【感想・ネタバレ】逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

改めて日本の歴史を学びたいと思いました。
学ぶ事は考える事、想像する事。
まだまだ知らない日本がありそうでワクワクさせてくれました。

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Posted by ブクログ 2024年01月12日

いゃ〜、面白かった。なぜ「わ」なのかというだけで、ここまで考察するのかと楽しめました。
井沢さんの著作を読もうと思ったのは、ホリエモンとの対談をYouTubeで見たのがきっかけでした。その中で、徳川綱吉の生類憐れみの令に関しての間違った認識について語られていたのが激しく納得できて、こんな考察をする方...続きを読むの著作を読んでみたいと手に取りました。
とりあえず、次々に読んでいきます。

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Posted by ブクログ 2023年12月26日

歴史とは、勝者の都合のいいように書かれる定めにある。そこに敗者の歴史等ありはしないのだ。この本は、今ある歴史の敗者側、つまり逆側から見た場合、どのような歴史となるのかを知ることができる貴重な本である。いつのまにか一冊読み終えてしまうくらい、語り口は軽やかで、読みやすい。ぜひ一度手に取って欲しい。(な...続きを読むっきー)

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購入済み

歴史(学)は科学か?

2022年11月08日

科学とは「客観的な方法で系統的に研究する活動及びその成果」と定義づけられている。この本を読んでいると「歴史(学)というのは科学なのだろうか?」という根本的な問題を突き付けられたような気がする。
客観的というからには文献や出土品をもとにのみ歴史を構築する となるが、著者が何度も指摘しているように文献...続きを読むは製作者の意図でゆがめられているケースが大半。
それならば思い切ってその当時と後世の人々の想いを想像して歴史を構築すべきだという著者の考えに同意するところが多い。
もちろん様々に考えられる仮説の一つに過ぎない ということを常に心に留めながらではあるが。
ともかく 単なる読み物としても大変に面白い。

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Posted by ブクログ 2022年02月03日

文章が難しく2度読み。それでも言葉遣いが分からない所も多々あるが古代から受け継いでいるわの精神。
倭だった漢字が和になった理由。話し合いによって何事も決まる話し合い至上主義で悪人も話し合えば分かってくれるという精神など自分にも古代からの精神が受け継がれていることに気づく。
そして、出雲大社の神様の配...続きを読む置やその起こり、自分にとっては再確認となる出来事ででも詳しく書かれていて出雲大社についてもっと知りたいと思える内容となっている。
現在の出来事、聖書を用いたりして書かれているので蘊蓄も増えるが古代を深く知りたいと思う人には物足りないかも知れない。

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Posted by ブクログ 2021年02月07日

 歴史が苦手な人にもぜひお勧めしたい本です。和を尊ぶ精神と怨霊への恐れがどのように結び付き、日本の歴史を形作ったのかが、ダイナミックに語られています。
 とはいっても荒唐無稽な話ではありません。資料を中心に据えながらも、資料が欠けた部分は小説家としての想像力と常識の力でつないでゆき、思わぬ可能性を提...続きを読む示してくれます。
 もっと早く読んでいたらなあ、と思わせてくれる本でした。

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購入済み

感想

2017年11月24日

歴史に興味があり、以前から読みたいと思っていて購入しました。

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Posted by ブクログ 2017年04月27日

どの巻も面白く出張のお供のような本。目からウロコ的なものからそういうことかと納得するものまで、多種多彩。日本は「和」教なり。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年04月18日

日本史陰謀論の傑作。歴史は勝者の論理の創作物、だから深読みが必要。多面的な歴史の見方ができるようになる本。「歴史ってこんなに面白いんだ。」と思えるようになる一冊。

やはり日本史の知識を楽しく味わうには、こういった陰謀論的な見方が重要だよね。学生の時に初めて読んですっごく楽しかったし、歴史の見方が大...続きを読むきく変わった。

 いったん高校までの普通教育を終えた人はこれで勉強しなおすと、歴史を楽しめるようになるかもね。
 気になるところが多くて、読書メモがいっぱいいっぱいになってしまった。ということは良書の証なんだろう。



