門倉貴史のレビュー一覧

  • 貧困ビジネス
    [ 内容 ]
    底なしの不況に落ち込んだ今、急増する貧困層を食い物にして儲けるビジネスが跋扈している。
    「敷金・礼金なし」で貧困層を誘い込み、ほんの数日の家賃滞納で法外な違約金を請求する「ゼロゼロ物件」。
    多重債務者にニセの養子縁組をさせてさらに借金を重ねさせる「リセット屋」等々。
    なけなしの金をむし...続きを読む
  • 世界一身近な世界経済入門
    [ 内容 ]
    これまで新興国は、先進国の生産・輸出拠点となることで、段階的な成長を遂げてきた。
    しかし、経済のグローバル化が進んだ今、BRICsをはじめとする新興国は一気に先進国にキャッチアップ。
    人口30億を抱え、食料や石油を猛烈な勢いで消費する巨大マーケットが誕生した。
    本書では生活必需品の値上...続きを読む
  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流
    [ 内容 ]
    サブプライム・ショックでアメリカ型経済システムへの信頼が失墜するなか、「イスラム金融」の存在感が高まっている。
    イスラム金融とはイスラム教の戒律シャリーアに従った金融の仕組み。
    最大の特徴は「利子」がないことにある。
    いまイスラム金融市場には中東の巨額なオイルマネーが流入、急拡大する市...続きを読む
  • 「夜のオンナ」の経済白書 ──世界同時不況と「夜のビジネス」
    [ 内容 ]
    「夜のビジネス」の世界市場規模は55兆円。
    世界の「夜のオンナ」たちが稼いだお金の行方を探る。

    [ 目次 ]
    第1章 搾取される開発途上国の「夜のオンナ」たち(開発途上国の男性優位社会が売春を促す;タイの「夜のビジネス」はベトナム戦争の遺産 ほか)
    第2章 合法と規制の狭間で揺れる先...続きを読む
  • 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?
    [ 内容 ]
    野球選手はなぜ個人会社を作るの?
    会社員の副業はなぜ社会にバレるの?
    ソープランドで働く美しい女性の取り分は?
    全ての質問に気鋭のエコノミストが答えます。

    [ 目次 ]
    第1章 野球選手はなぜ個人会社をつくるのか
    第2章 長者番付に載る人、載らない人
    第3章 サラリーマンの副業はどれ...続きを読む
  • 「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?
    [ 内容 ]
    違法!?
    合法!
    夜の仕事の儲けのしくみ。
    地下経済の規模と秘密も一挙公開。

    [ 目次 ]
    序章 「夜のオンナ」のお金の行方
    第1章 あなたが払ったお金は誰の手にわたるのか
    第2章 いちばん稼いでいる「夜のオンナ」は誰か
    第3章 日本の夜に稼ぐ外国人女性たち
    第4章 外国では「夜のオ...続きを読む
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~
    [ 内容 ]
    政府や民間の調査会社など様々な機関が発表する統計は、私たちが経済や社会の動きを数字で把握するのに、とても便利なものである。
    しかし、世の中に氾濫するたくさんの統計を正確に読みこなすことは容易ではない。
    「積極的な人」、「大人しい人」、「怒りやすい人」、「泣きやすい人」、「せっかちな人」...続きを読む
  • ホワイトカラーは給料ドロボーか?
    [ 内容 ]
    日本のホワイトカラーの労働生産性は、本当に低いのか?
    メディアなどでよく報じられる労働生産性の国際比較によれば、OECD(経済協力開発機構)加盟三〇カ国中一九位、主要先進七カ国(G7)のなかでは最下位となる。
    しかしこれは、ブルーカラーも含めた労働者全体の労働生産性であって、ホワイトカ...続きを読む
  • 官製不況~なぜ「日本売り」が進むのか~
    [ 内容 ]
    一匹の妖怪が日本を徘徊している-「官製不況」という妖怪が。
    アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界同時株安。
    なぜ、日本の株価が“震源地”アメリカより大幅に低迷しているのか?
    欧米の金融機関に比べれば、日本の金融機関が抱えるサブプライム関連商品はそれほど多くない。
    また、企業...続きを読む
  • 中国経済の正体
    中国経済の現状と、その要因、今後を読み解く上で知識をまとめている。
    「人口ボーナス」と「人口オーナス」のあたりの話は参考になる。人口ボーナスは、労働人口の割合が増えている時期で、経済に正の影響を与える。2015年以降に、中国の人口ボーナスはピークアウトを迎える。
    日本のピークはバブル崩壊直前で、それ...続きを読む
  • 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?
    著者はアングラ系経済書の日本における(多分)第一人者。タイトルは例によって釣りであり、この本の主題は結局のところ「節税の方法」と言えそう。データが豊富なので説得力がある反面、そこまで目新しい内容でもなかった。
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~
    統計について、非常に分かりやすく書かれている本。特に、統計が実感と合わない時があるのはなぜか、の部分は興味深い。

