感情タグBEST3
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これは反則だよー!(>へ<)
泣きました、切ないです。儚いです。
きっと・・・誰にでも、マンガに出てくるキャラに賛同してしまうのでは?
大人って、どうして素直になれないんだろうね?
子どもって、どうして素直すぎてひねてしまうんだろうね?
もう「おやすみぷんぷん」ワールドに、どっぷりつかりました。
この先、展開はどうなろうんだろうか・・・?気になる。
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5巻のレビューでは、幸せの状態の定義をしましたが、幸せという言葉の定義については、してきませんでした。この6巻のレビューでは、それができたらいいなと、思って描いているのです。
5巻のレビューで獲得した「不幸ではない」という感覚は、naonaonao16gの生活に、大きな影響を与えたのです。それはつまり、「新たな幸せの概念」の獲得ということです。
6巻は、プンプンママの見方が変わる巻です。
プンプンママは言うのです。
❛受け入れる気持ちがない限り、解り合えることなんてないのよ。歳をとればとるほど譲れないものって増えてくるから。きっと、あたしがあたしである以上、この寂しさが埋まることはないのよね。❜
naonaonao16gの頭の中で、最後のフレーズがリフレインし続けます。
人と人とが分かり合うということ、特に、親子について考えさせられた巻でした。
自分が変わらなければ、何も変わらない。
naonaonao16gは、物心ついた頃からnaonaoママに「自分より幸せになるんじゃないよ~」という魔法をかけられて育ちました。naonaonao16gは常に、自分がnaonaoママより幸せになっていないか、自分の選択がnaonaoママの意思に反していないか、常に大人の顔色を窺いながら育ちました。そして、幸せを感じるとnaonaoママに対して申し訳ない気持ちを抱くようになったのです。そしてある時思ったのです。
幸せって、なんだろう、と。
naonaonao16gにとってそれは、一言で言うと「楽しい瞬間」です。フェスに行っている時、DJをしている時、瓶のお酒をラッパ飲みしている時。でもその瞬間は、長くは続かないのです。
naonaonao16gは極端な性格なので、「楽しい瞬間」を離れると、一気に「不幸だ」と思ってしまう傾向があります。そして、この「楽しい瞬間」をふいに、俯瞰して見るnaonaonao16gが出現します。そんな時、突然申し訳ない気持ちになるのです。「自分なんかが幸せを感じてしまって申し訳ない」と、幸せを感じるのが怖くなってしまうのです。そして不安になるのです。だから、いざ手に入れると、手放したくなるのです。
つまり、naonaonao16gにとって、幸せというのは、「手の届かない存在」なのです。届いたら一瞬にしてなくなってしまうもの、自分が手に入れてはいけないもの。naonaoママは、見事、魔法をかけることに成功したのです。
「血の繋がった家族でしょ」「心配したりしないの?」「もう少し頭使ってよく考えた方がいいよ?」と作中の女の子は言います。それにどこか鼻白むプンプン。その感覚は、naonaonao16gがマトモな異性にマトモなことを言われた時の感覚に似ていました。
マトモな人を好きになれないそんな自分を、「不幸だ」と思うことがあります。でもきっと、それを「不幸だ」と思うのは、魔法をかけられたままだからです。
しかし、誰もこの魔法の解き方を知りません。
たぶん、この魔法を解いてくれる「誰か」なんていないのです。自分で解いていかないといけないのです。
もう一度聞きます。
幸せって、なんでしょう。
それは例えるなら、バケツの上の方までお水が満たされている状態で、運ばれていくうちに、ぼとぼとと溢れ出してしまうものです。バケツにとってちょうどいい水の量というのは、手で持って運んでいる時に、こぼれなくて重くない量です。つまり、その「ちょうどいい水の量」が長期間継続してある状態=不幸ではない、ということのような気がしています。(これは、5巻のレビューで気付きを与えてくださったコメントで見つけることができたものです。ありがとうございます。)
この、たぷたぷ状態でなくてもよい、ちゃぷちゃぷ状態での生活、それに対して「不幸ではない」つまり「幸せである」という感覚を持てれば、自分なりの「幸せ」を獲得したことになるような気がしているのです。
フェス会場じゃなくても、DJをやっていなくても、瓶のお酒がなくても、不幸ではないのです。
だって、日常なんて基本的に「楽しい瞬間だらけ」ではないですから。「不幸ではない日常」が続いているから、「楽しい瞬間」が「超幸せ」なのです。常にバケツのお水がたぷたぷだったら、疲れてしまいます。
そう、naonaonao16gは、日常に、誰かに、たぷたぷを求めすぎていたのです。常に「超幸せ状態」でないと、「不幸である」ような気がしていただけなのです。
先ほどnaonaonao16gは、「幸せというのは、『手の届かない存在』」と定義していましたが、その定義とは実は、「超幸せとは、手が届いたらなくなってしまうもの」ということではないではないでしょうか。
