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長野の遺跡から見つかった奇妙な死者──古代の装束をまとい、棺に納められた女性の事件を追う定年刑事・福沢は、「つちくれさん」と呼ばれる男と出会う。「土の声を聞く」力を持つというその男に導かれて、不思議な謎解きが始まった。
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Posted by ブクログ
園芸を知るのは、土を知る事。 どんな植物にどんな土が合うかどうか・・・ 考古学に興味を持つ定年退職した元刑事、フクさん。 長野の遺跡発掘で古代衣装をまとった女性の殺害現場に出くわす。 そこで出会った、考古学者の通称「つちくれさん」 殺害された女性も、犯人で捕まった男性も顔みしりであり、 なぜか気の...続きを読む合う老齢の二人は、真犯人を探すことに。 つちくれさんの言葉がとてもいい。 「年取って、頭がゆっくりになってくるのは悪いことやない。全速力で走って、見えなかったことが、よう見えるようになった。」 フクさんが、妻にぬれ落ち葉で捨てられると冗談を言えば、 「フクさんは落ち葉でも地べたに転がっているのは苦手やろ。」 「葉っぱは飛んで初めて空と風を知るんやで」
初出の記載なく、書き下ろしか 人気の古代中国ファンタジー「僕僕先生」シリーズ作者の初ミステリー。 最後まで読まないとプロローグの意味がわからない。 警察の副署長福沢登は休日に考古学講座に参加していたが、退職の日に将軍塚古墳発掘現場の棺の中から市の文化財保護課の女性職員の絞殺遺体が発見される。 福...続きを読む沢は「つちくれさん」と呼ばれる土を見て遺跡を発見する発掘の有名人瀬山と知り合って意気投合し、瀬山がその教え子で被害者の同僚で恋人でもあった田中の逮捕に疑問を持って調べることに付き合う。 最後までわからない真相は意外過ぎる気がする。 瀬山は2000年の旧石器遺跡捏造事件を思わせる遺跡捏造を行なった設定になっているが、土に過去を問おうとして謎解きする瀬山の哲人的姿にとても共感する。 『岩宿の発見』の相沢忠洋に憧れた高校の頃を思い出した。
警察官の福沢登はまもなく定年退職する。 考古学を趣味とし,退職したら信州大学の社会人向けの講座を受講したり,遺跡の発掘にも参加しようとやる気になっていた。 その退職当日,遺跡の発掘現場の何千年前の石棺から,美しい女性の死体が出てきたのである。 大学の研究室などの籍はないが,考古学の世界では...続きを読む一目置かれている「つちくれさん」こと瀬山紀芳に頼まれ,警察を退職した身ながら真犯人捜しを始める。 ミステリーですが,登場人物が皆個性的で生き生きしています。つちくれさん,助手の明子,また,考古学に関わる研究者といったある意味特殊な人々が,常識人である登の視点から,描かれています。 また,考古学の世界に疎いオイラですが,面白く読めました。
長野県の遺跡で見つかる 現代の遺体から 考古学の周辺の問題が語られる。 ミステリーというより 元刑事とつちくれさんの人間ドラマ …な感じ。 シリーズになってもおもしろそう。
仁木英之さんの小説は、僕僕先生シリーズを読んでいましたが、これは普通に現代のお話でした。 読んでる間中、なんとなく「仁木氏もこういう本を書かれるんだなあー」と思いつつ読んでました。 考古学の大御所?つちくれさんにロマンを感じるものの、やはりなんだか自分の中で違和感を感じつつ読み終わりました。
長野県警に勤める刑事の福沢は、定年を迎える日に奇妙な事件に遭遇する。遺跡発掘現場にあった棺から、古代衣装を着けた女性の遺体が見つかったのだ。事件を追う福沢は、現場で土を集める初老の男と、若い娘の二人組に出会うが―。定年刑事と「土に残された死者の声を聞く」在野の考古学者が挑む奇妙な謎。
定年退職したら、何がしたいか? 退職する前から趣味を持っていないと 新たな趣味を見つけるのは難しいだろうなぁ まぁ、その前に 趣味を楽しめる経済的な余裕と体力を温存する必要があるかもしれない
著者にしては珍しい、現代の日本、元警官&考古学者が主人公のミステリー。主人公達のキャラクタはなかなか魅力的なのですが、ミステリーとしては若干底が浅いように思いました。
代表作の方はちょっと自分の好みと違っていたのですが こちらはわりと面白かったです。 残りこの頁数で謎解けるんかな?と思っていたら ぱたぱたと片付きましたね。続編が出来そうな設定。
警察官である『福沢』は、退職をめどに趣味である遺跡巡りをしようと考えていた。 そして定年を迎えた日、管轄地にある古墳から遺体が発見されるという事件が起こる。発掘調査中の棺の中から、若い女性の扼殺体が出てきたのだ。 気になった福沢は現場を見に行くことにした。そこで美し女性と、彼女が『つちくれさん』と慕...続きを読むう奇妙な老人に出会う。 考古学はロマンだ。はるか昔の埋葬物を掘り出し、時代をひも解く。悠久の時に思いを馳せる、どこか厳かで高尚な学問に感じる。ただ、それも一面ではあるが、全てではない。地主や建築業者、役所などの利権争いなども起こる。他の著書でもそんな風なことが書かれているのでよくあることなのだろう。意外と世俗的な世界なのである。 ここでも殺人事件を軸に、利権がらみやねつ造事件、過去のしがらみなどを交えながら、犯人を探していく。『つちくれさん』の飄々とした人柄に魅了されつつ、なかなか面白く読んでいた。 以下、ネタばれあり が、解決部が今一つ納得いかない。 利権がらみとのミスリードを誘いつつ意外な犯人に持って行くのだが、あまりにもそこまで完全に蚊帳の外だった人物に愕然となる。しかも理由が・・・。 異母兄妹と知って尚、添い遂げようとするのか?しかも子どもも産もうなんてするかな。 息子に庇われたままにするかな?しかも「真犯人は見つかったのか?」なんて言ってるし。 どうしてもこの点が腑に落ちない。 あとこの殺人事件には直接のかかわりはなさそうだけど、つちくれさんの捏造の件とか、美人さんの父親が殺された事件が、出てきたからには気になるんだけど。 プロローグも、死体を隠すシーンというよりは捏造の時のように思える。続編とかあるのかな?
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