このマンガは、青森から一人津軽三味線を担いで上京してきた根暗男・澤村雪(せつ)の友達探しの物語です。
仕方なく入学した高校では「いつでもお天気気分」的なおせっかいな仲間が次々に現れ、とまどいながらも「津軽三味線愛好会」を設立して学園生活をエンジョイすることになってしまいます。一人遊びが好きだったはずの雪ですが、母親・梅子の陰謀で津軽三味線甲子園「松五郎杯」に仲間たちと出場することになり、(主催がマイペースな母親の会社)、同じく友達がいない天才・田沼総一と運命の出会いを果たします。そして、ついに日本中の変わり者高校生を巻き込んだ三味線バトルが開幕するのでした。
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アツい…!
ついに雪くんと総一くんの対決…!雪くんは最初じっちゃの音に忠実だったからそれでいいの…?と心配になりましたが、途中から自分なりの音に変化していてほんとに良かった!
しかし総一くんはこんなに熱気に満ちた演奏をするんですね!ぜひ音で聞きたい…!アニメここまでやってくれるかな??期待してます!!
Posted by ブクログ
梶くんの「舞台に立ったからには 最後までやり遂げなあかんねん」が心に来るわーーーーーーーーーーーー
「舞台に立つ・立てる」ことを知ってるんだなあと。「やり遂げたい」じゃないで「やり遂げなあかん」っていうのが。
そして雪。何ページにもわたって描かれた雪の演奏がたまらん。原曲がどんなのか知らんからちょっと比べようもない。けど、何回も鳥肌立ったー。魅せる漫画で、雪の音は聴かせる音だなあと。
そのあとの田沼さんちの息子さんの演奏。お父さんが「空気が味方についた」って言ってたけどなるほどなあと。会場全体を巻き込んでの熱気が伝わってきます。雪のとは全く違う、会場からの「熱気」が。巻き込まれてるのは会場だなと。
個人戦は個人戦で面白かったー。
雪が「勝ちたい」って思い始めたのはいいことなのかあまりよくない傾向なのか…わからんけれども。これからが楽しみです。
Posted by ブクログ
三味線甲子園、個人戦。
梶くん可愛い!! みんな同じゴールを目指したんじゃつまらないもの、
いかに「個性」を伸ばしていけるか、なんだろうね。
三味線も、漫画も、絵も、性格も。
雪の演奏も、とても面白かったです。
聴いてみたい。読んでてページを早くめくりたくて、ワクワクしました。
演奏に、芸術的なものに順位をつけるのは大変だろうな。
Posted by ブクログ
個人戦、梶くん、雪、田沼総一、3人の演奏を中心に話が進みました。聴こえるはずのない音が紙面から感じられる描写が素晴らしいと思う。それぞれの思惑が絡む中、純粋に「弟の「音」を聴くことができた」「良かった」という兄の心の声が胸に響く。「津軽三味線の世界に頂点はない」たぶん、勝ち負けもないのだと思うけれど田沼総一の「音」を聴いて「あれに勝ちたい」と雪が思ったところからきっと雪自身の「音」探しの人生が始まった。そんな気がした。