門倉貴史のレビュー一覧

  • 本当は嘘つきな統計数字
    サンプルの取り方、統計処理の仕方によって、結果は大きく異なるという話。

    特に気になったのは経済効果。負の効果は考えていない(オリンピックでお土産などに支出があれば、その他の観光支出が減るから、経済効果は相殺される)から、いくらでも風呂敷を広げ放題。
  • 日本の「地下経済」最新白書 闇に蠢く26.5兆円の真実
    前著「夜のオンナ」はいくら稼ぐのか。が面白かったので、続けて読んだ。
    内容は前著と被る部分はあったが、名目GDPに現れないアングラマネーの実態が著者のデータにより数値化されて参考になった。
    表の経済が膨らめば裏の経済も膨らむことが分かる。
  • 「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?
    普段メディアなどで目にする経済が表の経済だとすると、この本は表には出ない裏の経済を端的に書いた本。
    タイトルに惹かれて読んだが、内容は統計(著者のフェルミ推定を含む)に基づいたデータが並べられて読み応えがあった。
    キャバクラで使われた消費の約半分はホストクラブに流れていた事実は衝撃だったが。。。w
  • 本当は嘘つきな統計数字
     自分自身がニュースの中でも、特に数字に過敏になったのは、○○シーベルトや△△ベクレルが頻出した、原発事故の頃からか。報道でも仕事でも、根拠となる数字が示されると、それを元に一見合理的な判断が出来たような気になる。
     ところが本書では、判断基準として、分かったつもりになっている数字の根拠が、想像以上...続きを読む
  • 貧困ビジネス
    本書は、所得格差の拡大により増加の一途をたどる低所得層をターゲットにした「貧困ビジネス」の問題を指摘し、その打開のための方策を提示している。

    貧困層を取り巻く環境は、90年代後半から2000年代前半の「就職氷河期」以降悪かったわけだが、2008年9月に起きたリーマン・ショックをきっかけにして、より...続きを読む
  • 日本人が知らない「怖いビジネス」
    何かと話題の裏ビジネスの勉強のために読んだ一冊。

    著者は『ホンマでっか!?TV』でお馴染みのエコノミスト・門倉さん。内容は一言で言うと「ホンマでっか!?」どころか「…マジかよ…」という感想でした。とにかくエグい方法で金を取るものや、倫理観の崩壊した(ように、俺には見える)ものなど多岐に渡るビジネス...続きを読む
  • 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?
    本のタイトルだけみると、アンダーグラウンドの世界の話ばかりかと思ってしまうが、れっきとした経済の本である。

    まず、日本の税制について説明し、なぜいわゆる高額所得者は会社を作りたがるのか?を説明している。次に、所得がほぼすべて把握されているサラリーマンにたいして副業のすすめをしている。しかしながら、...続きを読む
  • 必ず誰かに話したくなる経済学
    テストステロン エストロゲン プロゲステロン...男と女のホルモン
    ミラーリング効果...好きなら真似しろ!
    ピーク・エンドの法則...合コン必勝法!
    ジャネの法則...年取ると1年が早く感じる
    プラシーボ効果...薬じゃなくても言われたらその気になる
    アビリーンのパラドックス...アビリ...続きを読む
  • 日本人が知らない「怖いビジネス」
    門倉貴史『日本人が知らない「怖いビジネス」』(角川書店、2012年1月10日発売)は世界中の悪質なビジネスを紹介した新書である。韓国の闇市場で流通する中国産「人肉カプセル」やナイジェリアで摘発された恐怖の「赤ちゃん工場」、イタリアの環境を破壊する「エコ・マフィア」など身の毛もよだつ怖いビジネスが並ぶ...続きを読む
  • 必ず誰かに話したくなる経済学
    メモ

    テストステロン エストロゲン プロゲステロン
    ミラーリング効果
    ピーク・エンドの法則
    ジャネの法則
    プラシーボ効果
    アビリーンのパラドックス
    ハーディング効果
    決定回避の法則
    カクテルパーティ効果
    バーナム効果
    ベンフォードの法則
    ドーパミン
    妨害効果
    誘引効果
    大数の法則
    公表バイアス
    ...続きを読む
  • 中国経済の正体
    結論から言おう、ほんまでっか!?な内容も含まれた中国経済に関して包括的に分析された入門書だこれは。
    著者はBRICs経済研究所のファウンダー兼所長である門倉氏であり、TVをよく見る人ならご存知明石家さんまがMCを務める「ほんまでっか!?TV」にもコメンテーターとして出演しながらも、その公平性を欠く編...続きを読む
  • 貧困ビジネス
    本書(門倉貴史『貧困ビジネス』幻冬舎新書、2009年)は、急増する貧困層を食い物にして儲ける貧困ビジネスを取り上げた新書である。ゼロゼロ物件、リセット屋、偽装請負、人身売買、臓器売買など様々な貧困ビジネスを紹介する。モラルを失った業者の貧困ビジネスは日本経済の末期症状を示している。
    中でもゼロゼロ物...続きを読む
  • 本当は嘘つきな統計数字
    ホンマでっかに出てる門倉さんの本でした!基本的な事がかいてあって、今まで読んだ統計の本の要点をまとめた感じ(*^^*)
  • 世界不況を生き抜く新・企業戦略
    [ 内容 ]
    戦後最悪のマイナス成長が確実だ。
    輸出産業が総崩れしたことを受けて「外需頼み」のもろさを指摘する声が相次いでいる。
    しかし、反省すべきは「対米偏重」の貿易構造で、今こそさらなる海外展開の加速が求められているという。
    気鋭のエコノミストが企業生き残り策を大胆に提言した意欲作。

    [ 目次...続きを読む
  • 貧困ビジネス
    まさに「食いもの」にされている実態が露わに。
    (外国の例だけど)子どもの手足を切断して「物乞い」させるとは酷過ぎる。
    ■グラミン銀行
    ■規制強化
  • 中国経済の正体
    中国の現状がわかりやすく網羅されている。ところどころ経済初心者にもわかりやすい用語や理論の解説が含まれているところが好感大。
  • 官製不況~なぜ「日本売り」が進むのか~
    アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界同時株安。なぜ日本の株価が低迷しているのか。外国人投資家にも広がりつつある「官製不況」という言葉を軸に、様々な角度から日本株だけが売られる理由を解説する。(TRC MARCより)
  • 反米経済 凋落するアメリカに追随してはいけない
    サブプライムローンの焦げ付き問題が、これから先の米国経済や世界経済にどのような影響を及ぼすかを考察するとともに、「米国一極集中時代」の後に世界経済がどのような姿になっていくのか、その青写真を描く。(TRC MARCより)
  • 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?
    著者の提唱している支出税という考え方は、ケインズや、ニコラス・カルドアという経済学者が実際に提唱していた理論であり、インド&スリランカで実行に移されようとしたらしいが猛反対にあって消えた理論だったそうです。
    とても面白い考え方が満載の本なのでおすすめです。
  • イスラム金融入門 世界マネーの新潮流
    イスラム金融入門
    著:門倉 貴史
    幻冬舎新書

    イスラムに金利がないとは聞いていたが、イスラム金融という体系があるのは本書で知りました。

    イスラム金融というのは、シャリーアというイスラム法の規則に従った金融取引のことである

    ヒヤルという方法がある。ヒヤルとは実質的には利子を伴う金融取引を、物の取...続きを読む