山口透析鉄さんのレビュー一覧

誕生日とか火事とか

大和さんの友人達を火事の中、救出したりで、大活躍しています。友人達も猛男君の良さ、認めざるを得ないような漢気あふれるエピソードでした。
砂川君の家族の問題等、深刻になりすぎずに色々と全力で向かっていて、良いです。

やはり不思議な作品

朝日新聞の書評記事「好書好日」で紹介されていたこともあり、試し読みをしてみました。
題名通りっぽい雰囲気です。この方の作品も読んでいきたいです。

有働兄妹や体育祭や

有働君は3巻ラストにもチラリと出てきていましたが、踏み切りで飛び込みそうになっていたのを落合さんが何とか止めていました。
体育祭などもはさみ、妹のなずなさんとも知り合いになります。
体育祭でも落合さん、バトンは落としますが、チアリーダーの格好をしてくれたり。
有働君には好き、と言われ、でも私は秘密の恋をしていて……という意味深な返しも。
やはり一定、登場人物が増えて話が動いてくる方が良いです。既にTVドラマにもなっている作品のようです。

可愛いらしい性教育マンガ

一休ちゃん、可愛らしい女の子ですが、歳相応にムッツリなのはもう、生物としてのヒトの本能でしょう。彼氏君がよく分かっている聡明な好青年ですが、抱き合ったりすると勃起するのも当然、ですし……
監修が高橋幸子氏なら問題ないです。続き、マンガparkで読めるようです。

いきなり……

コンテストへの参加。審査員のベテランダンサーさんに湾田さん、声をかけられていて、それだけの何かを感じたのでしょう。
技術も必要でしょうが、パッション、作画でも結構、表現できていたと思います。
優勝校に選ばれ、この後もダンスバトルとか。湾田さんはどこまでも行けそう、という感じでした。
動画投稿サイトにも即興のダンス動画等、多々ありますし、この作品に名前の挙がっている曲のプレイリスト、YouTubeにありました。さもありなんと思います。

ストリートダンスに全身全霊を

踊りでも無心になることが重要と主人公が気づいたり、やはり心技体が揃っていなければダメでしょう。仁木さん、落選した理由を部長(恩ちゃん)に尋ね、色々と得るものはあったようです。
主人公、初心者ですが2年生の幽霊部員(実際は外部のダンス対決で何度も優勝している)とのサシの勝負に。結末は有耶無耶でしたが、この男性2人がキーになりそうです。
演劇のように身体を駆使するする表現とかとも似ています。作画も良かったです。

こちらも危ういお話です

吸血鬼もの、少年サンデーでも読んでいましたが、こちらはもう少し大人向けな作品でしょうか。
主人公が大学生時に遭遇した白ワンピースの女性、気になります。やはり彼女が大元なのか？
主人公は経理部の課長で、学生時代に出会った美女が未だに気になっているようです。
ただ、本人はある秘密を抱えるようになり、後輩社員の山寺さんに付き纏わられるように。
だんだんと人ならざるものになりつつあるので、同族、とおぼしき娘さんに会ってもあまり上手くいっていないようです。
山寺さんの動機も気になる作品でした。
部下の泉さん、可愛らしい女性社員さんでしたよ。

古都吹会長は相変わらずで

生徒会の面々で夏休みにフェリー経由で島に行って、会長、Tシャツの下には物凄いマイクロビキニを着ていました。母親が入れたと言い訳していましたが。
皆でBBQして夜空の銀河を眺めたり、楽しそうです。古都吹会長、他の生徒会の面々には敵わないと感じていたようなので、梅君の加入でホッとしたようでもあり……
ロボ研&生物部の面々、相変わらず妙なロボットを作って逆襲しようとしていましたが、照井さんには敵わないようです。
軽音部や英国式？茶道部等々の面々も再登場しつつ、今回はホスト部と、そこの自称？マネージャーの女の子の訴える被害の調査を生徒会の面々一同で。これ、それなりに難敵ですが、詳細が出てくるの...続きを読むは次巻です。
他には某4大巨頭勤務とおぼしき松さん(梅君のお姉さんで弟が好き)や、中3のヤンキー純情娘？虎丸さんのエピソード等も良いです。巻末の寄稿4コマ等も相変わらずでした。

