“カインコンプレックス”という言葉をご存知でしょうか。聖書に基づく言葉で、兄弟間の葛藤・劣等感とのことを指す用語です。
主人公・誠は役者として大成を目指すものの、死んでしまった兄で偉大な役者だった御幸の影に隠れたまま。まさに“カインコンプレックス”を抱えていたところ、「兄ではなく自分が死んでいる世界」へと飛ばされてしまって……!
兄弟をお持ちの方、似たような気持ちになったことはないでしょうか。ただでさえ優秀な人間を見るとコンプレックスを抱えがちなのに、それが家族だったら……。
「死んでしまった人は超えられない」というジレンマが、ある日「自分の死」という形で取り払われたら?本当に何も持たない誠による、兄への反逆が始まる…!
感情タグBEST3
すごい漫画だった。
すごい…と言いつつ3巻までしか読んでないですが笑
よく名前を聞くので読んでみたところ、想像していたのと全然違う漫画でした。こんな壮絶な感情を呼び起こされる漫画とは… 続きが、ものすごく気になります。
これはいい作品に出会えました。
冒頭からひきこまれる
冒頭からインパクトのあるシーンや衝撃的な展開の連続で1冊あっという間に読み終えました。今までに読んだどの演劇漫画とも違う感じがします。これからも予想外の展開が待っていそうで楽しみです。
大須賀先生の作品が気になり、お試しで読み始めてみたら、最初の数ページから衝撃でした!
まだ一巻はプロローグでここから始まるんだという感じなので、これからどんな物語になっていくのか楽しみです!
某演劇漫画の主人公と似ている感じはあります。絵は綺麗で、設定が"自分が死んでる異世界"だからまさに『死んだ気になったら何でもできる』!って感じです。
なんとしてでも、兄を超えて欲しい!と応援したくなります
とても面白かった。
大須賀先生の漫画大好きです。
舞台役者ものに大須賀先生のおかしいキャラ達がはまりまくってて最高!
怖いけど
続きが気になる。
兄弟で比べられちゃうのは何とも言えないけど。
環境が酷い
特に母親の精神病は弟くん可哀想💦
育児放棄というかなんというかその辺りは見ててイライラスル。
Posted by ブクログ
絶対的に敵わない兄を持つ弟の葛藤を、演劇の舞台を主軸に書いたストーリー。
マチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)ってタイトルもシビれるな。
前作バニラフィクションが舞台の題目になっているのも熱い。
そしてこの人の作品は絵がほんと綺麗ー。
Posted by ブクログ
2020.08.17
ハマった!!
演劇、おもしろい
演劇は行間の芸術なんだなと思う
演者も演出家も言葉と言葉から広がる世界と、言葉では描かれていないその隙間をうめて表現する。観る方は…観る方はどうなんだろうなぁ。
解釈・表現…もっと知りたい!
ドラマ化&映画化されそう!
わざわざ異次元の世界のこととして描いているのが謎だが、テンポ良く、ストーリーもよく練られており、すごく良い作品だと思う。人気に日がついて、ドラマ化や映画化されたりしそう。
迫力のある画面構成に惹かれます
この作者さんの漫画を読んだのはマチネとソワレが初めてなのですが、1話にして世界観に飲み込まれました。
大胆な見開きの使い方、台詞回しと心を抉るような心理描写の書き方は凄まじいです。
演劇関係の話が好きな方ならストーリーも好きになれるんじゃないでしょうか。すっかりハマってしまいました。続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
「マチネとソワレ」なんて芝居好きの私を釣るには最高の餌やないですか。見事に釣られましたわ。
大須賀めぐみさんの作品を読むのも初めてですが、冒頭のふざけたシーンから、舞台シーン、主人公の誠のキャラクターを描いて、「2号」として突き落とす。
イイです。本当にイイです。
IF物として定番の蝶の乱舞なんてベタすぎて大好きです。
死んでしまった天才的俳優・御幸の「2号」として扱われて、兄との立場をひっくり返すために生きてきた誠。
兄に届く大舞台への出演が決まったものの、その報道発表の席で聞かれるのは兄のことばかり。どうしてよいか分からず飛び出した町で、誠は兄・御幸が生き、自分が死んでいる世界に紛れ込む。
て、誠が抜擢される舞台「バニラフィクション」って、大須賀さんの別作品なんですね。読んでみたくなったかも。
こうやって盛大に釣られると心地良いですね。さ、2巻買ってこよ。
Posted by ブクログ
本誌で毎号読んでますが毎回ハジけてて驚きもあり満足しています。単行本は、珍しく巻頭カラー部分が無いのがちょっと残念… 新連載第1話目にして見開きカラーであのページなのはインパクト強すぎて最高でしたよ…!
