仁木英之のレビュー一覧

  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―
    僕僕先生シリーズ3作目

    巻を重ねるごとに面白くなっていく気がする

    胡蝶という、暗殺集団に命を狙われるはめになった
    僕僕先生

    暗殺者、蚕嬢という新しい旅の仲間も増えて
    ますます先が楽しみです
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―
    僕僕シリーズ第三作。
    今回は、前作までと同じ雰囲気やテーマを持ちながらも、少年マンガ的なアクション色を見せている。
    描写が端的で凝り過ぎていないので、自然と引き込まれる。
    行き着く街や、出会うキャラクターにバリエーションが出てきて、シリーズとしての魅力もかけ算的に増していく。
    これからは、マンネリを...続きを読む
  • 僕僕先生
    古代中国を舞台に仙人と青年の冒険を描く、日本ファンタジーノベル大賞作品。既にシリーズ化している。
    キャラクター小説として、道徳ものとして、冒険譚として、総じてよくできていると思う。
    地名や人名の取っつきにくさを気にしなくてよいほどに読みやすく、短編としてのテンポもよい。そして話としても面白い。
    ヤン...続きを読む
  • 鋼の魂―僕僕先生―
    今回は新たな胡蝶の男・宋格之が登場。
    話の半分は彼の物語だった。
    残りの半分はもう一人の胡蝶、劉欣かな。

    なので、今回王弁君の活躍は特になく(笑)
    いつも通り、僕僕先生との気の抜けた会話と間抜けな行動が、いやまあ、愉しかったです(爆)

    宋格之が胡蝶から離れたのは、珍しく僕僕先生は関係なくて、その...続きを読む
  • 黄泉坂の娘たち
    生きるって、そして死ぬって、なんだか
    とても切ない。
    死んでしまったのに、心残りが強すぎて
    あの世へ行けない悲しい「マヨイダマ」
    そんなマヨイダマを救いたい思いは同じ
    なのに、違う道を主張する彩葉とやよい。
    それから、仲間の妖たち。

    マヨイダマたちの心残りが、深い愛情から
    だったりもするのが切ない...続きを読む
  • 僕僕先生
    僕僕先生の受け答えの柔軟性と、王弁のニートっぷりが面白い。
    僕僕先生の仙人として経験からくる発言、態度は見ていて清々しいが、時折見せる子供っぽさを引き立てている。
    王弁の旅路での成長は目覚ましく、人と神仙との関わりを考えるあたりが人間の小ささ面白さを見せてくれる。

    環境、時代背景の描写も適度にあり...続きを読む
  • 撲撲少年
    あっ! 僕僕少年じゃなくて撲撲少年だった!! なんで総合格闘技??と思いながら読んでいた自分が可笑しかった。内面的にはいわゆる草食系と思える青年が格闘技を何となく面白いと感じているらしいのが、面白かった。
  • 魔神航路 3 英雄の結婚
    現代に戻れる鍵になるかも知れない金羊皮、ギリシャ神話を読み直してみよう。ハルピュイアを退け、双黒石を通り抜けコルキスを目指す彼らは、段々と頼もしくなってくる。精一杯冒険してから帰っておいで。
  • 我ニ救国ノ策アリ
    天才とはこういう人のことか?本人独特の世界が見えているとしか思えない。思い付くことは当時では突飛なことでも今から見ればうなずくことが出来る。それにしても、
    100人が100人とも彼を支持する事態にならなかったのは、それだけ柔軟性を持った社会だったということだろうか?

    ところで、ずっと「さくま しょ...続きを読む
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)
    表紙が可愛くて購入。
    未だ華やかさは足りないけど、壮大なファンタジーを期待させる始まり。
    今後に期待。
  • 鋼の魂―僕僕先生―
    蒼芽香が仲間に加わり、王弁くんが吐蕃の医術を学びにいく旅が始まる。

    もう何冊もこのシリーズを読んでいると、その旅は、というかその旅で起こる出来事は、この巻の中で決着がつくと分かってる。
    でも、この巻では、本当にこの一冊で完結するのか?とドキドキしながら読んだ。
    ちょっとラストが詰まりすぎかなあ…。...続きを読む
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)
    僕僕先生シリーズから派生した外伝。僕僕先生が神仙として生まれたばかりの頃のお話です。現シリーズの僕僕先生とは全く異なるキャラクタに戸惑いを覚えますが、こちらも楽しいシリーズになりそうです。
  • 鋼の魂―僕僕先生―
    解説にもあったとおり、それぞれのキャラクターの話、その後の話が気になるところではある。

    それにしても、もう少し、地図は詳細にあってもよかったかなー。
  • 鋼の魂―僕僕先生―
    僕僕先生シリーズも第6作目になりました。美少女姿の仙人の僕僕先生と不肖の弟子王弁青年のコンビで関係はパターン化していますが、それがほっとする所以です。
    今回は始めに非情なまでの捜宝人、宗格之(そうかくし)が登場。生い立ちに始まって、皇帝から鋼の神を捜せという勅命があり、彼が行動を開始する様子は不穏な...続きを読む
  • つちくれさん
     警察官の福沢登はまもなく定年退職する。
     考古学を趣味とし,退職したら信州大学の社会人向けの講座を受講したり,遺跡の発掘にも参加しようとやる気になっていた。
     その退職当日,遺跡の発掘現場の何千年前の石棺から,美しい女性の死体が出てきたのである。

     大学の研究室などの籍はないが,考古学の世界では...続きを読む
  • 乾坤の児 千里伝
    千里…立派になりましたね。…人の美点を認めて、自分にはそれがないことを認めることができるようになった。それが、最後の最後に人の心を掴んだって感じでした。
    ああなった絶海は、蔑収じゃなきゃ受け止められなかったけど、他の人は皆千里に動かされたんだものね。
    最後の終わりは、ちょっと読めちゃったけど、心に残...続きを読む
  • 時輪の轍 千里伝
    前作より、千里の性格がマシになったので、読みやすかったです。前作は、千里の性格が鼻につきすぎて、イライラさせられたからなー。今度は異界で暮らす双子の兄、玄冥が仲間に加わります。これがまた千里そっくりで笑ってしまう。なんだかんだ、仲良いんじゃないのよ。そして、千里が初恋!?また一筋縄ではいかない相手で...続きを読む
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)
    拠比と僕僕の出会った頃のお話。絵が変わったけど、初々しい僕僕の姿にはぴったりだと思う。ショートヘアも可愛いらしい。
    王弁って、拠比の生まれ変わりなんだろうか?
    これからの展開が気になる〜〜。
  • 黄泉坂の娘たち
    あの世とこの世の境にある村、入日村。
    黄泉坂を上って川を渡れない魂を救う村の住人達。
    シリーズの2作品目です。

    前の話の詳細を覚えていないところがあって、村の人間関係に?と思うとこもありましたが、全体にいいお話です。

    哀しい魂のお話だったり、ハヤくんの娘と会うとこだったり。人間の生と死、誰かを想...続きを読む
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)
    僕僕先生(ちゃん?)が生まれた(創造された)時代のお話し。天界を統べる神々も神仙も大変だね。「人」の役割って何かありそうなんだけど……