辻堂魁のレビュー一覧
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風の市兵衛15巻
返弥陀ノ介と青がそーいうことになろうとはとは!
でもそうなってもおかしくないかもしれない。
(市兵衛とじゃなくてよかったという思いもあり)
最後切なくて。ちょっとうるうるしてしまった。Posted by ブクログ -
町民文化が盛んになり、武士と町民の身分の垣根も低くまる時代、九十九九十郎の仕舞屋の仕事は相変わらずに忙しい。仕舞屋とは世の中の揉め事やごたごたを話し合いで解消するという仕事である。要するにもみ消し屋である。
江戸に酒卸の大店となっている三雲屋の女将お曽良が九十郎のところにやって来て、岩槻にいる七雁...続きを読む -
関東8州の賭場で賽子を転がす女つぼ振り「おまさ」は渡世暮らしである。賭場ではいつも青紬を着てつぼを振る。
今、青梅に宿を取り、江戸への旅路に思いを馳せているところだった。
その時ちょうど江戸から秩父へ帰る親子3人連れと同宿になったが、江戸からの追っ手に親二人は殺されてしまい、「お玉」という小さな...続きを読む -
内容(「BOOK」データベースより)
舟運業者らが開いたご禁制の賭場から大金が奪われたとの噂が流れ、次いで勘定奉行所の役人が殺された。萬七蔵は事件の探索を始めるが、そんな中、かつての親友・連太郎が訪ねてくる。七蔵は再会を喜ぶも、友の様子は微妙に変化していた。やがて友に関する重大な事実が明らかになり…...続きを読むPosted by ブクログ -
風の市兵衛シリーズは少し難解なので、地名や熟語の意味を調べながら読み進めるのが楽しみ。そして市兵衛を始めとする登場人物の過去や人物像が徐々に明らかになってきて、1話完結するストーリーに深みを加えている。市兵衛さんはいつ伴侶を得られるのだろうか。続編を読みたくなる。Posted by ブクログ
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内容(「BOOK」データベースより)
内藤新宿のはずれ、成子町で比丘尼女郎の千紗が首の骨をへし折られ殺害された。犯行を目撃しただろう妹は姿を隠してしまう。探索する北町奉行所平同心の日暮龍平は、千紗が執拗に付きまとう男から逃れるため、深川から流れてきたと知る。さらに過去を辿ると、千紗と妹との因果が明...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
佃島の海に男の骸があがった。役人が正視できないほどの撲殺であった。仏は石川島の人足寄場を出たばかりの無宿人と見られたが、成り変わりと判明。探索の結果、三年前に起きた未解決の妙な押しこみ事件が浮上し、ひとりの風鈴を愛する妾の関わりが疑われる―やがて、すべての真実...続きを読むPosted by ブクログ -
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「父の仇・柳井宗秀を討つ助っ人を雇いたい」渡り用人・唐木市兵衛は胸をざわつかせた。請け人宿の主・矢藤太によると、依頼人は女郎に身をやつしているが、武家育ちの上品な女らしい。しかし、二人の知る宗秀は病に苦しむ人々に寄り添う仁の町医者である。真...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
「ああいう男はとり除かねば」文政半ばの年末、江戸城内外で奥祐筆組頭・越後織部は謀議を重ねていた。翌春、長兄で目付・片岡信正の婚儀の喜びも冷めぬ中、今は市井に生きる末弟・唐木市兵衛は、信正配下の小人目付・返弥陀ノ介捕縛、責問の報に驚愕。信正も謹慎中と知り、真相の...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
“算盤侍”唐木市兵衛に、貧乏旗本の倅が犯した金貸し婆斬殺事件を洗い直してほしいという依頼が入った。調べを開始した市兵衛は、失踪した御家人一家の捜索に当たる定町廻り同心・渋井鬼三次と度々遭遇、手を組むことに。やがて事件の背後に花町の顔役と羽振りのいい骨董屋、元勘...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
九歳になる音羽の色茶屋の倅・藤蔵は、勘定方を輩出する算勘専門の私塾入門を目指し、“算盤侍”唐木市兵衛を師に招いた。同じ頃、市兵衛の周囲には、殺気を纏う托鉢僧や謎の祈禧師集団が出没、不穏に。一方、芸者勤めをする藤蔵の姉・歌は、旗本・桜井長太夫につきまとわれていた...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
高砂が流れる北相馬藩江戸藩邸で、勘定人・中江作之助が斬殺された。算盤侍“風の市兵衛”は、病死と報された息子の死に疑念を抱き、出府してきた老侍・中江半十郎と知り合う。やがて遺品の勘定書を託された市兵衛は、それが藩を壟断する一派の悪行が記された物と気づく…。かつて...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
お家騒動で揺れる出石藩の姫君が江戸市中で命を狙われた。武蔵国等々力村に身を潜めた姫の護衛に選ばれたのが、算盤侍の唐木市兵衛。美貌の上に天衣無縫な姫君、初めての市井の暮らしに目を輝かせるが、農民の困窮に心を痛める。そして無謀な行動に出たことから敵方に知られること...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。“算盤侍”の唐木市兵衛である。使用人の不正を明らかにしてほしいということだったが、折しも広国屋で使う艀に直買い(密輸)の嫌疑がかかっていた。市兵衛は店を牛耳る番頭の背後にいる、古河藩の存在を知る...続きを読むPosted by ブクログ -
内容紹介
<話題沸騰の『風の市兵衛』早くも第二弾!/「本書は、一作目の二倍面白い!」と。縄田一男氏、驚嘆!>
内藤新宿開宿以来の老舗磐栄屋が窮地に陥っていた。不当に立ち退きを命じられた挙句、主天外と跡取り息子が何者かに襲われたのだ。そんな最中、風のように一人の男が現われる。“算盤侍”唐木市兵衛で...続きを読むPosted by ブクログ