辻堂魁のレビュー一覧

  • 風塵(下)風の市兵衛[10]
    これも何ともスケールの大きな話だよな。20数年間に及ぶ因縁に、アムール川まで出てきて、話がまとまるのかと、余計な心配をしてしまった。でも、今回は、敵味方共に、天晴れな人物ばかりで、敵役に本懐を果たさせてやりたかった、という気がした。(結果的には、本懐を果たしてんだけど)
  • 五分の魂 風の市兵衛[8]
    やっぱり、面白い。取り上げる内容も、現代的だ。でも、江戸時代から、投資話がらみの詐欺ってのがあったのかな?
  • 残照の剣 風の市兵衛 弐[27]
    今回のメインは川越藩 松平家の内紛に絡む話。
    市兵衛と矢藤太が連れ立って向かった割には悪役陣は悪知恵も剣の腕も大した事なくて、割とあっさり片付いた印象です。
    早菜は近江屋に嫁ぐのか、はたまたまさかの市兵衛に嫁ぐのか。良一郎と早苗の青臭い恋愛より、こっちの方が遥かに気になる。
  • 風立ちぬ(下)風の市兵衛[7]
    難しい!悟りの境地には程遠い人間からしたら、市兵衛は、出来すぎていると思うけど。でも、作品としては、やっぱり、面白い!
  • 天空の鷹 風の市兵衛[5]
    面白い!清々しい!立ち回りシーンが凄い!まだ、シリーズが続くので、主人公が死ぬはずが無いことは判っているのに、ハラハラした。
  • 月夜行 風の市兵衛[4]
    龍玄が出て来たのには、びっくりした。こんなのありか?ずるくない?最後の立ち会いの場面は、さすがと思った。
  • はぐれ烏 日暮し同心始末帖
    思っていた通り、無茶苦茶面白かった。このシリーズも、読み進めなくちゃいけなくなってしまった。しかし、風の市兵衛シリーズも3刊までしか読んでないので、ヤバイなあ!
  • 五分の魂 風の市兵衛[8]
    風の市兵衛第8巻
    借金をして罪を犯した御家人の原因探索
    このシリーズにしては結構グロ表記がある
    エピローグ長いから好き
  • 川烏(かわがらす)~介錯人別所龍玄始末~
    「無縁坂」からの二作目、
    介錯と刀の切れ具合を試す事を生業とする若者のお話。
    いろんなしがらみから切腹もしくは介錯される者にも、それぞれのドラマがある。
    それを知った上での生業。
    境地は無我か。
  • 風の市兵衛[1]
    ヤバい❗面白い‼️このシリーズにも嵌まりそうだ。先は長いぞ。嬉しい悲鳴というのは、こういうことを言うのだろう。
  • 無縁坂~介錯人別所龍玄始末~
    咎人、武士の介錯を生業とする若き主人公と美しい妻、赤子を巡るお話。
    現代であれば死刑執行人、しかも自らの刀で介錯するという仕事。
    心の平静を保つ天秤は妻と赤子か…
  • 風立ちぬ(上)風の市兵衛[6]
    初の上下巻の上巻
    家庭教師と火盗集団と昔のライバル的な話が出てくる。
    市兵衛を好いてるように見えるお歌とこ今後
    下巻が楽しみ
  • 天空の鷹 風の市兵衛[5]
    今回の5作目が1番面白かった。
    設定が好き。
    だけどもう少しエピローグを重くして欲しかった。
    50人を相手にってどんだけ強いんよ。
  • 月夜行 風の市兵衛[4]
    出石藩仙石家の内紛の話
    命を狙われた藩主姫君の用心棒として雇われる
    最後の大立ち回りで市兵衛は何人斬ったのか気になる。数を書いてくれた方がわかりやすいかな。
  • 無縁坂~介錯人別所龍玄始末~
    この作品は、非常に不思議なものだと思う。切り会いや切腹の場面は壮絶なんだけど、赤ん坊の娘と向きあっている画づらは、下町人情物のようにホンワカしていて、ほっとする。この場面があるから、先を読み進めることができるのだろう。
  • 川烏(かわがらす)~介錯人別所龍玄始末~
    この人(辻堂さん)の作品は、何冊か読んだけれど、「介錯人」シリーズは初めてで、不覚にも、シリーズ2作目を先に読んでしまった。早速、1作目も買ったけど、やっぱり、この続きも読み続けるのだろうな⁉️それほど面白い‼️
  • 山桜花 大岡裁き再吟味
    シリーズ2作目。
    前作より面白かったように思う。

    前作の感想で、過去の裁きを調べ直す、と言う設定なので、既に大罪人として裁かれ亡くなってしまった人の命は戻らず、歯がゆい、と言うようなことを書いた記憶があるのだが、
    勿論、今回も同じ設定で、過去の裁きの再調べ、なのだが、
    今回は17年前に殺されてしま...続きを読む
  • 山桜花 大岡裁き再吟味

    「十一」が越前守から禄をもらう

    大岡越前は本能寺の住持、日彦が死の間際に言い残した悔恨の言葉を聞いて、17年前に起きた寺小姓、直助殺しの事件の再調査を古風十一に依頼する。
    御鷹匠番餌差、古風十一は若く溌剌とし、加えて頭の良い好青年である。十一は越前守に見込まれて、わずかだが禄を貰って仕えている。
    もっとも、事件は17年も経って...続きを読む
  • 山桜花 大岡裁き再吟味
     大岡越前守忠相。還暦を越えてもなお吉宗の計らいで寺社奉行として幕閣に留まる旗本だ。忠相には南町奉行時代に下した裁きの中に引っ掛かりを覚えるものがあり、晩年を迎え内々に再吟味に乗り出すことにした。
     シリーズ2作目の本作は、本編4章と序章および結章からなる。
             ◇
     今回の再吟味は ...続きを読む
  • 春風譜 風の市兵衛 弐[31]
    内容(ブックデータベースより)

    市兵衛、愛情ゆえに断ち切れた、父子の絆を紡げるか!
    利根川の利権争いの絶えない我孫子宿近在で、二組の父子を陥れた悪夢とは!?

    唐木市兵衛は我孫子宿近くの村を訪れていた。小春の兄の又造が、妹と≪鬼しぶ≫の息子・良一郎との縁談を知り家出したのを、迎えに出たのだ。ところ...続きを読む