次に来るマンガはこれ!
本作はマンガであるにもかかわらず、児童書のような世界観が新しいweb発のファンタジー漫画です。タイトルにもある通り、いくつかの国と統治している王様が存在する世界で、王様は「ランキング」付けされているという設定が新しい。
さらにこの漫画の魅力は、なんといっても主人公である第一王子のボッジです。ボッジは口がきけない、非力、と(次期)王様らしくないのです。しかし、王様になりたい、強くなりたいという信念だけは人一倍あり、純粋な心を持った心優しい性格で、強さを求める家臣や民衆には嫌われますが、世間では疎まれ、嫌われている存在をも惹きつけ、彼を慕う仲間が増えていく、というお話。
途中、とある理由によって、非力や口がきけない原因が判明しますが、非力な主人公はどうやって成長していくのか?果たして王様になれるのか?ランキングの謎とは?続きが気になること間違いありません。
他のキャラクターも魅力的で、ボッジを慕うカゲとの友情に毎回心動かされ涙してしまうことも。
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気になる
面白すぎてここまで一気に読んでしまいました。ボッジが国に帰ることで物語はまた急展開していくと思うと、気になりすぎて今配信されている6巻まで一気読みしてしまいそう。
ハンカチご用意ください
ダイダの母親が実はボッヂの事も大切にしていることがわかった瞬間、何だか目から汗が・・・
物語が進むとダイダの心の強さ(親の力に頼らない)が見える反面
実は手のかかる兄ボッヂに嫉妬しているんだなぁ、もっと甘えたかったんじゃないかなぁ思ったらとそれはそれで胸が熱くなりました
続刊が楽しみすぎます
処刑
ボッジが死んだと思い、処刑されると知りつつも、ヒリングに伝える為、国に戻ったホクロ。ドーマスは放っておけず、ホクロを救いに。そこに現れたのは、身体はダイダのボッス。ドーマスに何かを命じて逃がした。ボッスは何を考えているのか?
開眼
う~む。
彼は今、彼の中でどうなっているんだろうか…。
ボッジの開眼が思ったような感じじゃなくて少々意外。
ホクロが生きてる理由までちゃんと描いていてすごいなぁ。
継母君がボッジの「母」になった思いはもう少し読みたいな。続刊に期待。
ボッジが強くなって嬉しいけど、その強さは彼のたゆまぬ努力と優しい心のお陰だということがさらに嬉しい。これからどうなるのか、わくわくする。
修行終了
ボッジが選択していた武器はレイピアでした。たしかにレイピアなら軽くてボッジの非力さをカバーし長所を生かせるかもしれません。岩を割った件は謎のままですが、奥の手のようなものなのでしょうか。披露されるのが楽しみです。
一方ダイダはボッスに体を乗っ取られてしまいました。復活したボッスにも何か考えがあるようですが…?
人間の多面性と希望
アトロクで以前オススメされていたので読んでみたが、久々に夢中になって読んだ。
主人公が話せないこともあり、あまり会話はないけれどそれがまたいいし、手塚治虫ぽい雰囲気もある。
最近の一部漫画にあるご都合主義的、または一面的なものとは一線を画し、単純でありがちなストーリーの中に人間の多面性が表現され、どのキャラクターにも感情移入させられる。
また最近生きていると、自分や他人に対して人間の悲しい性分をみて、がっかりしたり落ち込んだり、怒りを感じたりすることも多かったけれど、人間捨てたものではないな、という思いにさせられるところも良かった。