感情タグBEST3
満足出来て満ちたりた気分になる
いろんな登場人物がそれぞれ絡み合いストーリが展開し、ヒトの心を揺さぶる感情表現が見事。
テンポよくサクサク進むとこも好き。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
定町廻り“鬼しぶ”の心配をよそに、唐木市兵衛は未だ大坂に在った。世話になった長屋のお恒の息子が、突然、殺されたのだ。堂島の蔵屋敷で働く孝行息子だったが、その背中には幾つもの刺し傷があった。下っ引の良一郎らと下手人を追う市兵衛。堂島は米の取り付け騒ぎに震撼していた。同じ頃、市兵衛をつけ狙う刺客が現れた。気配からかなりの凄腕と思われ…。
令和元年8月28日~29日
Posted by ブクログ
旗本の家柄ながら元服後すぐに出奔。大坂で商売と算術を、奈良の興福寺で剣術を学び、江戸に戻って臨時雇いの用人稼業で生計を立てる唐木市兵衛の活躍を描く、時代サスペンス。大坂編第2弾。
シリーズ25作目。第弐部5巻。
* * * * *
今回も陰謀の規模は中程度でした。市兵衛にとっては兄のバックアップが望めない状況なので妥当な設定だと思います。
殺陣のシーンも市兵衛の腕前は達人のレベルで、一時の超人レベルでないというところが好ましい。何より市兵衛の卓越した推理力がわかる展開で、ミステリーとしても楽しめました。
「唐木市兵衛には無理がない」
「風は自在に吹く」
短いセリフで示された市兵衛のスタンスが印象に残る作品でした。