感情タグBEST3
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浅野いにおは新たな境地に達しようとしている。おそらくこんな風な漫画表現をできる人は他にいないのではないか。類似作品の全くない、プンプンというジャンルと言っていいと思う
愛子ちゃんと共に堕ちていくプンプンの姿がひたすら辛い。過去のトラウマからか、元来の性格からか、望めば手にできたはずの幸せを手放して自らを貶め、痛めつけていく逃避行。でもこの作品がすごいのはそこだと思う。現実世界はとても非情で無情である。努力しても報われないことだってあるし、愛やら正義やらでは生きていくことなんてできない。物事がどこまでも悪い方向に進んでしまうことだってあるし、何の罪もない人がほんのちょっとした偶然で人生を狂わせてしまうことだってある。世の中そんなことで溢れている。この漫画はそれをなんのオブラートにも包まずどこまでも生々しく淡々と描写していく。でも、だからこそ逆説的に幸せというものが確かに存在するのだと教えてくれる。自分の今生きている人生というものを感じさせてくれる。プンプンも愛子ちゃんも南条さんも、誰も彼もから生き生きとした生命を感じる。どこまでも暗く重い物語だけど、それだからこそとても美しい作品だと思う。
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漂う「新井英樹」臭。とは言っても、ちゃんと浅野いにお印で割と好きです。ちゃんと商業ベースで、漫画表現を実験的していく。「自意識過剰」をちゃんと、主人公だけでなく、色々な他人にもあるという事を描いたという事、それにちゃんと「自意識」を表現して漫画内で客体化しようとしていて、良いです。おそらく作者自身の自意識が、だらしなくまろび出ているように見えるにも関わらず、その実、ギリギリで踏みとどまっている…のですが、ただの自意識過剰漫画家のレッテルを貼られやすいのだろうな、と思います。実際、これは、シリアスを装ったコメディなのです。連載当初は、ゾッコンでしたけど、今は青臭くて読み辛い部分もありました。でもトータルでちゃんとまとめてくれて(?)良かったです。
ちなみに雑誌で最終回まで読みました。
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逃げ続けた先にあるもの。ラスト2冊。
生きる理由。後戻りができないほど人生が壊れてしまってもまだ生きたいと思ってしまう身体。終わりにしようと呟きながらもなんとなく声に出てしまう次の言葉。責任感なんて決まりきった言葉でプンプン自体を比喩できないほど彼はうつろいながら生きています。誰もいない場所で静かに命を絶やすぐらいがかれが救われる方法かもしれないけど、どんなに醜くても生きて苦しんで歩んで欲しいのが自分としての願いかな。そもそも、人間生きる理由なんてその場その場で適当に変えていっていいものなのかな。ちんくるほい
何はともあれ次巻でラストらしいですからしっかり読みきりたいな。
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自分が思ってる以上に周りの人は愛してくれてるんだなと思える巻。
個人的には不動産屋の社長の娘が、すごくプンプンのことを考えていてくれたことに、ほっこりしました。
プンプンの主観だと頭のいってる人が多いように見えるのに、南条さん視点だと皆まともで、今までの物語はプンプンの主観でみていたんだなと。
三村が物語上で、初志貫徹してる男で惚れそうになりました。いいやつだわ、そりゃ可愛い彼女も出来るわ
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もはやどん詰まりで行き止まりの前にいるかつての少年と少女。アカルイミライはそこにはなく、鈍痛のみが押しつけられる日々の中で甘美な「死」の気配とギリギリのラインで踏みとどまる「生」の時間。
プンプンと愛子、南条を巡る輪。
僕らは過去という幻影、亡霊から逃げ切れることはない。
浅野いにおはオシャレな漫画家ではない。そう言っている人はこの作品を読んでいるのか?
ゼロ年代のあの憂鬱な空気と大人たちが勝手に失ったものの中で思春期を過ごした僕らのレクイエム、いや神様なんてどこにもいなかった。
いつも、願いは届かない。でも叫ぶんだ。
僕の、君の願いは神には届かない、でもきっときっと誰かには届くと信じて。闇の中で咆哮する。
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リアルにライブしてるけど、行きつく先は地獄の中。
逃避行っていってもきれいなものでもないし、限界のなかで行けるところまで行くしかできない二人。
十代のころの有り余るエネルギーがおかしな方向へ進むと、こういう風に生きることしかできないのかもしれない。
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くせーですけどお二人の間にはある種の絆を俺は感じてましたよ。結構固めのソレを。 …南条さんてなんだかんだ超女の子ですよね。 京都タワー グリコの看板 気付いた時には取り返しがつかないという事は人生に於いて往々にしてある‼︎ 常に自分の手の内で飼い殺しにするためには。 主観の押しつけー 安寧 何してまんの? 短冊 痴話喧嘩 ポイ捨て サービスの範疇 正義感ふるう相手、間違えてるだろ… 種子島 不毛過ぎる 福島県いわき市 弁当工場 二店舗目 プン山 ペガサス 火が怖い ヤクザの娘 チベットで僧侶の修行
Posted by ブクログ
久しぶりに読んでみましたけれども、いやはや今回も面白かったですねぇ…ちょっと物語全体が怪しい雰囲気というか、暗いエンドを迎えそうで嫌なんですが…愛子ちゃんには最後、幸せになってほしいですね…と彼女のファンである僕などは思います…
ヽ(・ω・)/ズコー
プンプンもいつの間にやらクズと紙一重の人物になっており、この先どうなるのか…ま、男の子はいつだってチンチンで物を考えているよねっ!
ってな感じでさよなライオン…。
ヽ(・ω・)/ズコー