爆弾
この作者さんの漫画はどの作品も圧巻の一言。ストーリーももちろんインパクトのあるものだが、何より画力と構成力が素晴らしいと思う。同じストーリーでも他の漫画家さんが書いたらこの爆弾のような衝撃は味わえないだろうな。本当に面白い。
狂気
死んだはずの兄が生きてて、生きてるはずの弟が死んでる世界。パラレルワールドもの?かなと思い読んでたら、結構狂気溢れる世界観で驚きました。
絵柄はペンタッチは綺麗ですが、主人公がカッコ良く見えない......好みの問題かな。
Posted by ブクログ
(3巻まで読んだ感想)
ストーリーに吸い込まれる感覚がありました( ゚д゚)
面白いというのか、上手いというのか、
とりあえず4巻は読んでその先買うか検討したい、感じ。
Posted by ブクログ
続きが気になってページ飛ばしてしまったくらい面白い。でもヤクザがやり過ぎで嘘臭い。人気俳優の兄貴が、どう見ても人気あるように見えない。CMなどに出ているのに、あんな好感度の低い御堂筋&Lみたいな見た目と態度だったら干されるはず。ファンタジー設定は良いけど、そういうところで非現実的なのが萎えポイント。
Posted by ブクログ
演劇界のカリスマとよばれた天才俳優と「2号」とよばれる凡庸な弟。
兄が病没後も、弟はその影響力に悩まされ続けていた。
しかしふとしたきっかけで兄が生存し自分が子供時代に死んだIFの世界にとばされてー……
大須賀めぐみの最新作。演劇界が舞台の話。天才肌の兄と凡人の弟の愛憎入り混じる確執など、大須賀めぐみの既存作画好きならおすすめ。一巻はまだ導入部だが、バイオレンス描写は健在。大ゴマ連発や見開きで衝撃を与える手法は引き継がれている。
登場人物はほぼ全員癖があり、キチガイと天才は紙一重のぶっとんだ言動が目立つが、奇矯な振る舞いがエキセントリックな魅力にもなっている(ヒトは選ぶ)
終盤の賭けの内容は生理現象として無理がありすぎると思った。
Posted by ブクログ
まだ物語がはじまったばかり、導入部分と言った感じで、今後がどうなっていくのかというところ。このあとの展開が気になる。
内容だけど、お互いに役者をやっている兄弟の弟が高い壁(兄)を越えようと、奮闘するお話。
周りの人と比べられるのって本当につらいよね… 比べる側はいいかもしれないけど、比べられる側はたまったもんじゃない。プレッシャーだし、しんどいよな…というじめじめした気持ちになりました(;_;)
ところでこれって、結局はパラレルワールドの話なの?最終的に現実世界とはどう繋がるの?とまだまだ謎な部分もあります( ˘ᵕ˘ )
勢いは良いですが……
主人公を痛めつけるだけの、暴力的なだけの2代目、がどうも……映画監督志望でこけて、というのを描きたかったのでしょうが。
基本は舞台俳優の兄弟の話で、要は兄の七光だけで見られるのは確かに辛そうです。ただ、演劇作品とか、実力がなければ作品を支えられないし、出演者が変われば作品も変わるので……様子見で3巻までは読んでみます。
兄弟で比較するしか出来ないのでは、見る方の目も節穴です。
これも並行世界もののようで、この辺がどう影響してくるのか。
Posted by ブクログ
役者物かと思って読み始めたら、SFミステリーだった。
役者としてすごいというよりちょっと気持ち悪い部類で
今のところキャラクターの誰にも感情移入はできない。
いつの間にか異世界にいるのはびっくりしたが
この世界では自分はもう死んでいる状態で
勘違いからヤクザにころされかけるという展開は
違う意味で驚いた。
誠があまりに気の毒である。
この先打開できるのだろうか。
一巻の評価
この作品の最新話まで読んだ感想としては面白いし、評価も高いです。ただ、序盤はいろいろと演技以外がぶっ飛んでいて好きではなく、評価が低い。
綺麗な表紙に惹かれて読んだけど、想像以上にチープな話で残念。自分は兄とは違う、兄を越えたいっていいながら兄貴の真似ばっかりしてるのもよく分からない。