    数字やグラフが多い一方、扱う話題は私たちにより近いものが多い。多少の統計の知識があれば、より楽しく読めるし、むしろ無い人にもオススメ。統計の面白さにきづけるのではないでしょうか。と言っ...続きを読む
  • ゼロ円ビジネスの罠
    タダより高いものはない。昔の人はそう言うけど、消費者はタダに飛びついてしまう。

    マクドは無料でコーヒーを配る。大学キャンパスでは裏面に広告を載せた用紙で無料コピーを提供する。ネットゲームも、クーポン雑誌も、売春宿も、包茎検査も無料。そんなゼロ円ビジネスで、企業はどうやって儲けるのか。と、興味津々な...続きを読む
  • ゼロ円ビジネスの罠
    タイトルの「罠」は、主に消費者に対しての警告で、第4章に詐欺まがい、あるいは詐欺そのものについて記述されている。企業側の視点ではあまり書かれていない。企業側の視点としては『フリー』の方が詳しい。一消費者としては、こういう書があると、「ゼロ円」のからくりが見えて、ははーんと楽しめる。
  • ゼロ円ビジネスの罠
    「Free」以来話題となっているフリーミアム〜ゼロ円ビジネスだが、そこには大きな問題が隠されている。ゼロ円でモノやサービスを提供するには当然どこかで儲けを出さなくてはいけないのは自明。コンシューマーはそれに気づかないか、気づいても「自分だけは得をしたい」という思いからこの種のビジネスに絡め取られてい...続きを読む
  • 貧困ビジネス
    格差がますます進行する社会は今や、富裕層より貧困層の市場規模の方が大きい。
    その市場を狙い撃ちする貧困ビジネスは、貧困層を更なる貧困に陥れる。

    平易な語り口で非常に読みやすいが、内容はもうこの世で生きていくことに絶望するような、現実に今進行している格差社会のシステムを描き出していく。
  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流
    全然知らなかった、イスラム金融について学ぶための良本。イスラム金融はシャーリアという教本により形作られている。まず、驚くべきはイスラム金融には利子が禁止されていること。まぁ、利子に代わりる仕組みはあるが、それもモノの価値とリンクしているため、金が金を生む利子との違いは興味深い。他にも、保険の禁止や、...続きを読む
  • 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~
    計算が得意とかではなく、“数字に強い”というのはビジネスにおいて重要だと思います。「地頭力」のように知識がなくても回答に導いていくための筋道が立てられる能力とか、私も身につけたいものです。
    数字といえば、よくニュースで耳にする「平均○○万円」、「経済効果○○万円」、「倍率○倍」、といった統計数字。ど...続きを読む
  • 貧困ビジネス
    大学教授だからかわかりやすかった。
    物乞いをさせるために残酷なこともさせるということに、悲しみと驚きを覚えた。
    淡々と語られる事実に、さて知ったからにはどうすればいいのかと言われている気がした。
  • 貧困ビジネス
    貧困にあえぐひとをさらに苦しめる「貧困ビジネス」の現状について書かれている。今の日本は、アメリカの後追いの流れに乗って、中流の人ですら貧困に転落する可能性が出てきた。
    この本に書いてあることは人ごとではなく、明日は我が身・・とならないとも限りません。

    もうアメリカの後追いなんて止めましょう。