【感想・ネタバレ】3月のライオン 8巻のレビュー

これは、様々な人間が「何か」を取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。(公式サイトより引用)
主人公の桐山零は、将棋界史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。幼くして家族を亡くしてから深い孤独を抱えていた彼が、三月町に住む川本家の三姉妹と出会った。健気であたたかい三姉妹との交流を重ねるうちに、人の優しさを改めて知り、人間的に成長していく、というヒューマンドラマである。

棋士たちが背負う想いがぶつかり合う熱いバトルがメインのお話だが、三姉妹との出会いとほのぼのしたかけ合いが、バランスよく描かれている。将棋漫画でありながら、人と関わる大切さを教えてくれる、儚さと強さを秘めた作品である。
いろいろ疲れていた心にじわじわと染み入る特効薬はいかがですか。

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複雑な心の動きがお見事

将棋の事は全く分からない私なのに、その将棋を通して人の奥深さを感じさせるこのマンガは本当にすごい!グイグイ引き込まれます。

#アツい #感動する #カッコいい

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

将棋の真剣勝負の描写が美しくもひりひりする。
敗着の駒から手を離す時指の表面を引きはがすような感覚があった
のような表現が本当に秀逸だ。

感想戦で手を見る零ちゃんに、そういうものだよ、と言う宗谷名人。
何も言わないのにわかりあえている2人。
静かで明るくて何もこわくない所にいた というのが
真剣勝負で敵同士だけれどこれ以上無い理解者同士でもあることがよく分かる。

台風という日常から少しはみ出した最中の出来事でもあり
対戦した相手、しかも自分より格上の人と行動をともにするまるで夢を見ているようなエピソードがとても好きだ。

僕のあとを静かに神様がついて来る
現実感が無かった。でも不思議な高揚感があった
という表現が素晴らしい。
宗谷名人が零ちゃんの分まで会計を済ませてもう先にチェックアウトしていて
ホテルを探す時もそうだけれど、そういうところはちゃんと大人な振る舞いで。
そうしたことと相まって
青い空が嘘みたいで昨日までの嵐が夢の中のように遠く
現実感がなくなっていく感覚がある。

島田さんが零ちゃんに、
「楽しかったろ?宗谷との対局。また会いたくなるだろ?盤の前で」
と言ってくれるのが良かった。
自分も棋士だからこそ言える言葉だと思う。

読者としてはもちろん島田さんを応援しているけれど
柳原さんに降り積もる襷の数々 の描写で柳原さんの背負うものを知り、単純に島田さんに買って欲しいと
思えなくなってしまう。

頑張っている人に降格したら引退するのかとか
いつまでA級にいられると思いますかとか
質問を投げかけることがもう無礼だと思うのだが
メディアというのはどの業界でもこんなものだろうし
悪気もないのだろう。

柳原さんがふと負けるかもしれないと思った時に
わからんがこれは俺が絶対に手離しちゃいけねぇもんだ
オレが担いで届けるものだ
精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が
焼野ヶ原なんかであってたまるものか
と必死の形相でくらいつくところの迫力に圧倒される。
棋士としての力だけでなく、人生の重みなのだと思う。

時が経てば焼け野原も一面の緑になる、それを一緒に見るんだ。
一緒に、というのが簡単なようで難しく
しかし重要なところだ。
そしてそうまでして進んでいく人の姿は、見ている人にとって自分も頑張ろうという力になる。

タスキは期待であり重いからこそ、
恐怖から逃げ出せないようにもしてくれていたというのは
きついけれど力にもなる、不思議なものだなと思う。
来年はもう無理だろうな、というの去年も言ってた
というのもまた面白い。
喉元過ぎればというが、こんなに辛い思いをして
もう駄目だろうと思っても、その場になったら踏ん張って
必死で食らいついてくのだろう。
あまりにも恰好良かった。

お祭りのお話は可愛かったし、零ちゃんがきっちり借り出されているところも良かったけれど
ちほちゃんがまだ辛いのが当然でありつつとても悲しいエピソードでもあった。
こんなにも人の心をめちゃくちゃにしてしまうことなのい
ちほちゃんはしなくてもいい辛い思いをしている。
でもだからこそこうならなければできなかっただろう
梅シロップを作るとかそんな経験もしつつ
いつかひなちゃんとお祭りを回ったり、一緒に甘味を売ったりできるようになったら良いなと思う。

