若く美しい母・静子から溺愛されている中学2年生の静一。
クラスの女子・吹石に淡い思いを寄せたり、従兄弟のしげると遊んだり
ごく普通の中学生として暮らしていた彼の日常は
夏休み中に両親としげる一家との登山中に起きた事故から明確に壊れ始めます。
事故当時に母が取った行動が信じられず、彼女の一挙手一投足に過敏になる静一。
静一の心境を知ってか知らずか、吹石と静一の関係の進展を露骨に阻み、抑圧する静子。
抑え込んでいた苦しみと狂気を解き放ち始めた母と、静一はどう闘っていくのでしょうか?
事故の真相が明らかになるかどうか、というサスペンス要素もあり、
とにかく緊張感がすさまじい一作です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
静一〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
すごい、すごい、よく頑張った。えらい。すごい。
本当の事件内容と本当の気持ちを人に言えたこと、刑事さんの言葉をちゃんと受け止められたこと、「しげちゃん」を励ます言葉を言えたこと、ずっと言えなかった不満を「ママ」にしっかりぶつけられたこと、すごくすごく難しいことなのに、めちゃくちゃ頑張ったね。刑事さんもありがとう。
言語化する力、画や物語で表現する力が本当にすごい。漫画ってすごい。作者さんを本当に本当に尊敬する。
毒親の呪いって、親が物理的に目の前からいなくなっても簡単に消えるものじゃない。
大抵のマンガだと静一が完全に母の奴隷になっておしまい、または母が捕まっておしまい、とかになりそうだけど、この内容があって、まだ何巻も続いているのが本当に素晴らしい。
すべての毒親育ち読者の中の「ママ」が一緒に消えていきますように。「僕は僕のもの」であることを取り戻せますように。
昔の記憶を辿り少しずつ自我が…
お母さんがあぁなってしまったら、学校へも行けないし、奇異の目で見られてしまう
けれどただひとり、吹石は違った
純粋な中学生だからこそ出てくる率直な言葉だね
吹石の存在に救われて少しでも自分を出すことが出来たかな?
スラスラと普通に会話できるときもあれば、吃るときもある
普通に会話できてるときは、すごい鉄のような据えた表情をしている
静一の中の母親(静子)像が、終盤から出てきます
この物語は、良くあるモクモクな吹き出しの心情とか出てこなくて、モノローグ的なのは僅かしかない
だから、(現実か夢か分からない)しげちゃんと山で話す場面で、しげちゃんが静子になった(静一にはそう見えた?)のは、静一の頭の中の世界なのかな?と、
これまでのまるで映画を見ているような、現実世界を淡々とそのまま描写したのとは違う感じで、
静一が己の心を吐露するたびに、黒かった静子の泥みたいなのが静一へビシャビシャと飛んでいき、最後には静子は白く輝き、静一は黒く汚れている
そんな感じで次の巻へ続いてます
Posted by ブクログ
静一が母に問う「なんで僕を喜んでくれないんだ」と言う魂の叫びが胸を抉られる。ここまでではなくても、自分の親に自分の生を喜んでもらえていると思って生きている人の方が少ないかもしれない、それが不幸だとも知らずに。
すごい
この感情、私は知ってる
私に向けられたことがある感情
知らない人にはどう考えてもわからない
良い親に育てられた人にも読んで知って欲しいと思う反面
毒親育ちじゃない人には全く理解できない登場人物だと思うし、理解できないお話なんだと思う
でも私にはすごくわかる
涙が出るほどにわかる
この感情を作者も体感したことあるんだろうか
すごい
こっわ!
もう怖さしかない。これも毒親の範疇なの?洗脳された被害者でしかない。未熟な子供じゃなくても精神的にやられて、これ普通の生活に戻れるんかな。
自分も親だが、子供を思い通りに操るような事にならないよう気をつけようと思った。
何してるねん
主人公がようわからん。
母親の呪縛から逃れられない。。。
こんなのは反面教師にしてくれよ。
とにかく早く次巻みたい
雪
勾留中の静子。
静一は学校でも居場所を失う中、吹石は見捨てない。
何故か一人訪ねてくるしげる。しげるを放っておけず静一は後を追うが。
自分の中の母親と向き合う静一の叫びが悲痛だが、イメージの静子はなんと・・・。