プラトンのレビュー一覧
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人類史に残るような偉業は狂気によって生み出された。
俗世的な正気からは、けちくさい奴隷根性しか生まれない。
魂の快活さ、躍動感こそ大事なんだ。
ソクラテスによって語られる恋
―アプロディテの子、エロース―
の物語(ミュートス)は圧巻!Posted by ブクログ -
哲学に生き、死んだ人。哲学・思想と行為を一致させた人。自らの命を度外視して正しさを主張した。
哲学の基本書。プラトンの著作はたいてい対話形式で書かれているが、この著作に限っては、途中メレトスとのやりとりがあるものの、主としてソクラテスの一方的な独白形式で話が進む稀な作品。確かに弁明という性質上、形...続きを読むPosted by ブクログ -
版が違うかも。家のは新装版『世界の大思想』3 です。
けして忘れない。
「Ich kann nicht anders,Hier stehe Ich…わたしはここに立つ。他になしようがない。」と言う言葉を。Posted by ブクログ -
哲学書の古典だと身構えていたが、法廷を舞台にしたエンタメ小説かと思うくらいの読みやすさ。
特にメレトスの告発を鮮やかに論破する「新しい告発への弁明」は、日曜劇場のような爽快感。
加えてソクラテスは、彼が死刑に抗わなかった理由にまで一本の筋を通していて、さながら少年漫画の主人公のなのだ。
Posted by ブクログ -
おもしろかったなあ
これが紀元前の作品だなんて…今読んでも色褪せないし、対話形式だから私たちの疑問も拾いながら連れて行ってもらってる感覚になる
考えることについて、その方法を物語形式で教えてくれている
中高生ぐらいのときに出会えていたらなあと思わずにはいられない
ソクラテスが処刑で死んだ理由は何と...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に難解な内容であるので、ぜひ、解説まで読んでほしい。少し理解が進むだろう。
そして、「ソクラテスの弁明」、「クリトン」に加え、「ファイドン」(パイドンと思われる)の3作は、「この世界史上類なき人格の、人類の永遠の教師の生涯における最も意義深き、最も光輝ある最後の幕を描いた三部曲とも称すべき不朽の...続きを読むPosted by ブクログ -
国家を読んで鬱陶しいなあと思ったソクラテスの印象はそこまで変わらないが、正義や徳を追い求めようとする姿には哲学者としてのイデアが垣間見えたような気がした。Posted by ブクログ