バガップルです

最初こそ人魚姫は奴隷として売られそうに放っていましたが、レオ王子(14歳)が気に入ってからはギャグマンガでちゃんとラブコメになっています。
登場人物の掛け合いも楽しいです。
猫のマルガレーテ、大きい猫さんで、泳ぐのも得意です。でも肝心な人魚姫はあまり泳げないという。
ディアナさん、人たらしの才能もあるようなんで、このまま幸せになって欲しいです。
王子の名字がアンデルセンなのは気になりますが……

さっさと交際すればいいのに

読者にはこのお2人、本当は両思いなのがかなり早い段階から分かるので、お2人のやりとり、もどかしいです。
ヒロインの佐藤こはるさんが塩対応なのは極度に人見知りだからで、ご本人、自己評価が低いのでしょうが、かなりお綺麗です。
その彼女の初恋のお相手が押尾君でした。
押尾君の家は喫茶店で、ナンパされかけていた佐藤さんを筋肉男のお父さんが威嚇して蹴散らしたり。ところどころ小ネタのギャグ？も。
知人にデート⁇用の服装をコーディネートしてもらい、準備万端でしょう。

これはこれで良いのでは？

それなりの歳なのに痛々しい、と突き放すのは簡単かも知れませんが、主人公、それでも何かを変えたくて行動を始めていますし、自分の足で立ち続けようとしている姿を批判したくはないです。
朝日新聞の書評記事: https://book.asahi.com/article/15223181

凶暴な庄屋とか

アツキさんの知人、桃香さん、実際は行方不明で、掛谷探偵も今はそれ以上、言えないようです。見せていた写真は合成だったようですし。
メンズコンセプトカフェで働いている福島出身の少年とそこの店主、れいなさんに暴行を企てる一連のエピソードも。店長の言動も飴と鞭での洗脳教育でしょう。れいなさんが母親に加担して首を絞めて殺人犯になったのと一緒です(未だその当時の悪夢も見るようですし)。
れいなさんを輪姦させようとした首謀者は歯をペンチで抜かれ、庄屋に凄惨なリンチを受け、救急に。庄屋の闇も深そうです。

歌舞伎町でのプロボノ活動

この作品、主に無償版Dモーニングで読んでいます。
主人公の女性弁護士さん、過去に犯罪加害者になったと思われる描写が出てきますので、そういう経緯も含め、歌舞伎町での活動は続けているのでしょう。
冒頭の半グレのエピソードでも結局、あの人物も自殺していたようで、こういうのは後々にも出てきます。
レイプ撮影魔のエピソードに出てくる被害者の女性、元締め？の美女の愛人だったのでしょうか。
巻末のエピソードに出てくる毒親から逃げてきた家出少女、おそらくこの街には少なからずいるタイプでしょう。
同僚の弁護士や、庄屋・掛谷のお2人も気になります。

お2人イチャコラ^ ^

入学前のエピソードがあるので、どうやら守山さん、声をかけてきてくれた野洲君を、あの時点でけっこう気に入っていたのでしょう。
なので、作品の冒頭で、割とすぐにカップルになったというか。
からかい上手な守山さんのようでもありますが、割と分かりやすく「好き」が溢れています。お幸せに🎵

マンガ編集者お2人

水落さんと大友さん、出版社のモデルは作中の説明からしても集英社と白泉社でしょう。
それぞれ同じマンガ家・猪苗代氏の連載を担当していて、〆切が重なるという修羅場から。この時点でもデジタル作画ではないので、いつも使っているインクが切れたり、モデルになってキスするフリをしたりとか。
水落さん、スッとした美女でしっかりしていますが、大友さんには自分にはない良質な部分も感じて、彼のアプローチにだんだんと惹かれているようです。
1話は大友さんの視点、2話は水落さんの視点で描かれ、その後もサイン会での事件や箱根温泉への取材、授賞式への出席等、色々あって、どちらかというとマンガ家さんというよりは担当編集者さん...続きを読むのお仕事ものでした。
絵柄もふんわりと綺麗で、良いです。
初読の作者さんでしたので、やはりマンガparkでちびちび読んでみます。

