感情タグBEST3
Posted by ブクログ
10月22日~23日
内容(「BOOK」データベースより)
弥生も半ばに差しかかり、品川宿は、連日花見客や汐干刈客で大賑わい。そんななか、京へ絵師の修業に出ていた三吉が「立場茶屋おりき」に帰ってくるとの知らせに、女将のおりきは胸を躍らせていた。一方、仲人嬶のおつやに紹介されて以来、位牌師の春次のもとを度々訪れていた茶立女のおまき。春次の連れ子・お京はなかなかおまきに心を開かず、周囲をやきもきさせるが―。桜鯛、筍、菜の花…季節の料理と人情味あふれるもてなしで、訪れるひとを心底幸せにする大好評シリーズ第十四弾。
Posted by ブクログ
京で絵師の修行中の三吉が帰ってくるとわかったときの、おりきさんの反応がかわいかった。ほんとにわが子のように思っているんだなぁ。
そして三吉の立派になったこと!
いろんな恋の遍歴を重ねてきた、おまきもついに・・・
自分が苦労してきたからこそ人の気持ちがよくわかり、優しく親身になれる。 おりきさんに負けず劣らず心が広い。
人の信頼を平気で裏切る人もいるけれど、そして出会いと別れがあるけれど、みんな家族のように暮らしている立場茶屋おりきがうらやましい。
牛歩のように遅いけれど巳之吉とおりきさんの間も、なんとなく公認の仲のようになってきていい感じ。