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「人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?」「『夜のオンナ』はいくら稼ぐか?」に続く地下経済3部作。チェコに登場した「0円フーゾク」、ドイツに登場した「エコ割フーゾク」、オーストラリアで株式上場した売春宿など、世界の「夜のオンナ」の最新事情が満載。新聞では読めない新たな世界の経済動向が見えてくる。
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Posted by ブクログ
テレビで人気のエコノミスト門倉貴史氏の著作。 同氏の類書「地下経済白書」では多様な地下経済を俯瞰するだけで物足りなかったが、本書ではセックス関連ビジネスに対しする筆者独自の考察があり、一読の価値あるものとなっている。 セックス関連ビジネスが健全に発展していくために、筆者は「セックス税」の導入を提案...続きを読むしている。 セックス関連ビジネスの弊害を抑止するためにも、政府は真剣に「セックス税」の導入を議論する必要があるのではないか、と思ってしまうほど、それなりに説得力のある文章。 軽やかな内容で、移動中の読み物に最適。
[ 内容 ] 「夜のビジネス」の世界市場規模は55兆円。 世界の「夜のオンナ」たちが稼いだお金の行方を探る。 [ 目次 ] 第1章 搾取される開発途上国の「夜のオンナ」たち(開発途上国の男性優位社会が売春を促す;タイの「夜のビジネス」はベトナム戦争の遺産 ほか) 第2章 合法と規制の狭間で揺れる先...続きを読む進国の「夜のビジネス」(先進国の「夜のビジネス」の仕組み;米国デンバーで買春するとテレビで顔と名前が晒される ほか) 第3章 日本の「夜のオンナ」最新事情(締め出される「風俗案内所」;わいせつDVD販売に対する規制も強化 ほか) 第4章 世界同時不況と「夜のオンナ」(金融危機が「夜のビジネス」を直撃。エコ割引の登場;カジノの収入減がセックス関連産業にも影響 ほか) 第5章 「セックス税」導入のススメ(「タバコ税」「酒税」のように「セックス税」を;「セックス依存症」という恐ろしい病気 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
ポーランドの経済規模に匹敵する55兆円の経済規模である「夜のビジネス」, それに対しての世界各国の関り方を紹介、考察している。 「セックス税」の導入とか非常に興味深い。
日本を含む世界各国の性産業(キャバクラやホストクラブを含む)事情を詳しく紹介。売春が合法の国、セックスアカデミー、セックス税について、など現在やこれからの性産業について考えるのにもってこい。合法化することで性病やエイズの根絶につながることや性産業からの税収を見込めることには強く同意。日本にもセックス...続きを読む税を導入すべきと主張しているがこれはそう遠くない将来に実現するんじゃないか。
日本と世界の夜のビジネスの実態が紹介されている一冊 著者は、夜のビジネスを合法化し、セックス税を導入することで 業界全体の透明性が向上するのではと主張している 日本で昭和初期まであった公娼制度ではないが、公認する代わ りに人身売買など非人道的行為を規制するのも、一案だとは思う
セックス産業がなくなる見込みはまずない。 日本にも、酒税、タバコ税と並んで、セックス税を導入せよと言う著者の意見には賛同する。 ただし、セックス税はアルコールやタバコに比して抜け道が多そうな気もするのだが。
あまり表には出ない夜のビジネスの経済効果や実態について簡単に解説した新書。 日本人男性がかつて東南アジアで売春ツアーを盛大に行っていたり、海外から留学生などの名目で女性を連れてきてパスポートを取り上げ、劣悪な環境で売春を強要するなどの「人身売買」を行っていることが、国民よりも海外で周知されているこ...続きを読むとが残念。 セックス税の導入など、現状ではムリであっても、グローバルな視点で新しい切り口を提案しているのは興味深かったです。 by太郎
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「夜のオンナ」の経済白書 ──世界同時不況と「夜のビジネス」
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