山桜花 大岡裁き再吟味

山桜花 大岡裁き再吟味

792円 (税込)

3pt

4.0

古風(さきかぜ)十一(じゅういち)、話を聞く耳を持て。
裁きの陰で泣いている者はおらぬか。晩年の大岡越前を支え、少年の死の謎を追う若き十一。

町奉行から外れても、大岡越前は裁きが気にかかる。
十七年前、寺の年若い下男が折檻されて殺され、山桜の下に埋められた。父親が下手人御免の願いを出し、皆、お咎めなしと決した。
その事件にいま、ある疑惑が浮かぶ。大岡越前は、鷹匠の子・古風十一に探索を命じた。
あの裁きは正しかったのか?〈文庫書下ろし〉

辻堂 魁の「次」はこれだ!
味わい豊か、情感あふれる異色の事件帖。若き古風十一の活躍を描く、上質な時代書下ろし小説!

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大岡裁き再吟味 のシリーズ作品

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1~3件目 / 3件
  • 落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味
    748円 (税込)
    大岡裁きで勇名を馳せた大岡越前は還暦を迎え、江戸町奉行(南御番所)から寺社奉行に転出していた。閑職ではないものの、大岡は事あるごとに江戸町奉行職の記録を捲って振り返る。本当に裁きが正しかったのかどうか気になってならない事件があるのだ。大岡は鷹狩で知り合った若い餌差・十一を使い過去の事件の捜索を始める。事件の鍵は意外なところにあった。その驚愕の真相とは?(講談社文庫50周年書き下ろし作品)
  • 山桜花 大岡裁き再吟味
    792円 (税込)
    古風(さきかぜ)十一(じゅういち)、話を聞く耳を持て。 裁きの陰で泣いている者はおらぬか。晩年の大岡越前を支え、少年の死の謎を追う若き十一。 町奉行から外れても、大岡越前は裁きが気にかかる。 十七年前、寺の年若い下男が折檻されて殺され、山桜の下に埋められた。父親が下手人御免の願いを出し、皆、お咎めなしと決した。 その事件にいま、ある疑惑が浮かぶ。大岡越前は、鷹匠の子・古風十一に探索を命じた。 あの裁きは正しかったのか?〈文庫書下ろし〉 辻堂 魁の「次」はこれだ! 味わい豊か、情感あふれる異色の事件帖。若き古風十一の活躍を描く、上質な時代書下ろし小説!
  • うつし絵 大岡裁き再吟味
    825円 (税込)
    関所破りは磔が定め。武州栗橋の関所で偽造の往来手形が発覚、諸国放浪の絵師土田半左衛門が捕らわれた。 江戸の評定所での調べは淡々と進んだが、寺社奉行の大岡忠相は「小普請組旗本の内藤斎樹なる侍を知らぬか」と脈絡のない名を出し、周囲を混乱させる。 半左衛門が放浪の旅に出たという十五年前、旗本倉橋家の若侍が斬られ、疑いのかけられた旗本家当主内藤斎樹は割腹し、面目を保ったとして両家が決着、調べが止まった事件が大岡忠相の記憶に甦った。 謎を謎のまま残してはおけない大岡越前。 半左衛門あるいはその父土田庫之助と内藤斎樹とは関わりがあったのではないか? 大岡忠相の意を受けて、鷹匠の子・古風十一や元読売屋の金五郎たちが動きはじめる。 だが相手は格式ある旗本家、決着済みの事件を掘り返す大岡忠相への反発は強い。 浮かびあがってきたのは、武家に仕える希みを失って隠売女商売に手を染めた土田庫之助の転落と、娘を惨殺された歌比丘尼大鶴の悲痛な嘆きだった。 蓋をされた十五年前の事件に隠された人々の哀感をていねいに描き出す、辻堂魁の調べ直し事件帖!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

山桜花 大岡裁き再吟味 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    楽しく読めた。ちょっと話が飛びすぎてたけど、まぁ、いつも通りの感じでした。
    そこまで登場人物を多くする必要があったかどうか・・・?な気もしました。

    0
    2023年12月05日

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。
    前作より面白かったように思う。

    前作の感想で、過去の裁きを調べ直す、と言う設定なので、既に大罪人として裁かれ亡くなってしまった人の命は戻らず、歯がゆい、と言うようなことを書いた記憶があるのだが、
    勿論、今回も同じ設定で、過去の裁きの再調べ、なのだが、
    今回は17年前に殺されてしま

    0
    2023年02月28日

    購入済み

    「十一」が越前守から禄をもらう

    大岡越前は本能寺の住持、日彦が死の間際に言い残した悔恨の言葉を聞いて、17年前に起きた寺小姓、直助殺しの事件の再調査を古風十一に依頼する。
    御鷹匠番餌差、古風十一は若く溌剌とし、加えて頭の良い好青年である。十一は越前守に見込まれて、わずかだが禄を貰って仕えている。
    もっとも、事件は17年も経って

    #切ない

    0
    2023年02月14日

    Posted by ブクログ

     大岡越前守忠相。還暦を越えてもなお吉宗の計らいで寺社奉行として幕閣に留まる旗本だ。忠相には南町奉行時代に下した裁きの中に引っ掛かりを覚えるものがあり、晩年を迎え内々に再吟味に乗り出すことにした。
     シリーズ2作目の本作は、本編4章と序章および結章からなる。
             ◇
     今回の再吟味は

    0
    2023年01月22日

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