【感想・ネタバレ】応天の門 10巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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匿名

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基経と吉祥丸

短い話だったけど、藤原基経と道真の兄の子供の頃の出来事、ほっこりする話だった。

『唐』にあこがれてる道真だけど、世界には唐だけでなく様々な国や文化がある事を知って、まだ知らない事が多いと知った道真が良かった。

#切ない #ドキドキハラハラ

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎回楽しみにしています。
前の巻で基経と対面したところで終わったので、尚更楽しみでした。基経と兄・吉祥丸との幼い時の関わりやら、百鬼夜行の追跡やらと少しずつ物語が進んでいくのと、道真の甘ちゃんなところが所々出てくるのが良かったです。最後の最後にはこれまた大物登場で次巻に期待大です。
今回も白梅があまり登場しなかったなぁ。
緊張感大で終わった後の番外編の宣来子がかわいらしくてほっこりしました。

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2019年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一太刀で鬼の腕を切り落とす業平様格好良すぎじゃないです…?

基経と吉祥丸、道真とウイグル人のエピソードが読んでて辛い、と同時に非常にきな臭い。続刊楽しみ。

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2019年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長男を失い嫌と言うほどこの世界の汚さを知っている父が
道真をここに来てはいけないというのはよく分かる。
しかし道真が、才を役立てるには力が必要と考えるのもまた正しい。
兄と基経がもう少し違う出会い方をしていたら、
なにか変わっていただろうか。

馬頭鬼の始末の話なども懸命に言語を勉強し
話を聞き出し、刀を返して放ってしまうのは道真らしい。
それで無事逃げおおせることができるとは
本人も思っていなかっただろう。

米算用の帳尻合わせの話も短いが面白い。

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2024年03月23日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

10巻目

源融はかねてより力を入れていた別邸の庭が完成したとのことでそれを祝うために宴を開くと在原業平に告げてきた。
その後庭に桜を植えるとのことで協力した道真が招かれたが反藤原氏である源融に近づきすぎると息子の今後に差し障りがあるとのことで父の是善が参列することになり道真は牛車に控えていることになる。
用を足すために外に出たら道真はそこで藤原良房の名代として招かれていた藤原基経と遭遇。
そこで自己紹介した道真に対して彼は吉祥丸の弟と道真を認識。
宴が終わり帰る最中、業平と鉢あった道真だが酔った是善に止められる。
今際の際に兄が言った言葉を思いだすのだった。
一方基経は子供の頃、ひょんなことから吉祥丸に詩を教わっていた。
しかし病に臥せった吉祥丸がやがて亡くなり基経は父親のもとからおじである良房の元へ養子として迎えられたのだった。

今まで知らなかった基経の昔のエピソードを知れて良かった。

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2023年11月17日

ネタバレ 購入済み

基経

単なる頭のいい権力者だと思って毛嫌いしていましたが、吉祥丸とのやりとりを知ると、若いうちから身の程と教養を知った才覚ある子だったからこそ今の地位につけたのかと。恐ろしいことには変わりはないが。
後半は道真が翻弄されっぱなしなのも可愛らしくて良かったです。
でも許嫁のお父様島田との関係がどうなるのか怖いです。

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2022年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

道真が基経に補足されてしまった……!も、現時点ではネガティブな感じではなくて胸を撫で下ろし。
しかしここからポジティブに転ぶわけがない、ないと思ってたほうがいいですかね。
百鬼夜行の正体も明らかになりつつあるので目が離せない。

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2019年01月20日

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