絶妙なオチ

主人公のこじらせっぷりがちょっと他人事とは思えないような^ ^;
ある特殊な能力を得て皆さんを見ると、ある事実に気づきます。
学園のマドンナ・月島さん、可愛らしいですが……^_^;;;

シスコン気味のミコト君

姉・みろくが婚約した先が茶乃(さの)家というのが気に食わないミコト君が乗り込んできて掻き回すエピソードが中心でした。
羽付を30分続けるのもすごいです。
紅一君はキスとその先まで全部したいよ、と正直に話すので、みろくさん、狼狽してばかりでちょっとやっぱりポンコツ娘です。
ミコト君も結局、紅一君の高校に転校してきていました。
最後の不意打ちのキス、どうなるでしょうか？
この作品の続きも少年ジャンプ＋で読んでみたいです。

嗅覚が並外れているだけに

九条君、実母が浮気をしているのも匂いで気づいていたようです。以前お兄さんが言っていたこと、あながち冗談でもなかったというのか。(実父はどうやら……)
ひなたさんの友人たち、良いです。九条君の評判も上々でした。
美好さん、酔って間違えてひなたさんに抱きついたり、昔の彼女・真梨さんと再会したり。今の彼氏、どうやら美好さんをつけていたようで、彼女もあまり彼氏には恵まれていないようです。
九条君、独占欲は強そう、と美好さんにも見られている通りでしょう。古書の買取がてら信州までお2人で出張旅行に行ったりです。
九条君なりの苦悩もありそうですが、なんとかひなたさんとの関係、良好に続けて欲しいものです。
こ...続きを読むの作品もマンガparkで読み続けたくなりました。

少しずつ、変化が

甘楽ひなたさん、お店に来た青年カメラマンに写真を撮られるのもちょっと苦手なようです。海外からようやく帰国したら住居がなくなっていて事務所に寝泊まりかな？となっていましたが、ひなたさんの祖父に気に入られ、2階の空き部屋に下宿しました。
九条君のお兄さんとも会いますが、母、早くに亡くしていたようです。
嗅覚が鋭いと人間関係で煩わしい思いもするのでしょう。ただ、ひなたさんとの交際は良い効果もたらしているようで、仕事にもつながっています。
勤務先でも美好カメラマンの写真、使っているようで、三角関係とかにもなるのでしょうか？

ひとの感情の機微に疎い九条君？

主人公の甘楽ひなたさん、会社員は辞めて祖父の古書店を引き継いでいるようで、古書店巡り等も良くしています。
そこに、中学生の元同級生・九条君が現れ、匂いを嗅がせて欲しいと依頼してきて、彼はどうやら調合師のようです。
青年誌の作品でも山田鐘人氏が「あせとせっけん」を描かれていましたので、あれを思い出しました。
ただこちらの主人公さんは対人接触が苦手で退職しているので、元勤務先の社員が訪れてくるのも嫌なようです。
それでも九条君のお仕事に付き合うかたちで色んな匂いを提供しているうちに、やがて恋仲に。
弟さんがいいです。

初々しいお2人さん

パンデミック下の想定だったようで、マスク省略やリモート授業等が出てきます。
主人公の青年、SNSばかりしているようで、こういうのも今どきっぽいです。
押しかけてきたヒロインもSNSのフォロワーで、かつコンビニのアルバイトでも主人公のことは見ていたようです。
ふんわりとした感じの眼鏡っ娘で、一緒にウォータースライダー付きの部屋があるラブホテルに泊まったりはしますが、まだキス止まりのようです。
これはこれで良いとは思います。

濃厚な性愛

場所の近くのお店でお茶してお話をするだけでは到底、満足できず、結局、お2人でホテルへ直行し、そこからは実に激しく愛し合います。体位も変えて朝まで性交をし続けるという情熱っぷりです。
主人公はこの人とはこれっきり、と婚約者の許に帰って抱き着きますが……その婚約者が忘れた書類を届けに行った先で、またかの男と再会してしまいます。
男は自分の母の面影しか求めていないのに、主人公の中に芽生えた何かは消えそうにもないです。