 邪馬台国の所在論争の考察は非常に面白い。しかし、難しいだろうな。予備知識のない人は目がテンかもしれないけれど、面白いんだよ。これを理解するにはQED(高田崇史著)を読まないと。
 天照と素戔嗚、卑弥呼と大國主の関係もおもしろい。

 

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Posted by ブクログ 2014年10月31日

日本の歴史を、全く新しい観点から問い直す「逆説の日本史」は、目から鱗という言葉がピッタリあてはまる。読んでいて爽快感を感じるほどである。これまでの歴史が「史料中心主義」に陥ったために、史料に書いてないことは分からないのではなく、その事実がなかったことにしてきた歴史の専門家に対し痛烈な批判を浴びせてお...続きを読むり、その内容が歴史の素人にとっても納得できるものである。また、宗教についての指摘も、まさにその通りと膝を打つほどである。
このシリーズは全巻読みきりたい。

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Posted by ブクログ 2017年08月15日

 卑弥呼失脚と日蝕の謎、出雲大社の参拝方法に込められた国譲り神話の謎、聖徳太子の『和』という文字に込められた謎、など教科書では習わなかった歴史の深いところまで踏み込んで解説してくれます。とても面白いです。
 井沢古代史を読むときに大事なキーワードとなるのが『怨霊』です。怨霊史観といってもいいかもし...続きを読むれません。強引なところも無きにしも非ずですが、確かにそれを通して明らかになってくるものがあります。陳腐な表現ですが「目から鱗が落ち」ます。
 
 詳しい説明は興を削ぐと思うのでこれ以上書きませんが、強烈にオススメします。
 シリーズは長く、自分は7巻くらいまでで止めてしまいましたが、この1巻と、聖徳太子の『徳』の称号の謎を追う2巻は特に出色の出来だと思います。

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購入済み

作者の考え方が良くわかる本

2012年04月22日

これまでの歴史の考え方に、新しい観点を与えてくれる一冊。通説とされている歴史認識に対して、作者自らの考え方、とらえ方を明確に定義し、独自の解釈を加えている。
本当はどうだったかわからないが、読んでいて「なるほどな」と思わせるものも多くある。まだ、1冊目であるが、どんどん読みたくなると思わせる本だと...続きを読む思う。多少、書き方がしつこい部分もあるが、それだけこれまでの歴史認識に対して一石を投じたいという思いがあるのだろうと感じる。
これを読むことで、歴史に対して幅広い視点から考えることができるのではないかと思う。

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Posted by ブクログ 2022年10月08日

「わ」についての記述がとても面白かった。自分自身が人権という言葉にあまりハマらないなと思っていたのも、確かに話し合いで全てひっくり返せると思っているからなのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2022年06月14日

読もう読もうと思っていたけど、なかなか縁のなかった日本史推理エッセイ集。近所の怪しげなDVD屋で50万円で売られていたので、まず1巻を購入。さすが乱歩賞受賞の井沢元彦さんの著作だけあって、学術書の雰囲気はなく、娯楽性の高いエッセイ集でした。個人的には歴史推理モノは好きで、「隠された十字架」(梅原猛)...続きを読む、「成吉思汗の秘密」(高木彬光)、「時の娘」(J・ティ)は夢中で読みました。本作も時間を忘れさせてくれました。

本書はもともと「週刊ポスト」(小学館)が平成4年から続いている連載。ある程度、内容がたまると単行本として刊行され、現在26巻「日露戦争と日比谷焼打の謎」が発行されています。

本書で井沢さんの推理の基本になっているのは①従来の歴史学会の権威主義、史料至上主義への批判(すなわち『時代で常識とされていたことは記録されなかった 』という前提)②日本史の形成における「言霊、和、怨霊、穢れ」への無意識の信仰に基づく非論理的な日本人の行動です。
なるほど、上記2点を前提とすれば日本史も違う景色が見えてきます。

例えば
・魏志倭人伝の「倭」は「環」→「和」が由来。聖徳太子の十七条憲法は「和」の精神すなわち「話し合い至上主義」である
・大国主命は殺害された。出雲大社は大国主命の怨霊を封じ込めるための「霊魂の牢獄」
・卑弥呼が死んだのは紀元248年9月5日。この日に皆既日食が起きている。この事件には卑弥呼の死と天照大神の間の重大な関係が背景にある

