる一冊です。

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

6編の短編集。1997年出版なので、27年前の作品です。少し古めの良き時代だなぁ、と嬉しくなりました。
表題作の『ロシア紅茶の謎』では火村に連絡をつけたい警察がアリスの自宅に電話を掛けてくるという状況にほっこりします。新進作詞家が紅茶に入れられた青酸カリで毒殺されるミステリで、犯人の大胆さにカッコよさと根性を感じました。

6編目では、『八角館の殺人』というタイトルの推理劇をアリスが書いたことになっていて、ニヤッとしてしまいます。(綾辻行人さんと仲良しなんですね)
火村とアリスの程よい軽さがリズムよくて、さらっとした読み心地だけれども、密室殺人や毒殺、暗号など、内容は本格的ミステリ。やっぱり趣向を凝らしたトリックって面白いですね。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

有栖川作品は読んだことがないなぁと思いながら長編に手を出すのはまだ早いかと思って…
当たり前だけどすごく読みやすかった。

表題作は当たり前に面白かったし、妻も、好み。
挑戦状は分かったことが無いのでもはや謎解きをしてやろうという意識もないので即読み進めたんだけど、
何となくわかった気になっても結局分からなかった。笑

サクッと読みたい時には良さげ。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

全6編の短編推理小説。
動物園での殺人メッセージ、屋根裏から見た殺人、転落死、古代ルーン文字、毒入り紅茶殺人、八角館ホール舞台殺人の6つ。
標題のロシア紅茶の謎が一番面白かった。
犯罪臨床学者の火村がいい役柄だ。

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2023年08月26日

Posted by ブクログ

国名シリーズ第1作目「ロシア紅茶の謎」を含めた
短編6作品を収めた短編集。
暗号もの、密室からの人間消失、ダイイング・メッセージなど、ミステリーの様々なパターンが楽しめます。

登場人物の関係性や事件に至る背景を重要視するタイプの私は少しもの足りなさを感じてしまいましたが、
気軽に本格ミステリーを味わえるのが短編集の魅力の一つ。
さくさく読めますし、アリス&火村コンビの取り掛かりにも良いかもしれません。

綾辻ファンとしては、「八角形の罠」の図面や登場人物紹介にニヤッとしてしまいました。

■収録作品
「動物園の暗号」
「屋根裏の散歩車」
「赤い稲妻」
「ルーンの導き」
「ロシア紅茶の謎」
「八角形の罠」

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2023年01月26日

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このシリーズ初めて読みましたが特に面白かったのは1番最初と最後の話です。暗号を解き明かしていくのが面白かった。

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2023年01月15日

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推理小説の短編はあまり読んだことがなかったので(六枚のとんかつくらい)、新鮮だった。自分が名前と人物の一致が苦手なのに気づきました(笑)
学生アリスの双頭の悪魔までは読んでいたので、志度が火村のモデルになっているらしいことも気になっていた。
面白かった順に書くと、
ロシア紅茶の謎、赤い稲妻、八角形の罠、動物園の暗号、ルーンの導き、屋根裏の散歩者
といった感じ。
トリックはありそうでなかったもので新鮮な驚きがあった。

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2022年10月26日

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ネタバレ

第1弾
「動物園の暗号」夜の動物園とか、魅力的な単語が出てくるが、暗号は難しい。
「屋根裏の散歩者」これはブラッキー。この暗号も難しい。解けるとくだらないのだけども。
「赤い稲妻」ある意味連続殺人。事故に見せかけるだなんて、同情の余地なし。
「ルーンの導き」謎の石と思ったらまさかの数。ISBNとは、わかってみれば明らかな名指し。
「ロシア紅茶の謎」犯人の執念を感じる。毒と氷と…想像しただけで怖い。
「八角形の罠」謎を解かれた時の犯人の様子が恐ろしい。怖がってないところが怖い。

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2022年10月10日

Posted by ブクログ

気になってて鶴ちゃんおすすめにもなってたので。謎解きが好きな人にはいいかも。私は推理小説でも、謎を解こうって気はなくて面白ければいい(笑)

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2022年09月21日

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1994年刊行の作品。火村(この時は助教授)が謎解きをしていく。盛りだくさんなミステリーだ。臨床犯罪学者の火村をホームズとするなら、有栖川有栖本人が推理作家としてワトソン役といったところか。
有栖川有栖の出身が大阪で大学も京都なので、題名はゆかりのない海外かと思ったが、短編6作で初っ端から舞台は大阪だった。国名は入っているが紅茶だ。これが題名になっているのは、読み終えたらわかった。

動物園の暗号は、暗号を解いていくプロセスが興味深い。
屋根裏の散歩者は、店子を覗いていた殺された大家が残した変わったニックネームが誰を指すのか?楽しめる。クスリと笑える。
赤い稲妻は、火村の教え子が目撃者で、向かいのアパートから女性が転落死する。密室を解くことが鍵。
ルーンの導きは、4つの石を握りしめた被害者、それはダイイングメッセージ。
ロシア紅茶の謎は、ロシア紅茶を飲んだ作詞家が毒殺される。動機、方法、チャンスのうち、方法に不確実性がある。
八角形の罠は、読者への挑戦状だ。

全てが秀逸なトリックで楽しめる作品集だった。

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2022年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

連作短篇集。国名シリーズ第一弾。

火村助教授と作家の有栖川有栖が主人公となり、警察の手助けをして事件解決をする話。

一つ一つどれも考えられていて面白かったが、物語として単純すぎてこの評価にした。
本格推理小説は短編と相性が悪いのではないかと考えさせられた。

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2022年07月08日

Posted by ブクログ

2022.06.26
予期せぬ入院生活の相棒になってくれた本
ドラマのイメージがあって手に取ったけど、由緒正しきザ・ミステリ(たぶん)

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2022年06月26日

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