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時空を越えた王弁が辿りついたのは、現代日本だった。そこで出会ったのは、妻が消えた男とあの殺し屋……。一方、長安では、王方平がとある女神を復活させ、人間と神仙の戦いを始めようとしていた。王弁は、元の世界に戻れるのか。姿を消した僕僕先生の目的は。人間を滅ぼそうとする神仙と祈りを武器に神仙に抗おうとする人間、そして僕僕たちの最後の旅と戦いがここに決着。感動の最終巻!(解説・小谷真理)
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Posted by ブクログ
謀の規模が凄い。僕僕の目論見がこういう事だったとは。最初からそういうつもりで。 歴史と古代仙界史に合わせてこれだけのスケールでストーリーを練り上げていくの大変そう。神仙がどこまでも満足できずに傲慢になってゆく存在だというのは悲しい。吉良の故郷の惑星に行って先祖の翼を貰い受けるくだりがよかった。耕父と...続きを読む燭隠の友情のデカさに圧倒された。王弁の台詞はところどころで青臭く綺麗事だらけのように思えるが、今の現実世界でも誰かの欲の為に誰かが犠牲になっている真っ最中なのだ。戦を終わらせる為に人類滅亡させればそれで解決かどうかなんて考えなくてもわかる。 結局「一」ってなんなんだ。コンピュータの01の一みたいなもの?無のこと? 壮大な物語を読み終えて清々しいような、寂しいけど良かった良かったみたいな不思議な読後感。 これで僕僕先生と王弁の旅がいったん終わって、また二人だけの旅が始まった。読者は零に移動ですね。
終わってしまったか。 このシリーズを読むたびに、中国の神仙をもう一度触れておかなきゃと思いつつなかなかできていない笑。。。 それにしても、終わりの2巻ほどもろもろ出過ぎてきておっつかないよ。 読み終えての相関図的なものが欲しい笑。
あらすじ 序 第一章 災厄の波 第二章 春秋千三百 第三章 天空の風雲 第四章 届く想い 届かぬ願い 第五章 それぞれの絆 第六章 一陰一陽成太極 おろかな戦いの果てに壊れた世界。 ある神仙と、ある人間の 想いと行いがどんな方法で癒すのか
王弁が現代日本に飛ばされる。神仙のいない世界。王弁はその世界に滅びをみる。 そして、時代を遡り、僕僕とともに最後の旅に出る。 僕僕と王弁がこれまでの旅で出会った人たちの繋がりが力を与える。
シリーズ最終巻。 物語の舞台があっちこっちに飛ぶ上に2001年宇宙の旅ですか?みたいなテツガク的展開で。。。 よーわからんけど、カンドーした。
突然王弁君が現代日本にやってきた時は、これで元の雰囲気に戻るかと期待したのですが、それはなく、やっぱり前巻からの壮大過ぎる流れのままでついて行けなかった。。。
シリーズ最終巻。 なのだけど、正直、満足感よりも戸惑いの方が多い。 え? こう言う終わり方なんだ、と思った。 前巻から続く最終話のエピソードはこれまでの僕僕先生とはかなり雰囲気が違っていた。 ちょっとスケールが大きいと言うか、いや、スケールの大きさは今までもそうだったな、むしろステージが違うと言う...続きを読む印象。 へえ、こっちに話を持っていくんだと思った。 だってね、これまで王弁くんが先生とずっと一緒にいられるように仙骨を集めていて、その影響で彼が眠りに陥って先生がそれをなんとかしようと薬種を探し求めると言う前巻の展開までは分かる。 でも、いきなり神仙が人を滅ぼそうとするなんて、いままでそんな伏線あった? なんだか唐突すぎるよ! ラストも結局王弁と先生はどうなったのだろう?と思う。 とはいえ、王弁くんが成長して男らしくなって、僕僕先生とイチャイチャして、あと、これまでの登場人物オールスター登場みたいな展開はそれはそれで最終巻らしかった。 でもね、個人的にはラストは先生と王弁くんがのんびりと旅の空を行く光景が見たかったなあ。
1日で小説4冊は個人的に初めて。 天地がどうなるか、よりも、王弁君と僕僕先生の結末が気になって読み終わった方が強いかもしれません。 終結に近づくにつれて、神仙の超常的な力がより卑近なものになって、王弁のような意思や思いの強さが価値を持つ。同じく空を飛べない人の身として、共感できる(したい)ストーリ...続きを読むー展開でした。 読み慣れない中国、唐代という舞台設定でありながら、ここまで踏み込めたのは、根底に感じた躍動感、ストーリーの快活だったと思います。さがながら少年ジャンプやサンデーを読んでいる気分になりました。 絶望渦巻く世界にあっても必要なものは、策略でも、謀略でも、欲深さでも無い。 勇気と友情。そして愛です。 僕僕先生との結末はどうだったでしょうか?ぜひご一読ください。 ボーイミーツガール好きとしてはしっかり語られていようとも、そうでなかろうとも、どちらでもいいのかもしれません。仁木さんの愛情が感じられればそれでいい。個人的にとても好きなエンディングでした。 ※追記 評価を3としたのは、最後の語りが少しばかり早すぎると感じたからです。 書面の都合かもしれません。ただ、一番最後の部分が走り書きされた風に感じてしまいました。頭がついていけなくなってしまったんです。あと数十ページあると余韻が楽しめたのですが。
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