冒頭にも書いた通り娯楽性の高い歴史エッセイ集で時間を忘れて読みました。明日、第2巻「古代怨霊編」を探しに怪しいDVD屋に行こうと思います。

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Posted by ブクログ 2021年05月06日

面白かったです。
ただ、作家さんがちょっと攻撃的な感じが読み取れました。
学問の世界って大変だな。

とにかく、逆説的に日本の歴史を読み解くということで、古来から続く日本人の気質、日本人とは何か。

神話と歴史の関係。

いろいろと論理的に書かれています。

難しくて、途中、面白いと思ったところ、ポ...続きを読むイントはメモを取りながら読みました。

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Posted by ブクログ 2020年11月09日

導入からすべてが面白いが、とりわけ古代日本列島人編、卑弥呼編、神功皇后編が興味深い。常識にとらわれない切り口で、硬さが軽減される。なるほどと、納得させられる部分も多い。

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Posted by ブクログ 2020年10月19日

歴史はいろんな人の解釈があり、この本もとても興味深かった。日本の「倭」という呼び名はどのような意味を持つのか。出雲大社や卑弥呼、天皇など根源はどういったものかを、史料だけでないところからの観点も混ぜ推測していってる。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

信長が、天皇(公家)の都である平安京に対抗して作ったのが、武士の都安土(平安楽土)なのである。
出雲大社は、オオクニヌシという「死の世界の王」が封じ込められている「死の国」なのである。
天皇は朝鮮半島から来た。

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Posted by ブクログ 2018年02月09日

資料実証主義をあえて排斥しているため、とかく自由な論述が際立つし、学会批判と韓国批判が繰り返されている。が読みやすいのでシリーズ化にも成功したのだろう、特に序論は面白い。番号付けはされているけど、興味のある時期だけ読んでも楽しめるのでは。結論だけならWIKIPEDIAで知ることができます

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月08日

以前から古代史好きな方のレビューを読んで積読リストに入れてあったのだけど、この世界に踏み込む心構えがなかなかできなくて・・・
でも、シリーズ累計500万部突破!というのを聞いて踏ん切りがつきました。(ミーハーすいません)
全巻読むって決めなくてもいいよね?古代史好きなのでとりあえず一巻です。。

...続きを読む本の創世期について、著者が史料至上主義を排除し、新しい視点から見つめ直した新しい日本史です。

書かれていないということはその事実がない、という認識が今までの歴史解釈であったのに対し(史料過剰重視)、著者は
・当時の人々にとって「常識過ぎる」ことは文献にわざわざ記載しないことを認識する。
・当時の人々の根底に流れている「怨霊信仰」を重要視する。
・天文学や言語研究など異なる分野と史料をすり合わせながらの事実の精査。
という理屈で、歴史を分析しています。
こうした想像力、発想力を駆使した理論はとても説得力があり、面白かったです。

例えばこんなことが書かれてます☆
・「倭国」の倭の由来は、環でありそれが和になり、それは話し合いがすべての「話し合い至上主義」の世界。それが日本のルーツ。
・オオクニヌシは「国譲り」の際実際には殺害され、古代人はその怨霊を恐れ、祟りが起こらないよう出雲大社に祀った。
・卑弥呼は狗奴国との戦いに敗れたことで、敗戦責任を問われ殺害された。(卑弥呼が現人神である以上、敗戦は卑弥呼の霊力が衰えたからだと考えられていたから)
・卑弥呼はもとは日御子であり日巫女であり、つまり太陽神に仕える女性でアマテラスのモデル。
・現在「天皇陵」の学術調査を宮内庁が一切拒んでいるその理由は、天皇のルーツが朝鮮にあるかもしれないから。

などなど。
くわしくは書きませんがいちいち説得力のある理屈がちゃんとあるのです。
ちょっと強引な意見もありますが楽しめました。2巻も読まなきゃな。

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Posted by ブクログ 2016年03月06日

邪馬台国、卑弥呼の墓=宇佐神宮説、神功皇后 の新羅征伐にまつわる、万世一系途絶説、そして現在の宮内庁が皇室に関係する古墳の発掘を禁じているのは何の法令上の根拠のないことなど興味深い記載が多かった。