今度は新たに長身美女も

結局、ミルチ・ミエルのコンビもこちらの学校に。相変わらずでした。
ジャンヌさんも相変わらず天然ですが、お弁当作りでいきなり裸エプロンになったり、500円玉を拾って下着を見せたり、痴女っぽいです。
お姉さんに頼まれて書店で「初恋のむすゞめ」を買いに行った供犠君、竹刀を持った長身の美女に最後の1冊を譲りましたが、この彼女、生徒会長の鉄花さんでした。
カナン様、手がくっついて離れないまま供犠君と校内巡視？してカップルを蹴散らしたりですが、相変わらず非常にウブです。そこは生徒会長さんも一緒ですが。
ラブコメというより、ギャグマンガとしてのテンポが良いです。巻末の寄稿マンガ等でもカナン様のお母様、大活躍...続きを読むされていて、非常にけしからん水着姿その他を披露されておりました。
女の子同士なら不純異性交遊にはならないのでしょうか？

小麦ちゃんやフルウさんやら

半狼のフルウ(ウルフの逆でしょう)さん、人の姿になってもケモミミは残ったままです。小麦君の幼馴染なので、ナユ先生に探りを入れられても「好きです」と答えていました。
狼の時はブラッシングされると気持ちが良いようです。
一行で海に行ったり魔女の夏祭りに行ったり。魔女、じゃないと参加できないので、女体化して小麦ちゃんになる薬、この後にもまた出てきます。
天才魔女の力を復活させられないか、協会長とかも色々と試行錯誤していますが難しいようです。
幼くなる薬も偶然、調合されたりで、店員のニヤさんも小麦君が可愛らしくなってちょっと嬉しそうでした。
やはり彼女も、小麦君がいつも咥えているタバコもどき？が何なの...続きを読むかは気にしているようです。基本、小麦ちゃんの時って咥えていないです。

実家に行ったり

ブドウを売っていた妹の円さん、既に子持ちでした。双子なので立石君のご両親にとっては可愛い初孫でしょうか。
経理の後輩・森園さんは青春18きっぷを使ったりの旅も。早川係長は自宅で映画を見てばかりだったようです。
社内の知人の結婚式に出席して、交際開始時の話も思い出したり。もうかなり相思相愛だったようです。
順調な交際となっているこの時期は楽しいでしょう。作画もほっこりするんで、これはこれで良いです。

復活や新たな敵味方や

ハガさん、報告している時に羽ペンを左手に持っているんで左利きみたいです。
危うい場面が続きますが、厄介なデバッカー達はフリーズさせて城の場面は脱出しました。
復活したと思われた社長は代わり身を立てていたようで、管理者権限でルゥさんを復活させますが、初期値に戻っていたのではアマノさんは覚えていません。
その横暴な社長氏も以前出会った黒騎士に一刀両断され、あっさり死亡してしまいます。
加賀美アキラさんもデバッカーのようで、ハガさんたちに合流しました。
怪しげな道具、ニコラさんにも有効利用できるようなので購入し、今度はゲーデルという名の巨人とかとの戦闘にもなりそうです。
巻末にはプロローグに相当する...続きを読む描き下ろし？エピソードも収録されていて、デバックチーム、神林リーダーの他は羽賀・鈴木・平・黒崎といった面々だったようです。
興味深い作品なので、TVアニメ化は不思議ではありません。7月から放送のようです。

開発者とゲーム内の探検と

コンピューターゲーム内に、何らかの理由で閉じ込められているデバッカーの話で、個人的にも、ゲームユーザーより開発者側の話の方がずっと好きです。
この作品、以前にもマンガアプリでそれなりに読み進めていました。
主人公のハガさんや最後の方に出てくる天野さんは仕事に集中し続けることで正気を保っていますが、他はゲーム内のバグに取り込まれて無限ループに陥ったり、行方不明になっていたりです。
ハガさんと共に旅するニコラさんと、ゲームのメタAI・テスラの関係も良いです。

