【感想・ネタバレ】徳川家康(22) 百雷落つるの巻のレビュー

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岡本大八事件、大久保長安事件、そしてイギリスからの使節の来日などが旧教徒に焦りを呼び、伊達政宗や牢人の思惑が複雑に絡み合い、それが家康や秀頼の意に反して大坂と江戸の対立を煽るという歴史の描き方。二条城での対面などは感動的。

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2021年10月31日

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いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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2011年05月04日

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家康があくまでも主人公ではあるが、本巻のもう一人の主役は大久保長安。それから伊達政宗も重要人物として絡んでくる。

徐々に大坂の役へと向かうさまが描かれているが、山岡は大坂の役を、さまざまな勢力が複雑に絡みあった結果生じてしまったように描こうとしているのが興味深い。

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2018年02月04日

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泰平の策謀家大久保長安が死ぬ。


妄想が発端となって乱の風が吹き始める。


家康の心もまた崩れはじめる。


於こうの幽霊が出るくだりが好きだった。


淀君の暴走が常に秀頼を失わないためにあることがやっと解った。悲しい。


泰平の策謀はせいぜい金持ちになってやろうぐらいのもんなのに戦国に生きてきた人々は大それたものに感じてしまうんだなぁ。



なにか現在の闘争も妄想が多分に関係していると思った。




四方に枝を伸ばすからこそ大樹らしく、何か偏った人間はろくなことにならないのがこの小説の特徴。



人間に正邪は無いとする家康の人間観が披露される。

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2010年05月23日

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大久保長安が亡くなり、連判状が発見される。
ここから問題が大きく広がり、徳川家も大阪方も切支丹宗派もきな臭くなってきた。
次巻はいよいよ大阪の陣に向けて対立し始めるか。

しかし関ヶ原以降が長いよ。

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2024年05月07日

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家康死後の世を考え、それぞれの保身に走る人々。
その中での大久保長安の死により、泰平の世が揺らぎ始める。
死を目前にした家康は、これをどう防ぎ、どう治めてゆくのか。
大坂の陣前夜。
魑魅魍魎どもがうごき始める。

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2019年12月08日

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大久保長安、急死。
太平の世の綻びが大きくなりそうな気配。いつの世も、争いというものはなくならない。

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2014年12月01日

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大権現様が泰平を乱す綻びを堪え忍ぶ22巻。

将来が危ぶまれた秀頼も立派な青年に成長し、
戦乱続きのヨーロッパを尻目に泰平を謳歌する日本。
目を閉じると平和な江戸時代の光景と共に執筆当時の
新幹線が走り、オリンピックの開催に湧く東京の光景が思い浮かぶ。
だが、その平和も大久保長安の野心に様々な要因が絡み、綻び始める。

志を果たし、日課念仏に勤しむ大権現様だったが、
まだまだ休ませてはもらえなかった。

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2014年04月14日

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大久保長安の急死により、、忠輝の舅伊達政宗の思惑、大久保家と本多家との確執を生み、そして切支丹、浪人の様々な妄想が世を乱し始める。泰平の世になったと思ってた家康が腰を上げずにおれなくなった。12.12.30

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2012年12月30日

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