感情タグBEST3
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ああそうか。浮世絵が大量生産されると言う事は、技術的に可能+需要があって商売として成り立つって事か。そうだよなあ。とか、文化の大衆化ねえ。とか、太平記(読むモノ)と平家物語(聞くモノ)かあ などと
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水戸光圀にはじまり、保科正之、池田光政など江戸の名君といわれた殿様の事績を中心に紹介する。僕が特に印象に残ったのは米沢藩における上杉鷹山の改革。TVなどでは改革の理想像のように扱われる事も多いが、流血を伴う断固たる決意をもった改革だった事が書かれていた。反対派を話し合いで説得する、というのがいかに難しいか、というのがよく分かる歴史の教訓と言える。
後半部分では、落語や俳句といった江戸文化の発展について書かれている。芭蕉の名句「古池や~」という俳句は、古池にカエルが飛び込む情景を詠んだものではなく、カエルが水に飛び込んだのを見て、古池の情景が頭に浮かんだ、という解釈を紹介していて興味深かった。
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15巻を飛ばして本巻を読んでしまったが、まぁ、江戸時代のことだからよしとしよう。
15巻は内政史、本巻は文化史ということでもあるので。
いっとき著者のしつっこさについてけない時もあったが、だんだんとその執念に敬意を感じるようになってきた。もちろん、あまりに大雑把すぎるろ論証も多く、納得できない点もあるのですが・・・
本巻で言えば、鎌倉後教育史に当たる部分。大筋は納得できるのですが、あまりに、大雑把すぎて、本当に、日本人の当時の教育水準の高さを説明しているのか、今一つでした。
蛮勇とも言える試みで、荒さは仕方ないと思うが、その時代の専門家の必要性もあると思う。
井沢通史が完成したら、次は、専門家とコラボ、あるいは、徹底的な論争でもいいので、ぜひ、読んでみたい。
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いつもながらに、面白く読ませていただきました。
「太平記秘伝理尽鈔」なんて知らなかったので、なるほど!!って思いました。
読んでみなくては…。
あと、「平家物語」での琵琶法師の語り→「太平記読み」→寺小屋という流れが面白いなぁと思いました。
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後半は日本の識字率の高さの要因を、平家物語まで遡って熱く語る。
論拠が足りてるのかどうか知らんけど、まず歴史学会の欠点でアンカリングしといて論理を組み立て一気にまくし立てる。
その説にはいちおう納得するけど、こういう勢いある文章は毒にも薬にも成りうる。
もう文庫で16冊目なのに「日本通史の叩き台を作るのがオレの使命」だという何年経ってもブレない姿勢は称賛に値します。
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水戸光圀と保科正之、熊沢蕃山にみる思想。
そして俳諧、歌舞伎、落語から浮世絵にいたる江戸文化の成り立ち、その特異性。全国民的な識字率の高さを実現する糸口としての平家物語、その音曲化の理由。
日本的儒教の原点となった『太平記秘伝理尽鈔』など。
世界史においても特異な身分を超えた識字率の高さ、下層から立ち上がる文化、それはどのようにして生まれ得たのか。
現代の日本における科学技術、それを支える基礎研究の発展に繋がる日本人の知的探求心がどのように育まれたのかが理解できる。
この流れでいけば和算(算術)についても触れてほしかったところ。
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この巻は「江戸名君編」というサブタイトルが示しているように、徳川光圀、保科正之、上杉鷹山、池田光政といった人びとの業績がわかりやすく解説されています。
すでに著者は、水戸家が「徳川家の安全装置」であるという独創的な考えを語っていましたが、本書ではその考えを敷衍した議論がおこなわれており、明治維新へと日本を動かしていく力をもつことになる尊王思想の源流をさぐっています。また、江戸時代の識字率の高さがどのようにして実現されたのかということを、通史的な観点から解き明かす試みもなされています。
この巻では、状況証拠にもとづく著者の憶測をつないでいくような論証がめだち、やや危うさを感じるのも事実ですが、刺激的な議論であることはこれまでと同様で、興味深く読むことができました。
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江戸時代に名君と呼ばれた大名がいる。
その理由と彼らの立場行動を解説。
著者の考えから説明されて納得する個所やあらためて知る部分があることが本作の楽しみ。
当時は当たり前のことが後世では前提として理解されてないのが過去を解析できない理由という発言には納得大。
今後も日本史定説の誤解を世に広く説明して欲しい。