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Posted by ブクログ 2016年01月22日

自分の歴史認識を覆させられる本です。初めに戦国時代の織田信長の話から入るので楽しみやすい本になっています。

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Posted by ブクログ 2015年05月04日

日本史は興味がありながらもあまり詳しく勉強してこなかったことと、知り合いの方の薦めもあってこのシリーズを読み始めた。
逆説ということもあり、これまでの史料等から正しいとされている史実とは異なるところもある内容で非常に面白い。これほどまでに論理的に分析し、記していること自体が素晴らしいと思うし、勉強に...続きを読むなる。

歴史のことなので、本当に何が起こっていたのかについては分からないのではないかと、クールな感情でみてはいるものの、ひきこまれる感じがした。

ワの概念、怨霊についての見解。非常に興味深い。

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Posted by ブクログ 2015年03月07日

過去の結果ではなく、いかに蓋然性の高い理由を考えだすか、というのは、仕事で何かの問題を解決していく際には割と当たり前のようにも思うけど、過去の文献という、ある意味答えがある歴史の世界は難しいんだろう、と。特に天皇の墓守をする宮内庁の話はなかなか面白い。

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Posted by ブクログ 2014年04月27日

資料だけにこだわらず、歴史を作る人間の裏側にある心、常識にもスポットを当てて史実を見ることを提言している。天皇は朝鮮から来た、卑弥呼は殺された等最初は驚くが彼の説を読めば納得する。出雲神社に祀られているオオクニヌシがアマテラスに滅ぼされその怨念を恐れたため大神殿を作った話は興味深い。

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Posted by ブクログ 2013年10月06日

日本の歴史を学びたくなり手に取る。

内容は縄文時代から卑弥呼の時代までの日本の歴史を独自に振り返る。

まず、この本に出会えたことで物事を判断する上での考え方に大きく影響を受けました。とくに歴史に関して。

井沢さんはもともと日本の歴史の学者ではなく、ジャーナリストである。
この方が学者の方の資料...続きを読む第一主義を批判して物事を推察していく。

まず、時代にあったイデオロギーを無視することで物事は理解することはできないといった点。

古来日本人に元から共通の慣習としてあった「和、言霊、穢れ」などの思想が、当時の人々の意思決定に大きく影響しているのにもかかわらず、当時の人々にとっては「当たり前」であるために資料に書かれていないのだということ。

もうひとつは、人間の行動に意味のないことはひとつもなく、なにかしら意図があるということ。

例えば日本神話の神々を奉る伊勢神宮の像はなぜ正面を向いていないのかということ。
本来ならば、大した意味をもたないと考えるが、井沢氏は黄泉の国を守るために命を捧げた神様に対して恐れを抱いていたから、黄泉の方角をむけて像を作ったということである。


今回の本を読んで、改めて歴史の多面性について考えた。

宗教などの目に見えないイデオロギーと資料ベース、
二国間ではお互いの歴史認識の違い、
年齢や能力、キャリアの積み方から生まれる歴史の考え方など、

だからこそ、どちらの説が有力であるのかを考える際、
説得力を持たせるに資料ベースになったり、歴史の見方を一方的に認識してしまい、正しい理解を得られないことがある。


もちろん井沢氏の持論には様々な批判があることも確かである。
もともとは学者ではないのだから、という声もある。

重要だと思ったのはこれらの考えは日頃の生活でも十分に考えるべきことであると思う。

資料などの目に見えるものだけでなく、イデオロギーや直観を考慮する、
対極の位置で物事を考える、
好奇心をもって物事や行動の意味を考える、

歴史が正しいかどうかではないが、とても大切な見方を与えてくれる良書であると思う。

内容も非常に面白いのでぜひ一度。

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Posted by ブクログ 2022年11月20日

20年ほど前にこのシリーズを10巻くらいまで読んだことがある。
改めて、通しで読みたくなった。
これから時間以降も楽しみです

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購入済み

毀誉褒貶が激しいかもしれないが

2020年03月07日

井沢氏の歴史ものは時折歴史の専門家以上の分析力を膾炙しているようだ。ただ結論に対しては毀誉褒貶が激しいようだが、大人の読者であれば今回の書のように確実に真相の解明と思われる個所を知識として習得するだけでも十分な価値があるのではないかと思っているのだが。

