辻堂魁のレビュー一覧
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第十二弾
兄信正と佐波との婚礼から出産の間に、執拗な罠が、これまで偶然が本編では逆に
男の嫉妬は見苦しく、そして黒幕は馬鹿にした仲間に城中で殺され、最後には偽装を誤標示とする菓子屋までPosted by ブクログ -
市兵衛という男はどんな場面、状況でも自分にできうる事をやり遂げようとする。現代人にそこまで真摯に物事に取り組み続ける人はどれだけいるのだろうかと考えさせられてしまう。Posted by ブクログ
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醤油酢問屋の窮地を持ち前の算術・剣術で救うべく動く唐木市兵衛。徐々に市兵衛の生い立ちも明らかになってくる。
このシリーズのすごいところは主人公市兵衛を含め、登場人物の心の動きがきちんと書かれているところではないだろうか。その為か読後感も爽やかだ。Posted by ブクログ -
旗本の家柄ながら元服後すぐに江戸を出奔。大坂で商売と算術を、奈良の興福寺で剣術を学び、江戸に戻って臨時雇いの用人稼業で生計を立てる唐木市兵衛の活躍を描く、時代サスペンス。
シリーズ32作目。第弐部 12巻。
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市兵衛と矢藤太は両替商近江屋刀自の季枝の仲介で、下り酒問屋の摂津...続きを読むPosted by ブクログ -
人間を善人と悪人にすっぱり分けられたら、話は早いのだろうけど、世の中、そんなに単純じゃない。今回の敵役も、ある意味、非常に天晴れな人間で、他の作品では主役になってもおかしくないキャラクターだったのに、殺してしまうのは惜しい。Posted by ブクログ
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楽しく読めた。ちょっと話が飛びすぎてたけど、まぁ、いつも通りの感じでした。
そこまで登場人物を多くする必要があったかどうか・・・?な気もしました。Posted by ブクログ -
やっぱり、市兵衛の婿入りは破談になったか!纏まっちまったら、話が終わって仕舞うもんな。でも、今回は、あまりにもハッピーエンド過ぎて、何か、逆に、落ち着かない。Posted by ブクログ
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内容(ブックデータベースより)
命あるうちに、おのれの心残りに始末をつけたい。
遠い昔、別れの言葉もなく消えた女に、
市兵衛は初老の豪商の真心を届けられるのか!?
大人気!感涙の時代小説
還暦を前に大店下り酒屋の主・里右衛門が病に倒れた。店の前途もさることながら、 里右衛門の脳裡を掠めたのは、...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は、派手な立ち回りはなかったけど、相撲の取り組みの場面は、手に汗握る臨場感があって凄かった。全てハッピーエンドではなかったけど、何となく、最後はホッとした。Posted by ブクログ
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今回は密偵中に大怪我をした弥陀ノ介の代役として市兵衛が越後 津坂藩の後継ぎ問題を調査する。
清々しい武士道を持つ忠臣の活躍もあって問題は解決したものの、まさか市兵衛が将軍から扶持を貰うとは、見合いの気配もあるし、これまでのように自由に生きられなくなれば、そろそろシリーズも終わりを迎えそうな予感です。Posted by ブクログ -
大川のお厩の渡しは浅草と本所を結ぶ船渡しである。
本所側の河岸通りを少々北に行った大川端に、萱葺屋根の出茶屋が、《お休み処 やき餅くさ餅》の幟を出している。その店の女将は、おはやと言い、嘗て松江藩、松平家の勘定方下役を務めた田部権之助の娘であった。父が勤め先で不正の疑いを掛けられて訴えられ、家は改易...続きを読む -
読んでる途中から、「もしかしたら?」と思っていたけれど、最後は、「やっぱり!」。でも、封建時代の江戸の世では、好きあっていても結ばれないんだなあ。切ない物語!Posted by ブクログ
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今回は、展開にハラハラさせられたけど、チャンバラのシーンは迫力があって、一気に読み終わった。でも、敵方の動機には、「たったそのくらいのことで、ここまでやるか?」という疑問もあるけど。Posted by ブクログ