部屋中で音楽をかき鳴らし、妄想DJをして時々DJ用のプレイリストを用意して、ジョッキでお酒を飲んで、間接照明で映画を観て、本を読む。
その状態が、naonaonao16gの幸せなのではないでしょうか。
この幸せは、実はすでに手にしていたのです。この幸せは、手放したくないのです。そして、手放さなくてもよいのです。naonaonao16gが、自分の力で見つけて、手に入れたものです。怖がる必要なんて、ないのです。その幸せが手元にあることに、罪悪感を感じなくてもよいのです。
naonaonao16gは、やっと気付いたのです。
「見えないモノを見ようとしていた」んです。
でも、本当は「見えてるモノを見落としていた」んです。
いつも、naonaonao16gのそばにあるのはBUMP OF CHICKENだったではないですか。
それすらも見えなくなっていたなんて。
極端な性格のnaonaonao16gは、ようやく「適量」を見つけつつあるようです。
これからは、もう少し早く、見えているものに気付けるとよいのですが。
今はただ、自分で見つけた幸せを、噛み締めてほしいものです。
だから。
安心しておやすみ、naonaonao16g。
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半年ぶりくらいに1巻から読んでいるところ。
10年以上も漫画を読んでなかった時期に
偶々、買った「漫画」がこの浅野いにお氏の作品『おやすみプンプン』です。
この6巻の晴美君の手紙はいつ読んでも泣ける・・・・
しかし、愛子ちゃんに翠さんに蟹江ちゃん・・・・タイプすぎる…
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「プンプンは今、はっきりとわかりました。
神様なんていません。
今ここには、澱み腐った魂がひとつ、
ただ無意味に転がっているだけです。」
それまで、ちゃらけていたと思っていたプンプンママの人生がなんだか非常に哀しく感じられてくる6巻でした。
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大人になっても、ずっと昔の気持ちを持ち続けられる人はすごい。
小説家でも、漫画家でも、音楽家でも。
そしてその気持ちを、他に伝えることのできる人ってすごい。
他の作品にはない壊れっぷり、生々しく描かないからこそのリアル、鬱屈した性。
一度すうっと読んでしまってから、じわじわくる。
プンプンたちを普通に描いていたら、ここまでの衝撃は受けないだろうなと。相変わらず、きつい。
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ちょっと気分が悪いのを忘れて読んで、
読み終わったら頭が痛くなっていた。
そんなもん。
わかるわかる、みたいな共感を抱くのは、デフォルメされた世界だから。
それでも、あー、こんなのが売れるくらいには、
どいつもこいつもそんなもんなんだ、と思えるのは、良いのかもしれませんね。
はいはい。
それでも、なんか泣けてくるのが翠さんとかプンプンままのエピソードなには、
デフォルメだろうが主題が恋愛とか男女だからかもしれませんけど単に。
デフォルメ。結局、選べる言葉や行動なんて、いくつもないのだろうね。
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プンプンたちが置かれているのは極端といえる状況なのに、誰もに共通する人間くささとか人間の汚さが作品の全体あふれてる。浅野いにおは、その部分によく気づき、それを描こうと思ったなあぁ。脱帽です。そしてひとつの山場が終わりました。7巻でどうなるのか、とても楽しみ。
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リアル☆いやシューリアル
久々に面白い作品に出会いました。
究極の男性視点 笑
リアルな生活観の中にプンプンというリアルなんだけどビジュアル的にリアルとはかけ離れたシュールなキャラクターの存在。
たまらない。
常に2年後。
の定期的なスパンも意味深。
兎にも角にも読んでみるべし。
映画化のソラニンの作者でもあります。
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胸が痛い。プンプンママの苦しみは身勝手からくる部分もあるけれどよく理解できる。愛がどういうものか分からないくせに誰よりも強く欲しがり、結果いつも孤独になる。間違ってばかりだけど、正解がわからないのはみんな一緒だ。
プンプンの思春期の痛みも分かるけれど、女の私はやっぱりプンプンママの人生を思って泣いてしまった。
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「プンプンは今、はっきりとわかりました。
神様なんて、いません。
今ここには、澱み腐った魂がひとつ、
ただ無意味に転がっているだけです。」
※カバーは外しちゃだめですよ!
