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Posted by ブクログ 2023年11月17日
空を漕ぐ船
影見れば 波の底なる ひさかたの 空漕ぎわたる 我ぞわびしき (水に映る月影を見ると、波の底に大空が映っているが、その空を漕いで行く私は、何とちっぽけで頼りない存在なのか)
廬山寺 ろざんじ
京都にあるお寺。紫式部の邸宅跡と言われている。
昔の旅行は本当に大変だ。海賊の心配をしたり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
平安時代の大歌人、紀貫之が女性になりすまして土佐から京の自宅を目指す旅を描いた日記文学の名作だ。
編者の「はじめに」を引用すると“笑いあり、涙あり、スリルあり、そして作品全編にただよう水の匂い。それが『土佐日記』の魅力”
時にはデーブ・スペクターにも負けないようなダジャレを繰り出し、紀貫之の堅い...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月06日
何となく読みたくなって気まぐれで購入。
面白い。
1話ずつ現代語訳→原文→解説・註釈の順に並んでおりとにかく読みやすかった。
多分最初に原文だと嫌になってたかも。好みの問題かもしれないが。
この作品は平安貴族・紀貫之による’女性になりすましたおじさんの旅行日記ブログ’。
高知から京都までの55日...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月27日
教科書に載ってて存在は知ってるけど内容はよく分からないから読んでみたいシリーズその1。
せっかちさんには向かなそう。土佐から帰京する船旅の、日記の体の文学だそう。でも船が悪天候やらなんやらかんやらで、遅々として進まない。まだ同じ場所で停泊しなければいけない、そんな船上の人たちの不満や不安が伝染するよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月24日
私はこのビギナーズクラシックスシリーズをすごく信頼しています。
かなり噛み砕いて解説してくれているので古典初心者にはありがたい…!このシリーズはとっつきやすくなる!入門編にぴったり。
ただし、これだけを読んで原作を読んだ気になるのはやや気が早い感じがする。これより堅めの解説や原文を読んで、やっと読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月14日
平安中期に描かれた航海の日記。ひらがなを用いた新しい文学。日記の中では、早く都に戻りたいとの思いと、戻れないもどかしさが鮮明に描かれている。また、土佐国で亡くした娘への追慕の念が多く語られており、これは『土佐日記』そのものの主題であるともいわれている。
特に、海が荒れ神様に奉納させるシーンが印象的。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月27日
2011/07/09
古典学習用に。
国司の任を終えた紀貫之が女性に扮して書き下ろした、土佐から京への紀行文。
2ヶ月弱の船上生活を思えばさぞかし大変だったに違いないが、今の時代から考えると、なんてのんびりとした旅なんだろうと思ってしまう。
それも、出立後10日余りは、土佐から大して離れるこ...続きを読む
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