【感想・ネタバレ】土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

平安期の大歌人、紀貫之が侍女になりすまし、帰京の旅をかな文字で綴った紀行文学の名作。国司の任期を終えて京へ戻る船旅は長く苦しい日々の連続であった。土佐の人々に温かく見送られ出発したものの、天候不順で船はなかなか進まない。おまけに楫取はくせ者。海賊にも狙われる。また折にふれ、土佐で亡くした娘を想い悲嘆にくれる。鬱々としながらも歌を詠み合い、ひたすら都を目指す一行の姿が生き生きとよみがえる。

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2014年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

停泊続きの航海のなか、人間模様を描く。
帰宅後、亡き子を偲んで詠んだ歌。

「見し人の 松の千歳に 見ましかば 遠く悲しき 別れせましや」
(亡くなった娘のことを、千年の齢を保つという松のように見ていたなら、永遠の悲しい別れをしたことだろうか。そうならなかっただろうよ)

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2022年04月22日

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