感情タグBEST3
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遠すぎず近すぎない、器用だけど完璧じゃない。そんな主人公の活躍がリアルで痛快。極悪人とも言い切れない、人間らしさのある敵もまたいい。これこそ、今の気分にぴったりの時代小説だと思う。
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私だけかもしれないが読者の好む展開は下品になりがち。そこをヒラリとかわし、さらりと風のように展開させていく文章に高感度大。時代小説に欠かせない身分という要素、理不尽に捻じ曲げると
ファンタジーになってしまうのをうまくあしらっていて脱帽。最近の時代小説は軽くて浅いと感じている方、お勧めです。
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この手の時代劇物で長年疑問だった 悪役が何故か殺さなくてもいい人を殺しそれが事件発覚のきっかけになる、ってのがキチンと理由付けしてあって
そこがすこぶる気に入った。
他にも敵っぽく現れた二人組が実は
って展開も良かったし
何より冒頭から出てくる重要な脇キャラになるであろう鬼しぶが良いキャラしている。
主人公の職業設定もこれなら毎回新たな事件に絡められそうで次回作も楽しみ。
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こら面白い。次巻欲し病になること間違いなし。
話としてはベタなストーリーなのだけど、
話の展開と文章の読みやすさが相まって、ページを捲る手が止まらん。
一気に読んでしまった。
時代モンは癖になるのぅ。
ドラマも気になる。
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算盤侍といういかにも武士が本来の役割を見失った江戸時代らしい職業?の主人公 市兵衛が、会計やビジネス開発の能力を活かして生活に困っている武家に期間限定で雇われて構造改革をサポートする。
市兵衛は単なる頭でっかちの侍ではなく、家柄が良く、文武両道でかつ正義感が強い弱者の味方という分かりやすいヒーローなので、幅広く受け入れられている人気シリーズというのも頷けます。
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ドラマから。刀を差してはいるが算盤で家計や家財を調べる「新米師匠を思わせる頼り気な顔立ち」の唐木市兵衛。 これは人好きしますわ。 テンポよい展開で楽しく読むことができました。
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内容(「BOOK」データベースより)
柳原堤下で、武家の心中死体が発見された。旗本にあるまじき不祥事に、遺された妻と幼い息子は窮地に陥る。そこにさすらいの渡り用人唐木市兵衛が雇われた。算盤を片手に家財を調べる飄々とした武士に彼らは不審を抱くが、次第に魅了される。やがて新たな借財が判明するや、市兵衛に不穏な影が迫る。心中に隠されていた奸計とは?“風の剣”を揮う市兵衛に瞠目。
平成29年2月10日~15日
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市兵衛の武士としての佇まいが清々しく、ストーリーもサクサクっと展開し、脇役も味のある面々が揃い、楽しみなシリーズだ。ただ、13歳の時に家を出たその辺りが、(これからわかるのだろうが)何か腑に落ちないけれど…
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1巻1話の長編シリーズ。
現在進行形で現在11巻まで。
本屋でシリーズ全部が並べられてて、
表紙に惹かれて読んでみる。
おもしろい。
経理の契約社員みたいな職業の侍が、
いろいろ事件を解決って話。
文章が幾分硬く、
また、1冊1話の制限のせいか、
後半から事件解決までの流れが少しあっけない。
主人公の職業こそ珍しいが、
ベタだなあって部分が大分多い。
いろいろ思うところはあるけれど、
おもしろさの方が上。
後半のあっけなさは急展開のドキドキ感につながるし、
ベタな展開はベタだからこその待ってました感がある。
何巻も読んでいくと主要キャラたちにも愛着が出て、
男の付き合いがとても気持ちよい。
ただ、最も売りであるはずの
「算盤侍」っていう主人公の職業が
段々活かされなくなってきてる事は残念。
1巻が1番おもしろかった。
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期待半分でしたが、設定がさすらいの用人
しかもそろばんだけじゃなく剣も風の剣も達人
兄は・・・いやあ、盛りだくさんだし、事件の
スケールもデカイ
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人気時代小説シリーズの第一作目。評価としてはイマイチ。
津軽(阿片)を題材とした事件を描くのは非常に興味深い。ただ、黒幕や動機は早めに判明し、謎解き展開ではなくなる中、殺陣や逮捕劇も派手でなく、中国の武術という飛び道具が最大の見どころとなるなど話が散らばりすぎな感が強い。途中で柳屋の動機に言及していた市兵衛が自ら切り捨てるのも違和感。
人物も脇役も返や鬼しぶは良いキャラだが、主人公の市兵衛がスーパーマンすぎて興醒め。剣を捨てて算術や商学を極めたという設定ではダメだったのだろうか。そして武の右腕を登場させた方が個人的には良かったと思う。鬼しぶが斬られる展開は驚きだったが、ご都合主義で奇跡の復活というのは何だかなぁという感じ(例えば始末を請け負った宗七が実は主人のやり方に疑問を抱いていて留めを刺さなかったという話なら腑に落ちたが、長治の手際を批判した柳屋の、その右腕が直後に同じミスをするのはお笑いものすぎる…)。
高松家への奉公は今回で終わりで市兵衛は渡り鳥を続けていくよう。市兵衛のキャラクターにもっと深みが出てくると良いのだが。
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“風の剣”を使う唐木市兵衛、賢く強く控え目で、ひたすらかっこいい。
ドラマを先に見たので、私の中では、市兵衛は向井理さん、渋井鬼三次は原田泰造さん、片岡信正は筒井道隆さんでした。
続編も読みたいです。
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内容(「BOOK」データベースより)
柳原堤下で、武家の心中死体が発見された。旗本にあるまじき不祥事に、遺された妻と幼い息子は窮地に陥る。そこにさすらいの渡り用人唐木市兵衛が雇われた。算盤を片手に家財を調べる飄々とした武士に彼らは不審を抱くが、次第に魅了される。やがて新たな借財が判明するや、市兵衛に不穏な影が迫る。心中に隠されていた奸計とは?“風の剣”を揮う市兵衛に瞠目。
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シリーズ第1作。
心中した旗本に借金があることがわかり、遺された家族は窮地に陥る。家計をなんとかするために雇われた渡り用人の市兵衛は算盤を片手に家財や帳面を調べていくが、心中と思われた事件に裏があることがわかり…
算盤侍という主人公設定が面白い。旗本などの武士が半年や数年雇用の人間に家計を預けていたとは知らなかった。主人公の市兵衛は数字に強く頭脳明晰、剣の腕もたち人柄は温厚で爽やか、というちょっと出来過ぎの人物だが、安心して読める。
敵キャラをもっと膨らませたら面白かったかも。でも長くなるから書き下ろしでは無理か。
個人的には男くさすぎずラノベでもなく、さっぱりしたところが波長が合ったので、これはシリーズ読んでみたいと思った。(しかし時代小説のシリーズって順番がわかりづらいので、タイトルに数字をつけてほしい…)
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ありきたりな時代小説。主人公が算盤侍という目新しさはあるが、剣の腕前は凄いし雇われた未亡人とも良い雰囲気になったりとお約束通り。
定番すぎる。
期待はずれ
算盤侍という設定に目新しさを感じて読みましたが、ストーリーとは関係ない情景描写がしつこいくらいに書かれ、読んでいてイライラしてきました。
この作者の作品は、この一冊でじゅうぶんです。