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プンプンママがメイン。
ママはずっと愛を求めて生きてきたんだろうな。
でもずっと一人ぼっちで、親子仲も最悪で、もがきながら愛を探してるんだけど・・・。
ラストが衝撃的すぎて想定外だった!悲しい!
次巻はパパ編かな。
思春期のプンプンはとても変態チックで怖い(笑)
この年頃の男の子のリアルなのかな。
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うわぁーーーんうわぁーーーん!!
衝撃な6巻でした!!orz
実は人に借りつつ読んでるのですがこの巻だけでも買ってしまおうかと思うほどに切なく切なく重なる部分もありで・・
おかあさんの巻でした::
言葉がいつもにまして重くってぐっときました!みるたびに泣きます
はるみん・・いい子にそだってたなぁ〜
Posted by ブクログ
箸休んで、5巻の続き。
色々な伏線に気づく一巻。
プンプンの初デートが最低で最高。
あと、プンプンママみたいな女性って、
好きじゃないけど、嫌いになれないんだろうなぁ。
「捨て切れない余計な『女』の部分が、
あたしの人生をくるわせてる気がするもの…」
「…きっとあたしがあたしである以上、
この寂しさが埋まることはないのよね。」
「フフ……なんかさ…
…今こうして雨宿りしてるみたいに、
一時的な不安や孤独から逃げまわるだけが
あたしの人生なんだとしたら、
…なんて人生って悲しいんだろう。」
…でも、うれしい。
Posted by ブクログ
とりあえずここまで全巻読み終えました。
ますますのキャラ崩壊、ストーリー崩壊のエスカレートに唖然です。
でも、はるみん久々の登場がとてもいい子で…プンプンママと、微笑ましかったのは良かったです。
感動ってか、号泣!
Posted by ブクログ
プンプンママ編。プンプンの青春と共に同時進行。
生々しく痛々しい気分にさせられる。
深く重いようで軽い。そこが生々しい。
素直であるかと言えばどちらかといえばプンプンママ側かな。
プンプンみたいに自分に正直になって当たって砕けたい。
全て読んだ後、カバーを外すと号泣すること間違い無し。
先に見ちゃだめ。
Posted by ブクログ
胸が締め付けられる。
苦しい。苦しい。
いちいち、言葉が突き刺さってきます。
痛いです。
私は女性なので…プンプンママに今回感情移入しまくりでした。
翠ちゃんや愛子ちゃんにも振り回されたけど……。
どうしてこんなに「リアル」なんだろう。痛い。
さてコメントし辛いいろいろなシーンもありましたが…。
プンプンがどんどん大人になるので致し方ないのか……。
評価できないながら、このシーンあっての『おやすみプンプン』だしなあ。。。
ハルミンの好青年的成長に乾杯!(前巻も似たようなこと書いていたな…)
という訳で今日からまた7巻が待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
5巻があれ~?っていう感じだったので、あまり期待せず、でも購入。
でもでも、話が一気に進んでいってすっごく切ない展開に…。
どうなっちゃうんだろ~?ハラハラ
Posted by ブクログ
これは、、まだ完結していない今の時期で言うのは尚早かもしれないけれど、とんでもなくスゴい作品になる予感がする。
この、「おやすみプンプン」で、主人公とその家族のみを、極端にデフォルメした線画で描いているというのは、かなり挑戦的な遊びだと思ったけれど、単に前衛的な表現という以上の効果がこの線画にはあるということが、読み進めるうちにわかってきた。
もともと、マンガというのは、映画やアニメーションと比べると、動きや音声がない分、読み手の感情移入がしやすいメディアといえる。
そこに更に、キャラクターを戯画化することで、余分な情報を極限まで削ぎ落として、「汗」や「動線」のようなマンガ特有の技法だけを使うことで、登場人物の気持ちの表現を「記号」のレベルにまでシンプルにしてしまったこの作品は、これ以上ないぐらいに、読み手に感情移入の幅を持たせているのだと思う。
更にスゴいのは、本当に重要なシーンだけは、戯画から離れて写実的な描写に変えて描いているところで、そのことで、何がこの劇中のフィクションの中で、本当に存在感がある物なのかをはっきりと示そうとしているという事だ。
この作品が感動的なのは、単に技巧的な面だけで前衛を気取っているのではなく、作者が、本気で自分自身をさらけ出して、人間の中の迷宮を表現しようとしている気魄が伝わってくるからだ。
それには、才能に加えて、尋常ではない覚悟が必要なんだろうと思う。こういう作品を生み出しているということに、敬意を表したい。
今は、自分探しなんて言葉があるけど、
あたしは自分なんて探してなかった。
どうせ見つけたところで自分がくだらない人間なのは十分承知だったし。
・・むしろ、あたしは誰かに見つけられるのを待ってたのかもしれない。
あたしは居場所が無くて逃げまわってただけなんだ。
どこにも居場所が無い。
はァ〜ア・・明日の午後・・
医者は簡単な手術あとか言ってたけど、もしこれで死んじゃったらどうしよう?