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2023年09月17日

匿名

購入済み

8巻読みました。

いろんな人が想いを託して、それが意図せず託された人を苦しめることはあるけれど、支えになっている部分も少なからずある。

#深い #アツい #カッコいい

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2023年07月12日

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「戦い続けることの重みを読者に投げかける」というような文言が8巻の背表紙の解説に書かれてありましたが、やっぱりベテラン柳原棋匠の戦いっぷりが印象的で、カバーイラストになっている、無数のタスキに絡め取られながら振り向く柳原棋匠のあのシーンが本巻のハイライトでしょう。何年もその道を歩み続けてなおアグレッシブな攻めをみせる姿は、背負うものが大きいからでもあるんだろうなとしみじみ思いました。

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2023年06月23日

ネタバレ 購入済み

2つの対局

若者同士、そしてベテラン同士の好対照の2つの対局。もっとも、島田と宗谷は同い年だったか。祭りの出店で活躍する主人公の話もほっこりしていい。

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2022年12月30日

購入済み

展開が良いです

とにかく描写が良くて気がつくと読み終わっている感じです。なんだか柔らかい空気感で癒される内容になってて嬉しいです。

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2022年11月08日

購入済み

 ベテラン対決は、しぶくて重みがあっていいですね。柳原さんの心証風景が凄すぎて、本当に、勝負の世界に居続ける執念が、よく描かれていると思いました。ちなみに、島田ファンとしては、名人になっているところを見たいです!

#ハッピー #癒やされる #ほのぼの

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2021年09月13日

ネタバレ 購入済み

老人にもフォーカスがあたる

主に柳原と島田の対決にページが割かれます。
苦労人の島田にタイトルをとってほしいという気持ちもありますが、柳原の背負っているものの重さに涙しました。ずっと健康でいてほしいです。

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2021年07月02日

購入済み

柳原さん島田さん

一生を懸けてずっと戦い続けてきた柳原さん。地元に錦を飾りたい一心で挑む島田さん。主人公の対局じゃなくても夢中になる。

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2021年04月03日

購入済み

棋匠戦

還暦を過ぎて戦う柳原棋匠と、島田さんの対局。現役でひたすら走り続けた人間の行き着く先が垣間見えました。面白かったです。

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2021年10月07日

購入済み

面白い

将棋しか取り柄の無い少年が、人との関わりで迷いや葛藤を抱きながら生きていく物語。一気に引き込まれて一気に読みたくなってしまい全巻購入しました。

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2020年08月13日

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柳原棋匠の

『精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が焼野ヶ原なんかであってたまるものか!!』

というセリフが印象的です。

羽海野チカさん自身も漫画家として活動する中でさまざまな理由で途中で辞めていく人を見てきたのではないでしょうか。
そしてそのたびに「期待」をかけられてきたのではないだろうか

自身の経験から描いてらっしゃるのだとするとこの『3月のライオン』という漫画は羽海野チカさんの人生を生写しになるんじゃないか、なんてことを考えちゃいました。

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2020年06月28日

qq

購入済み

「楽しかったろ?宗谷との対局 また会いたくなるだろ?盤の前で」島田さんの言葉はいつも深くてかっこいい!

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2020年02月26日

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零と宗谷の対局、二人には大きな実力差が有る。だから結果そのものはほぼ決まっている
ここで求められているのはどれだけの将棋が指せるか。

明確に悪手を指してしまった零はその時点で敗着と悟りつつもそこから全てを最善手のみで指してやろうと意気込む
島田との対局の際には自分の足りなさを恥じて途中で対局を辞めたいと思ってしまった零だけど、ここでは全く逆の考えを見せている。
この対局を思う存分「味わってやろう」との気持ちだったのかもしれない

そうして対局が終わった零は帰るのだけど……
ここで思わぬ展開になったね。迷子をお家に送り届けるような展開には見ているこちらまで何とも言えない気持ちに…
それでも見えてくるのは宗谷の人間性。将棋に関わる部分では彼は鬼か神かといった所だったけど、迷う零に精算窓口やホテルを示すなど年長者としての振る舞いを見せる
また、明かされた宗谷の事情からも判るように宗谷って将棋のために人間を辞めたわけではなくて、耳が聞こえなくなったことで将棋の世界にのめり込めるようになってしまった人間だったというわけか
そうなった宗谷の振る舞いを見て周囲は勝手に天才だ、鬼才だと持て囃すけど、その実情はとても孤独で儚い人なのかもしれないと、零が朝起きたら消えていた描写含めてそんな風に思ってしまった