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Posted by ブクログ 2018年12月28日

歴史学者ではない作家が書いた歴史の本。大胆な仮説を展開していく。いろいろな見方を提供してくれて面白い本ではある。だが批判的に読まないで信じてしまうと日本史の知識が偏ると思う。

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Posted by ブクログ 2015年01月16日

著者は、アカデミズムの実証的歴史学が史料至上主義という誤りに陥っていることを批判しています。織田信長が初めて築いた自前の町に「安土」という名前をつけたのはなぜか。この問いに対して著者は、京に対抗するため「平安楽土」から取っただろうと考えます。ところがアカデミズムの歴史学は、それを示す史料が存在しない...続きを読むことを理由に、こうした説を退けます。そこには、史料が存在しないことと、そうした歴史的事実がなかったことを直結する誤りがあると著者は言います。

さらに著者は、アカデミズムの歴史学は日本史の呪術的側面を無視していることを批判しています。梅原猛は『隠された十字架』(新潮文庫)の中で、法隆寺は聖徳太子の鎮魂寺だという説を提出しました。しかし、マルクス主義の唯物史観がアカデミズムの歴史学を席巻して以来、タタリという非科学的な要因を認めないことが通例となっていました。しかしそれでは、当時の人びとの意識からかけ離れてしまうのではないかと著者は言います。

本書では、日本が「倭」ないし「和」と呼ばれていたことについて考察を進め、日本史を貫く「話し合い至上主義」とその現代的形態にまで解き及んでいます。後半では、邪馬台国の謎について独自の見解が示されています。

アカデミズムに対する批判や、天皇陵の発掘にまつわる問題、韓国と日本の歴史観の相違など、語ることの難しい問題になればなるほど、執拗ながらも明晰な著者の議論展開に引き込まれます。

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Posted by ブクログ 2014年09月08日

定説とされている日本の歴史に対して、筆者独自の分析から新たな歴史を推測する。
史料に記載がなければ、そのことがなかったとは言えないなど、合理的な裏づけはなくとも、推論としてはありうるもの(こと)を描きだしているところが、とても興味深い。
ただの創作物ではなく、筆者なりに丁寧な資料の研究があり、そのう...続きを読むえに構築された推論は、なかなかに説得力があり面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年08月12日

面白い。歴史の読み方を考えさせられた。オオクニヌシノミコトとアマテラスオオミカミの「国譲り」の意味、どうして出雲大社はあれほど大きいのか、神殿の中でオオクニヌシが横を向いて入いる理由、しめ縄の張り方が他の神社と逆の理由、「二礼、四拍手、一拝」と四拍手する理由など。

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Posted by ブクログ 2014年07月29日

国造りから卑弥呼までの古代日本史を通説とは違う観点で描いていく。

著者の仮設や想像を挙げる箇所も多いが、なぜそういう結論に至るかを筋道立てて説明していくので納得させられた。

今でも日本人に根ざす良くも悪くも話し合いで済ませる「わ」の精神を聖徳太子が十七条憲法憲法でまとめたが、それはそもそも古来か...続きを読むら息づいてきた「神」のような存在だった、というのは面白かった。
最後の朝鮮半島、朝鮮人の歴史の受け止め方に関する批判はそのとおりだとは思うが、本の主旨からは外れてるような気も。

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Posted by ブクログ 2014年02月07日

「話し合い至上主義」や出雲大社の話は面白かった。その他の細い話については、反論するような知識も持ち合わせていないので、ふ~ん、という程度。

韓国批判については、ちょっと食傷気味。

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購入済み

資料がないものを断定しまくり

匿名 2014年03月03日


・歴史を学びたい人がこの本をはじめに取ってしまったらと不安になった。(大和(やまと)はただの当て字である。等など)

たくさんの説をスルーしすぎてヤバイ

・神話についても順序が無茶苦茶。もっとも古事記を読まなければ信じてしまうと思う。高評価されてるのがいい証拠

・この方は殆どの場...続きを読む合に例を用いるのですが、それが全く的外れな例にもかかわらず、「ほら、これと同じこと!」と真実を混ぜながら読者を引き込むのが巧妙!関心したので☆+1

・筆者が逆説を語っていない部分もあるので、内容がジョークであると強調して欲しかった、


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