このまま生き続けられたとしても、それはそれでどうしよう・・。
Posted by ブクログ
狼狽える 破廉恥 カマトトぶりやがって 失意の念 紳士的に 苦悶の表情 嘲笑う 自由と身勝手を履き違えてる よろしく哀愁 ほしゅてきて平凡凡百な円満家庭 肺気胸=自然気胸 承諾書 晴見俊太郎 乳癌 咎められ 惰性で生きてるだけ ガンバルンバ 不徳の致すところ 不貞サイボーグ ただひたすら非生産的に、天の川 昔の思い出にとらわれるばかりでした。 ワレメちゃん 別個の生き物 愚問 自分の尺度でしかものを考えれない 独善的 変な勘違い 自分のことが一番好きなんでしょ? 寂しい人だね… うひゃああああぶっとび〜☆ まず手始めに鳥取砂丘を平らにする‼︎ 赤坂にちゃんこ鍋屋を開くんだ‼︎ 超もののあはれ なんなの?僧侶にでもなんの? 至極平凡に 淀み腐った魂がひとつ パチンコとテレビで人生消費し続けるくらいなら 汁気たっぷり30歳人妻 肉欲溢れる成人男子諸君‼︎お返事待ってま〜す‼︎ 瑛太 感動珠玉作
Posted by ブクログ
やっと読みました。
おやすみプンプンは巻ごとに周りの人を巻き込んで、
それぞれ違う人の人生を描いてる本だと思うのですが、今回はプンプンのお母さんのお話でした。
あんまり家庭内がうまくいってないプンプン家だけど、お母さんも本当はプンプンのことが大好きだったんだなって思ったし、きっとどう接すればいいのかわからないだけだったんだろうなって。
やっぱり、女の人は結婚して子供が産まれてもお母さんの前に女性であるのかなって思うところもあった。
でも、女性の前にお母さんである人も世の中にはいるから全てに対して言えることではないけれど、お母さんだって寂しくなったり、悲しくなったり、時々全てのことがイヤになっちゃったりするんだなって痛感しました。自分はまだ結婚とかしてないし母親になったこともないし、お母さんに対してヒドイことをいったこともあったけど、これを読んで少し考えちゃいました。
あと、これは突然思ったんですが今までなんでプン山さん家が鳥なんだろうって思ってたんだけど、そしてなんで周りの人はなんで仕儀に思わないんじゃ!
とか思ってたんだけど、きっと周りの人にはちゃんと人間に見えてるんだよね?
ただ、プン山さん家が主役だから他と差別化しただけなんだよね?きっと。
上手くいえないけど。うん。上手くいえない。でもなんかそんなことをふと思っちゃって自分成長したんじゃね?とか思っちゃいましたwww
それにしても、プンプン背高くなったな!
ハルミンもでっかくなったな!!
Posted by ブクログ
小さな世界(自分とその周辺のみの世界)から成長と共に広がってきたら、だんだん内面にえぐりこむような内容になってきた
一言で言うと、「痛い」
思わず布団をかぶりたくなるような
或いは思考を止めたくなるような
次巻を読むのが正直怖い 文科系だから