79話から始まるのは島田と柳原による将匠戦なんだけど……
いやはや、これがどうして予想外に深みのある重い対局を見せてくれたね
最初は完全にギャグ調で二人のポスターも投げやりだし期待されてないのかな、なんて思ってしまったが実際は二人は周囲からの想いをこれでもかと身に纏った人間だったわけだ

こうしてみると柳原って島田の上位存在なのかなと思えてしまう
島田は故郷に錦を飾る為に胃の痛みと共に何十年も戦い続けた。故郷の期待は島田の重圧となりつつも一方で諦めさせない強さとなった
対して柳原も長い棋士人生の中で諦めざるを得なかった人々の想いを雁字搦めになるまで身に纏っている。それが柳原の重厚な力の源泉となっている
二人は似ているようで少し違う。島田は棋士になれなくて故郷に帰った自分を夢に見ていたけど、柳原には棋士を辞めて残るものなんて想像できない。また幾重にも絡まった想いの襷は柳原に棋士を辞めることを許さない
けれど、棋士を辞められないとの想いがまるで将棋盤にしがみつかせるような、それでいて誰にも退かせられないような将棋を指させる

全てを拾い、全てを捨てないまま永世称号を獲得した柳原
それだけでなく、焼け野っ原にいるようだと漏らしていたがんちゃんに頼み集合写真を撮るシーンは感動モノ
柳原が火だるまになっても離さなかったものの価値が集約されているような気がした

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2020年01月25日

購入済み

最高の一巻

これまでの巻の中で1番良かったです。
何が、というと66歳棋士の奮闘です!!

こんなにスーパーな闘いを見れて、しかも思いっきり笑えるポスターの話も挟まってて、楽しめました。

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2019年12月27日

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とにかくこの巻は柳原さんがカッコいい。島田さん好きだからタイトル獲ってほしい、でも柳原さんの永世棋匠も見たい…!とやきもきしました。2018年のリアル将棋の棋聖戦(羽生棋聖VS豊島八段)でこの巻がデジャヴュした将棋ファンの方も多かったんじゃないでしょうか…

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2018年07月05日

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ネタバレ

・75 零と宗谷が将棋で会話 宗谷の表現が白いのは、ネーミングが観測船なんですかね
・76 宗谷の難聴設定の意味がよくわからず。会長が零あるいは宗谷を心配して電話。零の保証人とか、面倒見がいいです。
・78 島田が零から取り上げるのは、DSじゃなくてGBなんじゃないかと
・79 柳原と若い零と二階堂は対比なのかも
・83 使い捨て容器より安上がりという発想は、人件費を考えていないからかと。

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2018年04月18日

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【あらすじ】
新人王となった零は多くの期待を受け宗谷名人との記念対局に臨むが、宗谷の重大な秘密を知り…。一方、島田八段は棋匠戦で初タイトルをかけ柳原棋匠と死闘を演じる。お互いのすべてを出し尽くした勝負の行方は…? 「託される想い」その重さを読者の方に問いかけます。

【感想】

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2018年01月06日

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零と宗谷との記念対局。
島田八段と柳原との棋匠戦死闘。

ただただ皆背負うものが多く重い…

白玉って美味しいよな~♪

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2017年06月01日

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精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所 一面の緑になる それを一緒に見るんだよ
俺は覚えている 好きなヤツも 嫌いなヤツも 山程いたが 間違いねえ 今の俺はその全部のカケラでできている

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2015年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回も、笑って、泣いて、うなる。

特に、後半の「焼野が原」は、読み応えあり。
老いてなお、闘うことの意味、
闘いつづけるということ、について
深く考えさせられた。

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2015年09月10日

Posted by ブクログ

空気というか世界の描き方がすごい。宗谷名人の音のない世界。たすきを預かる老齢・朔ちゃん。白玉売り。どれもたった一冊のコミックの場面とは思えない。

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2014年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

買った初日に2度再読。それくらい読まないと自分の中で消化しきれないくらい濃い内容。最後に夏祭りで零くんとひなちゃんが並んで微笑んでいるところで8巻が終了し、9巻へ続く展開なんて、うますぎますよー。

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2015年04月01日

Posted by ブクログ

いつも通り、一気に読み終わってしまった。息が止まりそうな静寂の中での熱い戦いと、とにかく騒がしいにぎやかさに生まれるほっと一息つく安らぎ。この2x2の対比、組み合わせが、バランス良く、心地よく読ませてくれるのかな。
とにかく、誰一人として負けて欲しくないと思わせる、棋士たちの描き方が素敵。まさに人生を懸けて戦ってきた棋士たちと、若い主人公たちがどう戦っていくのか。楽しみ。