黒猫娘との同居生活

猫は基本、気ままでヒトより自分の方が偉いと思っていますので、基本、この作品に出てくるみーちゃんみたいな感じです。
狼男みたいに、人の姿になったり、黒猫の姿になったりする猫娘が押しかけ女房よろしく主人公の家に居座ります。人の姿でも黒髪ロングの美女です。
作画も綺麗ですし、悪くはないです。ファンタジー作品で黒猫といえば、諭吉君もそうですし、良いです。

少しずつ距離を狭めつつ

描写がないだけかも知れませんが、初夜も迎えていない関係みたいです。2人で結婚指輪を買ったり、キス・ハグくらいはしていますが。
勤務先の人間関係も、夫婦揃って良好っぽいのも羨ましい限りです。ちょっとした夫婦喧嘩も。混浴くらいしてもいいのに、千尋さんの家に行っても自重しているようです。
やはり30も過ぎてくると新しいことに挑戦し辛くなるものでしょうが。このお2人にとっては夫婦生活、がそういうことでしょうか。
スキレット等、ゆるキャン△とかにも出てくる道具もちらほらで、料理も美味しそうです。

新婚夫婦&BBQもの

奥手な主人公がマッチングアプリで、というのは如何にも今どきです。
3度目の正直、だったようで、何よりです。
お相手の千尋さん、黒髪セミロングでクールビューティーっぽいですが。転勤先に押しかけるくらいには気に入っていたようで何よりでした。
随分と初々しい新婚さんというのも羨ましいです。
出てくる料理も、如何にもBBQに合いそう。
この作品に関しては、作品の舞台である浜松市長も取り上げていました: https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/koho2/room/break/202106.html

三姉妹との同居もの

主人公の青年、家政夫を生業としているようです。
色々と悪い噂が絶えないお屋敷に雇われて住み込みで働きだします。
幸い、住人は三姉妹で、長女がデザイナーで、下のお2人と一緒に試作品のドレスをあっという間に完成させていました。
主人公の方はゴミ屋敷みたいな家の内部を整理整頓して綺麗にし、姉妹に料理をふるまい……何だかんだ働かせてもらうようです。
これもマンガアプリで読めれば続き、読みたいです。

ある意味お似合い

鈴木さんの方が、実はかなりゾッコンだったみたいですねぇ^ ^;;
初々しいけれど確かに、徐々に親しくなって、交際するようになるお2人が良いです。
それにしてもガパチョって結局、誰なのでしょうか⁇
巻末掲載のエピソードを見ても、席が隣になって鈴木さん、かなり嬉しかったようで、今が一番楽しい時期かも知れません。
これも良いです。作画、多分、連載が進めばもっと落ち着くでしょう。テンポも良いので読みやすいです。

王道のスポーツマンガ

確かな画力と構成力で、思春期の少年の気持ちもきっちり描いていて、非常に良いです。
千夏さんみたいな素敵なスポーツ少女、そりゃ人気もあるでしょう。
なおかつ、家庭の事情で主人公と同じ屋根の下に暮らすというのもベタですが王道展開で……どうやらTVアニメ化も決まっているようですし、さもありなんという完成度の高さを感じます。
きっちり練習し、努力し続けるお2人さん、尊いです。新体操部の女の子とかも良いです。

かき氷や夏祭りやら

扉絵のセラムさん、色んな格好をされていて可愛らしいです。
女の子たちが遊びに来て、猫の集会場？に行ったり、秘密基地、に行ったり。秘密基地は三田さんとかの頃のものが継承されているようです。
夏休みの宿題用に、天体観測も。改めて望遠鏡で月を眺めるセラムさん、自分のいた世界との違いに想いを馳せたりです。
暑いんでかき氷を作ったり、皆、浴衣で夏祭りに行ったり。セラムさんが魔法で光を出すところは幻想的で、ちょっとカラーで見たくなりました。
セラムさんの表情がコロコロ変わり、とても良いです。

丁寧なマンガ化

この事故の対応でソ連崩壊、早まっただろうと聞いています。消防隊の人たちが消火活動をしなければ、もっと被害が拡大していましたので、そもそもの原子力発電所に無理があります。放射性廃物の管理もできないというのに、原子力ムラは極めて無責任なままです。

