【感想・ネタバレ】大富豪同心 8 刺客三人のレビュー

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ネタバレ

シリーズ第八弾。元女盗賊のお峰は、南町奉行所同心八巻卯之吉を狙い捕縛されたが、小伝馬町牢屋敷から脱走。下谷広小路を縄張りに好き勝手に暴れまわっていた悪僧山嵬坊と結託し、三人の殺し屋を雇い再び卯之吉暗殺を企む。荒海ノ三右衛門一家、女剣士溝口美鈴らが必死に守るのだが…、由利ノ丞の暴走でややこしくなりかけたが、托鉢僧に化ける山嵬坊一族には、卯之吉の吉原友達で盟友の寺社奉行の大検視朔太郎が協力しあっさり御用となる。マンネリ化を防ぐ構成が心憎い。捕縛から逃げ出した若き殺し屋佐吉を仕留めたお峰の仕掛けがツボ。

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2013年10月08日

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6月21日~22日

南町奉行所同心八巻卯之吉の命を狙い失敗し、捕縛された元女盗賊のお峰が小伝馬町の牢から脱走。下谷広小路を縄張りに好き勝手に暴れまわっていた悪僧・山嵬坊と結託し、三人の刺客を雇い再び卯之吉暗殺を企む。荒海ノ三右衛門一家、女剣士溝口美鈴らが必死に守るのだが、果たして卯之吉を悪の刃から守りきれるのか!?大好評シリーズ第八弾。書き下ろし長編時代小説。

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2013年06月23日

ネタバレ 購入済み

凄いな!

運が良いなんてレベルじゃない 。運の方が、勝手に転がり込んでくるという感じで、物事が、良い方へ良い方へと向かっていく。刺客の三人も、頼んだ悪人も、一網打尽。火薬を突き付けられたら、御誂え向きに、雨まで味方する
もう、笑ってるしかない。

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2023年06月13日

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狙われた卯之吉だが、ひょうひょうとして怯えることがないのは大人物。八巻同心の影武者(?)とも云える由利ノ丞が絡んで笑わせる。お峰、悪辣!

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2021年01月07日

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大富豪同心シリーズ、8作目。

ようやく捕まえたはずのお峰が脱獄し、山嵬坊も三人の刺客を雇って、卯之吉の命を狙う。

三人の刺客との決闘と言いつつも、普通の剣客モノとはやっぱり違う、このシリーズらしい切り抜け方で面白かった。弥五さんの手をも煩わした浜田との闘いも、拍子抜けするほどあっさりだったけど、これはこれで斬新な結末。卯之吉自身が直接決闘に対峙していたわけではないが、鋭い推理(?)を時折見せるようになって、意外と同心姿が様になってきた感じ。

それはそうと、前作で三国屋のお金が底をついた感じだったのに、未だ吉原通いが出来ているのは何故??

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2015年10月26日

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大富豪同心シリーズ8作目です。
前作で三国屋徳右衛門が江戸の危機を救う為十万両を吐き出したので、
遊ぶ金がもう無いと遊蕩を諦めたかに見えた卯之吉でしたが。
早速冒頭で遊蕩仲間と遊んでいるあたり、業突く爺様恐るべしです。
豪商三国屋徳右衛門、どんだけ稼いでいるんでしょうか。

火事の切放を悪用してお峰が脱獄しました。
皆が卯之吉を心配して寝ずの警戒をしているのに、本人は至って暢気。
夜遊びに行けないと本気で嘆く無神経ぶりでしたが、
商家育ちならではの目利きで活躍してます。
反対に普段卯之吉の身代わりをしている由利之丞は、
欲を出して怖い目に遭ってます。
刺客の一人佐吉の話は恵まれた卯之吉と対比するように悲惨でした。

それにしてもいつも楽しいのが、卯之吉の後援会(笑)です。
遊蕩仲間の源之丞と朔太郎は、片や豪放磊落、片やシニカルに、
高い身分を置いといて、卯之吉とよく遊びよく結託していますし、
美人の剣豪美鈴様は卯之吉が大好きなのに女子力最低とか。
もちろん徳右衛門は卯之吉には劇甘なのにそれ以外にはドケチ。
熱い男荒海ノ三右衛門は常に卯之吉を良い方に誤解して感激してるし。
卯之吉は遊蕩好きのへなちょこだけど、
彼ら楽しい面々が脇を固めているのがこのシリーズの魅力ですね。

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2017年10月14日

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父娘でファンになってしまった大富豪同心の8作目。
待ちに待っていた父に先に貸してから、通勤電車内で毎朝読もうと2日間はちょびちょび読んでいたが、その2日目の夜に気になって最後まで読んでしまった。

相変わらずの周囲の誤解っぷりが面白い。
しかし今回はその誤解も、主人公の卯之吉よりも身代わりの由利之丞の方でされることが多く、卯之吉は出番自体少なかったような…。

そして今回の目玉?である刺客三人とその他悪人達の粘りが弱く、簡単に解決してしまった気がしてもの足りなかったのと、肝心の天敵(と思ってるのは片方だけだけど)のお峰はいつ動くのかと思っていたら、最後は肩透かしを食ってしまった。
悪人とは言え、佐吉がなんだか気の毒だった…。

新たな黒幕っぽい人物も登場し、次に続く感じだったので早く次巻が出ないかなぁ…と楽しみではあるが、どうしてもパターン化しやすい設定かと思うので、今後の捻りを期待したい。

あと美鈴に頑張って欲しい。

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2012年01月27日

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お峰のしつこさときたら。女の執念、したたかさ、冷酷さ、怖い。それに比べて男の山嵬坊は焦って自滅…情けない。しかも最後まで卯乃さんの正体に気づかずに。卯之さん、相変わらずだけど、今回は後半少し同心らしい仕事をしたような。それよりも佐吉が哀れで。最後は救われて欲しかったな。

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2018年09月08日

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卯之吉を狙うお峰が小伝馬町の牢から脱走し、前巻でも活躍した山嵬坊と結託して再び卯之吉暗殺を企む。荒海ノ三右衛門や美鈴は必死に守ろうとするが、肝心の卯之吉は夜遊びを我慢しきれず吉原に出かけてしまう有様で…
山嵬坊が雇った三人の刺客が三人三様で面白い。卯之吉ばかりか身代わりの由利之丞まで偶然で助かってしまい、そのうえ凄腕と勘違いされてしまうのはどうかと思うが、その由利之丞の金に執着する意地汚さも事件解決に役立っているところはさすが。

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2014年01月05日

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第八弾
お江戸最後の悪党一味?
彼らが雇った刺客三人による卯之助暗殺計画
今回は一番の出はお峰(悪の殺し屋)か
しばらく上方で身を隠すようである。

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2012年06月01日

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