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2014年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宗谷名人が、音の無い世界に暮らす人であったことが、
自然に描かれています。
恐らく勝負のプレッシャーや繊細さからくる
難聴なのかもしれませんが…。
名人と桐山くんの、静かな心の繋がりが美しかったですね。

しかしむしろこの巻の読ませどころは棋匠戦。
柳原棋匠と島田八段の熱戦が素晴らしかったです。

なにも背負ってこない人生は、気が楽ですが薄い。
たくさんの事を背負いつくして来た人生は、
重く、本人には焦土しか見えなくとも、
その後には緑が芽吹きます。

まだ柳原棋匠のところに追いつくまでには、人生の年数は
まだまだですが、重いばかりでなにも残っていない自分の
人生を思うと、惨めで涙がこぼれそうでした。

そうして、涙などでどうにかなった気になる、自分もイヤで。

壊れかけた身体にもこころは瑞々しいまま宿るかもしれないし
老いていても燃える火は誰もが自分なりに持っている。

どんな、惨めなひとも、素晴らしい業績を持った人も
人生を生き抜いていくっていうことは、熱く、苦しく。
誰かに軽んじられるなどということは許されない。

そんなことを思いました。

ああ、それからもうひとつ。

川本家のほんわりした風景が挟まれているのは一種の
清涼剤のようなものですが、二海堂くんと桐山くんの
「名前のつく技」の場面など、ふと優しい風が吹く場面が
あるのがよかったです。

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2014年03月26日

Posted by ブクログ

人の傷みが分かる人でありたい。
そう願ってはいるけれど、まだ程遠い。

このマンガを読むとそんな私でも
人の傷みが分かるような気になってしまう。

今回はおじさんたちがメインだったけれど
読み応えたっぷりだった。
年をとればベテランとは呼ばれるものの、
ゴールはまだ途方もなく先だったり、
折り合いをつけなければならなかったり。
敵も見方もそれぞれの人生を背負っている。

『精一杯頑張った人間が最後にたどり着く場所が
焼野ヶ原なんかであってたまるものか』


これは勝負の世界だけの話じゃない。


やっぱりすごい。人間讃歌だ。

道行くおじさんたちに
『がんばれ〜』ってつぶやいた。

私もまだまだ、がむしゃらでありたい。

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2014年03月03日

Posted by ブクログ

ああ、何で面白いんでしょうか?

やっぱりジワジワ来るんだよね。
目立って、派手に過激に、ガシガシ来るのが好きなんですが、「3月のライオン」止められなくなった。

良く本を読んでる人たちが、あえて薦めてくれたマンガは、やっぱり普通じゃ無かったな。

川本家、ファイッー!

それで、次巻の発売はいつ頃

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2013年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この人の世界も、広がっていくなあ
すききらいはあるかもしれない

意外と主人公の掘り下げが少ないのよね
そこが気になるところ。
このひとは、ある種の社会を描くのがうまいなあと思う。

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2015年08月14日

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2012/12/26
【好き】新人王の零は宗谷名人と記念対局。 当然負けるが、初めて悔しいではなく楽しいと感じた名人との対局が頭から離れず名人の棋譜を漁る。 名人が電波なだけなのか零も電波な人なのか、それとも棋士自体が電波な体質なのか?言葉以外で通じ合う感覚が不思議。 零のライバル:二階堂が退院して復帰。良かったぁー!個人的にアイドルが帰ってきた気分(笑) そして、初タイトルを狙う島田八段と永世棋匠を狙う柳原棋匠が大熱戦を繰り広げる。 島田さんが負けて残念だが、それを上回る柳原棋匠のたすきの重さにグッときた。 読み終わり、表紙の白いひらひらの意味が解ってから見直すと重みが違うなぁ。


2014/06/24
【好き】9巻読む前に再読。 何度読んでも表紙に泣ける。

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2014年06月29日

Posted by ブクログ

零VS宗谷名人戦、島田VS柳原戦が収録。作者が本作全てのキャラクターを愛して描き続けていることがよくわかる。全てのキャラが自らの大切なものを取り戻す物語はまだまだ続きそう。ラストの日常パートも楽しい!

