次に来るマンガはこれ!
本作はマンガであるにもかかわらず、児童書のような世界観が新しいweb発のファンタジー漫画です。タイトルにもある通り、いくつかの国と統治している王様が存在する世界で、王様は「ランキング」付けされているという設定が新しい。
さらにこの漫画の魅力は、なんといっても主人公である第一王子のボッジです。ボッジは口がきけない、非力、と(次期)王様らしくないのです。しかし、王様になりたい、強くなりたいという信念だけは人一倍あり、純粋な心を持った心優しい性格で、強さを求める家臣や民衆には嫌われますが、世間では疎まれ、嫌われている存在をも惹きつけ、彼を慕う仲間が増えていく、というお話。
途中、とある理由によって、非力や口がきけない原因が判明しますが、非力な主人公はどうやって成長していくのか?果たして王様になれるのか?ランキングの謎とは?続きが気になること間違いありません。
他のキャラクターも魅力的で、ボッジを慕うカゲとの友情に毎回心動かされ涙してしまうことも。
感情タグBEST3
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ボッス王国メイン回
ボッジ王子とカゲの出番はおまけ漫画ぐらいで、メインはボッス王国の人々な今巻。
安否が不明だった、ダイダ王子とベビンのその後も分かります。
名前の通り、国王の代打でしかなかったダイダ王子が、薄々分かってましたが良い子です!
口が悪くて偉そうですが、剣の師であるベビンの教育のおかげか、「やっちゃいけない事」の線引きがしっかりしている。
…こう書くと、少女漫画の不良少年みたいですね、彼。うん、でも本当に良い子です。
黒幕感漂う鏡=ミランジョの過去に触れたダイダ王子の、揺るがぬ頼もしさは正に王族。
1巻ではボッジ王子を半殺しにする、クレイジーっぷりを見せつけた彼を、こんなに応援してしまうとは…
彼の師で、ニヤニヤ笑いが純粋な笑顔らしいベビンも、いいキャラです。
ヘビ使いというか、ただのヘビ好きじゃん!
ダイダ王子も大事にして、それでいてボッジ王子の強さも認めていて、顔に似合わず懐が深い。
最初は陰険そうだったのに、ヒリング王妃と並んで好きだ、ベビンさん。
この師弟に限らず、どのキャラクターも善悪両面を持ち合わせているのが、作品の魅力ですよね。
だからこそ、ボッス王たちの思惑も読み難い。
そして次巻が待ち遠しい。
ボッジ王子だけは善性の塊みたいな存在ですが、言葉を喋れない彼の内面を、読者は完全に読み取れません。
その塩梅がいいのかも、と思ったりもします。
あと本筋には関係ないのですが、作中一の常識人であろうホクロの、「この人、教えるのが下手過ぎる」という独白には吹きました。
良かった、そこにツッコミを入れてくれる人がいて。
ずっと気になっていたんです。
三回読んで三回とも泣きました
100悪い人も100いい人もいない、人間の暖かくも複雑な奥深さみたいなのがすごくいいです。ミランジョやボッスもきっと、100悪い訳じゃない何かがまだありそうで、ドキドキします。個人的にホクロさんが好きです。
心が温まる物語
文句なしの星5です。登場人物のみんながそれぞれ信念を持って一生懸命に生きていて、みんなを応援したくなる。その中でも、本当は優しいのに生き方が不器用なヒリング王女が大好きです。最後には、登場人物みんなが笑顔になって終われる事を願っています。
けっこうエグいシーンとかも出てくるのに、とても心が温かく、優しい気持ちになれる。とても良い漫画に出会えました。こんな物語を考えられた作者さんは、とても心の綺麗な方なんでしょうね。この方の他の作品も、ぜひ読んでみたいです。王様ランキング、大好きです!
ボッジはすごい
破壊力や打撃力がなくて散々バカにされたのに世界最強なんて・・・
それらを持ってるのになれないダイダはバカにする価値もないのかもって感じてしまう。
けど弟も力無いのに王にさせられて追い詰められたときに兄を思い起こして変わろうとしてるのがよいね!
闇
父王であるボッスに身体を乗っ取られ、暗い闇の中に閉じ込められてしまった、ダイダ。今まで見下していた兄のボッジがどれ程の苦難を強いられてきたか、身をもって体験することでダイダや身障者に対しての言動や態度を振り返り、反省する。そんな中ヒリングが。。。
やさしい
ダイダは闇の中でミランジョの過去の姿(弱み?)と出逢います。ミランジョもただの悪い人ではなさそうです。ダイダによって心の闇を拭うことができるのでしょうか。
ミランジョとボッスの関係は謎が残ったままですが、ミランジョはお姫様になりたいようです。
ボッジとカゲの活躍が少なかったので次巻に期待します。
毎巻続きが楽しみ♪
レビューが高評価だったので購入し、まんまとハマりました!
絵本のような見易い絵と分かりやすい人物像、個性的な登場人物も少しずつ増えていくので迷わずに読めます。
でも意外とストーリーは単純ではなく、誰がどんな目的でこのようになったのか、悪者かと思ったのにいい人だったの!?あれっ!?って感じで先が読めなくて深そうで、すごく続きが気になります。
重いマンガではないので読みやすくオススメです!
母、ヒリングの愛
母ヒリングのツンデレな愛情に心惹かれるお話。ツンツンした王妃にしては珍しく子を第1に考え、連れ子であるボッジにも愛を注いでいて心がほくほくする。