プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

715円 (税込)

3pt

「人間の徳(アレテー)は、教えられるものなのか?」「ソフィストとは、そもそも何者か?」。若くて血気盛んなソクラテスは、アテネを訪問中の老獪なソフィスト、プロタゴラスのもとにおもむき、徳をめぐる対話を始める。しかし、議論は二転三転。次第に哲学的色彩を強めながら、やがて意外な結末を迎えることになる。躍動感あふれる新訳で甦る、ギリシャ哲学の傑作!

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プロタゴラス~あるソフィストとの対話~ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年01月22日

     2011年5月23日(月)に阪大生協書籍部豊中店にて科研費で購入。同日読み始め、25日(水)に読み終える。

     訳文も読みやすいし解説もすばらしい。これは訳者というよりも光文社翻訳編集部に対する意見だが、たしかに訳者もあとがきで書いているようにプラトンの『プロタゴラス』は藤沢令夫訳が出てからすでに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月17日

    [高橋一生が演じているかのような生き生きとした鼻持ちならないアリストテレス]

    ソクラテスの対話編を読むのははじめて。それ以上に古代ギリシャ哲学について書かれた本を読むのもはじめて。
    しかし神業のような翻訳によって、まるで脚本 宮藤官九郎、ソクラテス 高橋一生というようなイメージで一気に読んだ。

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    Posted by ブクログ 2018年12月19日

    ・哲学者プラトンが書いた初期対話篇です。
    この書を読めば、如何にソクラテスが「知」というものを重視し、また自分は何を分かっており、何を分かっていないのかの線引きをハッキリさせる事に真剣だったかが理解出来ます。

    新訳なのでスラスラ読めました。おすすめです。

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    Posted by ブクログ 2024年05月03日

    おもしろかったなあ
    これが紀元前の作品だなんて…今読んでも色褪せないし、対話形式だから私たちの疑問も拾いながら連れて行ってもらってる感覚になる
    考えることについて、その方法を物語形式で教えてくれている
    中高生ぐらいのときに出会えていたらなあと思わずにはいられない

    ソクラテスが処刑で死んだ理由は何と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月17日

    難しかったけど、読めなくはなかった。
    対話形式でアレテーについて深めていく内容で、ソクラテスの論理的な思考が物凄いなと思った。仮説を立てて証明を行なっていく様がとても面白かったし、物事を深く考えるのって楽しいんだなと思った。

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    Posted by ブクログ 2017年12月17日

    徳(アレテー)について。ソフィストのプロタゴラスとの対話。アレテーとは何か。アレテーは人に教えることができるのか。哲学とは、生きるとは対話(ディアレクティーク)。プラトンに貫かれている真理だと思う。

    17.12.17

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    Posted by ブクログ 2016年07月30日

     ソクラテスは、知者として高名なプロタゴラスに対して最大限の敬意を払い、持ち上げると見せて、彼の演説の中の、一見些細なことにも思える問題点を指摘する。はじめは余裕で応じていたプロタゴラスも、ソクラテスから次々と繰り出される質問に次第に追い詰められ、最後は自分の発言の誤りを認めざるを得なくなる。そんな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月31日

    ソクラテスがプロタゴラスに徳をテーマに論戦を挑み三段論法炸裂によるカタルシスは痛快というか、物語性がある。
    古典新訳文庫は本当に読みやすい。

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    Posted by ブクログ 2012年03月31日

    若き日のソクラテスが、当代最強のソフィストであるプロタゴラスとの間でスリリングな論争を繰り広げる。
    苦戦を強いられるソクラテス。
    果たして戦いの行方は!?

    カジュアルな訳文で、心地よく読み進めていくことができる。また、いわゆるソクラテス・メソッドの実践本としても読むことができる良書。

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    Posted by ブクログ 2012年02月27日

     「人間は万物の尺度である」という言葉で知られる高名なソフィストであるところのプロタゴラスとソクラテスの徳に関する対話篇。ソクラテスというのは、本当に人を喰ったようなたぬきオヤジだなとつくづく思った(笑)。そして抜群に頭がいい。対話の主導権を握る方法の最も最古のものはソクラテスなのではないかと思って...続きを読む

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