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2014年09月06日

ネタバレ 購入済み

白玉梅シロップ

やさしさがあふれる8巻。棋匠戦がなかなか渋い。いじめられていた同級生に会いに行って、でもその子の中では傷はなかなか消えてなくて…いじめはほんとうに人の心を壊す。レースエプロンで白玉を売るひなちゃんがかわいすぎる。宗谷名人と普通に会話できる零君はやっぱ天才の一人。

#切ない #深い #感動する

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2021年10月23日

Posted by ブクログ

宗谷との新人戦ワクワクした!

宗谷と桐山の関係が不思議だけど心地よい。

棋匠戦のポスターは四角に切り抜いていたら運転免許証かな笑

柳原棋匠の66歳のリアルが生々しかった。、

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2020年09月17日

Posted by ブクログ

最年長の御方の葛藤に感動!
本当に中年&老年の描き方が見事です。
名人の秘密もびっくりしたなぁ。

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2017年10月21日

Posted by ブクログ

第8巻。
零と宗谷名人との対局、決着。
宗谷名人、捉えどころのない、ミステリアスな人だなあ。この巻ではそんな彼の秘密も明らかになるのだけど、彼と通じ合った瞬間の零の「こんな世界があるのかと思った 静かで 明るくて 何も こわくない所にいた」って少し味わってみたかった。

この巻のもう一つのメインは、島田八段と柳原棋士匠の棋匠戦。66歳現役A級。自分の老いと衰え、たくさんの期待というタスキに絡みとられながら、柳原は島田八段に勝利します。これも渋くてかっこいいなあ。

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2015年06月20日

Posted by ブクログ

将棋の話中心で、三姉妹との関わりがあまり出て来なかったのが残念。宗谷さんの秘密は驚いたけどナルホドって感じ。一人一人にきちんとバックグラウンドがあって、それがその人の現在をつくっている、と分かる羽海野先生の書き方が好きです。

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2014年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3月のライオンを読む前、友人から題名だけを聞いていた時の頃、本屋で平積みされていたこの巻の表紙は印象的だった。
この白い帯は何だろう、表紙に描かれたおじいさんの表情は何の表情だろうと気になって、読み終わった今ようやく解明された。
たすき!
どれだけの人のたすきを受け取って来たか。確かに重みではあるけれど、それがあったからこそここまで来れた。『精一杯頑張った人間が最後に辿り着く場所が焼け野原なんかであってたまるか!』とたすきを握り込むシーンにじんとした。かっこいい。
自分もそうでありたい。今はどうしても苦しいけれど、諦めず、最後まで突き抜けていきたい。

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2014年06月30日

Posted by ブクログ

突出した才能は多くの犠牲伴って成り立つもの。
勝ち続けるが故の重圧。他の追随を許さない孤独。
更なる深淵を望む、満ち足りることのない飢餓感。
その道を進み続けることを諦めないのではなく、諦めることが許されないのです。
でも、そうであるからこそ、その孤高の姿は気高く、皆の感動を呼ぶのだと思います。
谷名人も柳原棋匠も凄く素敵です!!

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2013年10月09日

Posted by ブクログ

二つの対局が印象的。
宗谷名人と零の、静かで以心伝心な対局と。
柳原棋匠と島田八段の命を削るような対局。
将棋自体は詳しくないので盤面を見ても緊迫具合はわからないのだけれど。

今回、あんまり川本家出てこないのですが、豚の角煮がものすごくおいしそう。
あと、冷やし白玉も。白玉って夏のおやつとしてもいいんですね。
食べたくなった。
毎回、出てくるごはんがおいしそうでいいな。
食べるって、たいせつなことです。

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2013年07月22日

Posted by ブクログ

駒音だけがどうしても鳴り止まなくて… 安定した半熟卵 ニュー圧力鍋の威力たるや 焼け野っ原 欅の木 永世棋匠 襷 白玉粉

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2021年01月30日

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ネタバレ

あのポスターちょっと笑えた。そして、別室に医師と看護師をまたせとこうっていうのもまた笑える。
でも、勝負師ってこういう人たちなんだよなって思いました。そして、桐山君いいね。このお世話好きというか上手すぎかも笑

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2017年01月08日

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宗谷名人の秘密が明らかに。これにはびっくりしたなあ。なるほどちょっと納得、て感じでしょうか。
川本姉妹と零くんの絡みが後半だけで少なめだったので、次に期待。

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2014年03月03日

Posted by ブクログ

あぁ、このマンガは将棋漫画なんだなぁというのが前面に押し出されて、棋士達の生き様がいろいろ出てくるけど、これは後々の主人公の闘いの伏線なんだろうなぁと、ちょっと中休みのような気もする巻。そして、安定した半熟玉子ライフに和む。

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2013年07月02日

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