【本の内容】
舞台は中国唐代。
元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。
ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。
自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知
...続きを読むらない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!
「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。
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辛口美少女仙人とお坊ちゃまニート青年の珍道中・・・なのですが、私は少女漫画的読み方をしてしまいました。
この世の理からは違うところで生きている仙人と、世間の理とは外れて生きていたいニート。
ある意味お似合いですが、仙骨を持ち長い時を生き修行を積んで「先生」と呼ばれる仙人とまだ世に出てもいない自分が何者かすらわからないニートとは比肩できるべくもなく、当然のように美少女仙人はニート青年を尻に敷きます。
それでも、徐々に恋するようになった美少女仙人のためにそれまで何事にも興味が持てず何者でもなかったニート青年がヘタレながらも奮闘していく・・・なかなか少女漫画的に萌えではありませんか。
美少女仙人は何歳かもわからない老練さで翻弄するかと思えば、見かけどおりの少女らしさで甘えてみたりとまさに自由奔放。
それに振り回されるニート青年が哀れやら可笑しいやらなのですが、二人の仲が進展するようでしないようでする?といったもやもやが、また萌えでキュンキュンしてしまいます。
壮大な中華ファンタジーなのですが、こんな読み方も出来るってことで。
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