とても良い雰囲気の作品集

読めたのは最初の短編のみですが、すこぶる良かったですよ。大井競馬場、東京モノレールからも見えますからね。絵馬、元々は実物の馬を納めていたのを代わりにして、といった話なども思い出しました。
他の作品も試し読みできるようなので、読んでみます。

人魚とその研究者とか

時折、幕間の空きページでご当地食材その他の解説等もあるのが良いです。
三夏猫君の気持ちは人魚のお姉さんに向かっていますので、ゆっこ、ちょっと不憫かも知れません。幼少時に父親が人魚に食べられたのでは？ともいわれている久貝丸博士の許に泊まって話を聞き、興味が募ります。
一方の海底の世界でも人間界に興味を持つ人魚の仲間とかも出てきて……人間になれる道筋、本当にあるのかどうか。
やがて博士の研究所に現れる人魚(ウミウシタイプとはまた別です)の話で、三夏猫君、海の底に行く決意を決めますが、危うさが漂います。
同級生は中学を卒業したら島を出て働くと決意していたり、スカウトをいったん断った女の子は高校以降に...続きを読む本格的に目指すつもりのようですし、出てくる中学生陣は若くて初々しいです。お互い、あまり素直にはなれていないようですし……。
点描で描かれているイラスト、良いです。

士官の戦士とか

中将に呼び出されて飛行機で移動中に敵襲で隊長以下の士官は軒並み戦死し、万朶隊は下士官以下だけに。主人公の佐々木伍長も初の攻撃で何とか800kg爆弾を投下しようとしますが、初の実戦では訓練時とは当然、大違いでは……この後が1巻冒頭に繋がっているのでしょう。
下士官たちの出撃でも確認戦果は極めて怪しいものでしたが、大本営発表は当然のように盛った内容を発表するばかりです。
戦死者の家族の描写も、やはり悲しいものがあります。日本の組織の愚かさって今でもフツーにありますので、こういうのって本当に他人事ではないです。

敵襲が続き

主人公一行は飛行機を乗り継いで台湾からフィリピンへ。いわゆる神風特攻隊のエピソードも。軍隊の組織ですので、上位下達ばかりにしても、上官がボンクラだといかんともし難く、万朶隊の隊長と東條英機の腰巾着と言われた陸軍中将があまりにも対象的でした。
インパール作戦の企画立案者等も連想します。
岩本隊長は何とか爆撃できるようにと機体の改修を極秘裏に命じ、これが後々の主人公につながるのでしょう。
冒頭と巻末に原作者氏によるインタビューの部分が載っているのも良いです。

特攻隊の愚かさ

実話のマンガ化ですし、画力や内容等、あまり言うことないです。
戦闘機等のパイロットとか、当時の最精鋭部隊ですので、消耗品にすること自体がイカれています。なので作中でも、真っ当な人は反対意見を述べています。でも大日本帝国の軍隊で真っ当な意見が通っていたらああいう結果にはならないですからね。
ところどころ、現在の佐々木さんも出てきて、最後に原作者の鴻上尚史氏(氏の演劇作品はかなり好きです)も出てくるところが良かったです。

もどかしいお2人さんだけになり

かなりもう、親密な関係になっています。
元同僚で離婚経験された花さんとも親しい仲？と勘違いしかけたりですが、お互い、2人だけで出かけたい、とは考えるようになっていますし。
配信サービスのTVドラマは、Netflixみたいな場所でしょうか。予算等も地上波TVとかより今はもう潤沢でしょうし。
大女優とおぼしき大前さんとのエピソードも良かったです。
今オンエア中、TVアニメの某ザインなら「もう付き合っちゃえよ！」と言うのでしょう^ ^;
前途多難かも知れませんが、めでたい結末は期待したいものです。

大人のラブコメ？

主人公の青年、ちょっと不憫で、離婚経験者としても、あまり他人事とも思えませんでした。疲れていたり、はありそうですし。妻で初体験はしたものの……
経理の渋谷さんの秘密も、ベタですが、悪くはないです。
これはゆっくりじっくり、時間をかけて関係を深めて欲しいお2人さんでした。

これは独創的で良いです

転校してきたアラタ君、好奇心の塊なのは良いですが、速水ミハヤ先輩が着替えているところを見てしない……どうやら虜になってしまっているようです。
蠱惑的で色気もあるようで、とはいえホラーの登場人物のようで、性別も不明っぽいミハヤ先輩の存在が非常に良いです。
卒業まで我慢できたら、というのも悪魔の囁きっぽかったです。
たまに一部カラーになりますが、ベタの使い方が効果的です、不思議で良い作品です。
万人向きではないでしょうが、刺さる読者はいるでしょう。

少しずつ変化も

街中に出て新しい服をそろえたセシリアさん、可愛らしかったです。占い師・メルさんの目にはどう写っていたのでしょうか。
アベルは引き続き居候状態で、そこに、彼に習っていたというリーゼレッタというお嬢様も。作画は可愛らしく、芳文社の4コマ作品にもありそうです。

セシリアさんを愛でつつ

ローレン牧師とかとの日常がほっこり描かれています。巻末に出てくる子どもが言っているように、このお2人、お似合いっぽいです。
読み進めると、ローレン牧師の知人とか、さらに増えるのでしょうか？

ちゃんと徒歩で移動

江戸時代から今の日本に来てしまった巫女さんが、ちゃんと東海道を徒歩で移動してお伊勢参りを目指しています。
持っていたのは寛永通宝とかでしょうか？古銭商に売ればそれなりになりそうな。
行く先々で助けられたりの道中で、元ネタは弥次喜多さんそのもののようです。
これ、別途3巻、揃えていますよ。

ローエンシュタイン公国での攻防

この巻のエピソードもTVアニメでは出てきていなかったものの、エリ公女をめぐる話はかなる良質でした。お人形さんのように、大公の娘(この国のモデルってやはりリヒテンシュタインでしょうか)としての教育を徹底的に受けてきていたエリさん、さらわれて鳴海さんと一緒に空からダイビングしたりしているうちに、真に人、として生きる意味をきちんと獲得できていたようです。
大公の後継争い的な揉め事も背景に入れつつ、選択とその結果、自らの意思で変わるということの意味なども表現されている、良質なエピソードでした。

柔らかい石とは？

フランス・クローグ村での惨事は200年ほど前、春のお祭り時に村に現れた錬金術師が持ち込んだもので、死ねない、という苦しみだけが残りました。
生命の水の源たる柔らかい石って、いわゆる賢者の石、でしょう。
この作品ではからくり人形ベースで表現されていますが、チューリングテストにも合格するAIも、似たような人間性を持てるのかどうか。
アルレッキーノも出てきます。
巻末近くでは久しぶりに才賀勝君とかも。しろがね、の意味もハッキリしてきました。

鳴海さんの過去やゾナハ病とか

かなり核心に迫ってくる巻です。
古城も襲撃を受け、残っていた老婆も死ぬとボロボロと崩れて去ってしまいました。他の人はさらわれてしまったのです。
ギィ氏による、錬金術と生命の水(TVアニメでも水銀のような液体金属っぽい描写でした)の解説、これが後々にも効いてきます。
人質となっていた子どもを救出した先生の命を助ける鳴海さん。拳法の修行でなぜ強くなったのか、ようやく答えが出そうです。彼の孤独とかも身に沁みるものがありました。
長老は結局ルシールさんだけに。生命の水の井戸も既に枯れています。

学校仲間やサーカス団とか

幕間を経て、勝君の通っている小学校の話に。いじめられたりだった彼もだいぶ変貌しています。身体は傷痕だらけですが。
しろがねさんも近所の高校に転入。セーラー服がお似合いです。
叔父は大人しくなったようですが、残党がまた勝君を狙いに……ちょうど居合わせていたサーカス団(後々にもまた出てきます)の面々も協力した戦いに。3輪トラック、連載当時でもかなり珍しかったでしょうが、大活躍でした。
巻末のおまけマンガでは、作画アシスタント陣、背景が細かいと鬱憤を晴らして藤田和日郎さんの人形を破壊していて……